「どんでん返しで、本当の恐怖は最後にやってくる」変な家 未佐緒00さんの映画レビュー(感想・評価)
どんでん返しで、本当の恐怖は最後にやってくる
本屋でも原作、漫画が並んでいたけどどちらも読んではいないのですが、映画になるというので、そんなに面白いの、キャストがいいわと思って行ってきました。
変わった間取りの家、なにか秘密があるのかもしれない。
動画配信者の雨宮は最初はアクセスUPの為に関わっていくことになるけど、最初は怖いものみたさっていうのもあると思います。
佐藤二朗さんの演じる設計士の話し方が、みょーにそそるのです。
話が進むうち、主人公は騙されていた、どんでん返しという出来事が出てきて、思わずどういうことなのと観ている側も、びつくり。
ホラー的要素もあって、どんな秘密がと思うのですが、これって現実にあっても不思議はないと思ってしまいました。
過去の陰湿な事件が呪い、供養しなければ祟られるという言葉で人は惑い恐怖に駆られて供養するという道を選ぶ、山奥の人里離れた村なら絶対にない、なんて言い切れない。
しかも、人々は薬を飲まされて洗脳されている、マイナス要素、普通なら、そんな簡単にできるわけ無いだろうと思うのです。
でも、ここで気になるのが高嶋政伸が演じる森垣清次という男の存在、この男が色々と細かい部分、監視、薬を手に入れるなど手伝っていたら不可能ではないと思うのです。
消息不明になった姉を探す妹、ふと思うのですが、雨宮に接触する前、それ以前に本家に行こうとしなかったのは、やはり不気味さ、気持ち悪さを感じてのことだったのかなと思うのです。
この間取りはおかしい、変だ、殺人という行為の為に作られた家なんて言い出す栗原の言葉に思わず、頭がいいのか、悪いのか、どちらと思ったのですが、この人が一番、雨宮より頼りになると思ってしまいました。
話が進むうちに、観客を騙そうとしているのなんて思いつつ、スクリーンに釘付けです。
そして本家が燃えたときには、これで皆、助かったと思ったら。
最後のどんでん返しが待っていた。
斉藤由貴の一言が怖い。
恐怖が再び、自分の脳内を襲ってきました。
週末のせいか、結構客席も埋まっていて終わった後、原作と違うけど面白かったーって中学生ぐらいの女の子の声も聞こえてきて、これは原作、小説を読むべきかと思案中です。
佐藤二朗さん目当てで行ったのですが、この人と一緒なら、本家に行っても大丈夫、なんて思ってしまいました。