ロスト・キング 500年越しの運命のレビュー・感想・評価
全105件中、21~40件目を表示
勉強不足で観たけれど・・・
勉強不足でリチャード3世のことをよく知らずにこの映画を観ました。
それでもよく理解できてこの映画の良さが分かって楽しめました。
主役のサリー・ホーキンスはこういう感じの役柄ピッタリですね。
正当に評価されない人の気持ちがよく分かり
思ったことを粘り強くやり遂げる気持ちの大切さに感動しました。
元夫も最初は好かん奴かなと思ったけど
家族みんなで応援してくれるようになりいい気持になりました。
大学には胸糞悪かったけど主人公の笑顔に救われました。
タイトルなし(ネタバレ)
面白かった。
でも頭に来た。
正当に評価されなかったり意見を軽んじられたり、
結構イライラした。
感情が見えるのよくないとか、女性に言うのもよくあるけどむかつく。
アマチュア歴史家の人たちに聞いてまわるところワクワクした。
発掘調査の場面、
情報を集め精査して出てくる予想は掘り起こして何か見つかった時点で実績があるのに、信頼されずもどかしかった。
すでにある、今の時代に残ってる情報をまとめた彼女の情熱はすごい。
今までの歴史家も同じ情報を集めることができるのにやってなかったのは情熱がなかったから。
リチャード三世への悪いイメージと興味のなさがあったよう。
シェイクスピアも「フィクションなのにみんな真に受けすぎ」と思ってるかも。
自分の書いたものが意見の根拠にされてもそれ創作なんだけど…って。
数年前発見したニュースを見た覚えがあって、女性が駐車場で見つけたのを知ってたから、少し先がわかって見てた。ちょっと自分でネタバレがあったのが残念。
信念こそ生きる理由になる
特に印象に残ったのは、
フィリッパが
「みんな私のことをME(病気)の人としてみてる」
「でもそれだけじゃない」と心から絞り出したとき。
信念こそ持ち続けることは難しい
自分自身を信じ続けることは本当に困難
仕事や家族などやるべきことがたくさんあり、
また心身の調子が思うようにいかない中で、
周囲の冷笑を乗り越えて、やりたい事をやり続ける彼女は本当にまぶしかった。
最後に。レスター大学の評判がこれで下がると思うとスッキリする!笑
実話に基づく歴史的の発見の裏に。
持病のせいで不当な扱いを受けていた女性がたまたま観たシェークスピア劇に触発されて、歴史の常識にとらわれない持論をもち、それを解明していく。
歴史に完全な素人にも関わらず,これほどの調査と行動力を発揮できるものなのか。
空想の王様が出てきて,導いてくれたり共感してくれたりの演出もとても面白かった。
そしてこの大発見の裏に、大学という権力が汚らしく存在するあたりも、すごく説得力があった。
彼女が子供たちに語る歴史は,きっと夢と希望に溢れてると思う。リチャード3世、嬉しいだろうなぁ(笑)
歴史は後に作られる
息子たちとシェイクスピアの「リチャード三世」を観劇したフィリッパ。リチャード三世は、自分と同様に正当な評価をされていないのではと感じ、その研究に没頭する。そして別れた夫や息子たちの協力で、遺骨探しをはじめ、大学も動かすが。
背中にこぶがあり、甥二人を殺し王位に就き、遺骨は川に捨てられたという悪名高いリチャード三世。その川に碑まであります。しかしフィリッパと同様に疑問に思う人が世界中にいて、リカーディアンと呼ばれています。全然知りませんでした。そして筋痛性脳脊髄炎に悩みながら、真相にたどり着き500年の歴史を覆した、フィリッパに天晴、感動しました。重厚なのに軽妙な物語もよかった。
サリー・ホーキンスが、やっぱりいいなぁ。
ユーモア溢れる脚本
彼女の熱意に感動
とても良かったぁ。家族やリチャード三世のファンクラブの人たちを巻き込んで、墓を暴くまで行くのが凄いエネルギーだし、彼女の熱意と行く末をずっと応援して見ていました。
だからこそ、大学側の対応が酷すぎて「はぁ⁉」と怒りで思わず声を上げてしまった。その後に女王から勲章を承ったりして祝福されたみたいだけど。あれだけは胸糞悪くて嫌だったな。講演で主人公を貶めた教授なんかも合わせて、彼女を蔑ろにした人たちをギャフンと言わせてほしかったよ。まぁそのために作った今作の映画ということなのかもしれませんね。タイミングが合わなくて映画館で観れなかったけどDVDで観れてよかったです。
いい人ね
英国と日本は似てる?
リチャード3世の遺骨が発見されたとき、発見したのが別にどこぞの教授...
リチャード3世の遺骨が発見されたとき、発見したのが別にどこぞの教授とかではない女性というニュースを読んで、わお、と思ったのを覚えている。丁度その頃シェークスピアのリチャード3世も見て、ストーリーも馴染みがあり、ロマンがあるなーなどと思っていた。
映画では中年女性を「主婦」と銘打ったマーケティングをしたりして、それがなかなか映画の中身を悪い意味で反映していて面白かった。もちろん映画そのものも面白かった。
素敵な話。愛すべき主人公!ホーキンス最高
久々に良い映画☺️ WOWOWにて。
【ロストキング 500年越しの運命】
ユニークなストーリーと、とにかくサリー・ホーキンスの絶妙な演技力に脱帽。
ちょっとした仕草や表情、話し方・・・
細やかに感情や心の動きが伝わります。
この人、やっぱり天才❗️
一昨年 映画館で観そびれていたけどこんなに良い映画だったとは。
私の大好きな実話ベース。
イギリスのシングルマザーの主人公フィリッパが、ふとしたきっかけから英国王リチャード3世に興味を持ち、文献や研究者を通じて調べるうちに、未発見の遺体探しにのめり込む。
そして奇跡が起こります!
英国王リチャード3世が幻としてちょいちょい現れる演出が効いていて、対応する主人公フィリッパの優しい人柄が引き立つし、ストーリーのキーになってます。
自身も持病というハンデを持ちながら、職場では正当に評価されず、くすぶっていたフィリッパ。
歴史上 悪名高いとされていたリチャード王の本来の姿と自分を重ねて、おとなしい彼女の探究心に火がつき、のめり込む。
ちょっと引くくらいのめり込むんだけど(笑)頭はいいし人柄もいいから、周りも巻き込んで突き進んじゃう。素敵で可愛い人です。
大学に手柄を横取りされても、え、あの程度の抗議なんだと驚いたし。彼女にとっては名誉よりも愛する王の名誉回復が一番の目的だから。
彼女にだけリチャード王が見えて、その2人の静かな会話の中で何度か泣きそうになりました。
「死人に口なし」
歴史上の話はこんな風に歪曲されて認知されているものもきっと多いのでしょう。
無事正当な王として認められ、埋葬されて、颯爽と馬に乗り丘を上がっていくリチャード王は格好よかった。
なんだか、傷ついた心を癒してもらえた。
サリー・ホーキンスありがとう
奇跡的な事実
フィリッパのインスピレーション
彼女のひらめきがなければ、きっと見つからなかった‼️
そんな気がします。
普通の主婦で2人の息子の母親にして、歴史マニアの
フィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンスに)。
彼女が1988年に読んだリチャード3世の研究書はシェイクスピアの描く
冷酷非情なリチャード3世とは真逆で国を思う愛に溢れた
リチャード3世像が書かれていた。
そして息子と「リチャード3世」の舞台を見てすっかり
リチャード3世にハマりの虜(ファン)になる。
更にフィリッパにはリチャード3世の幻(おすがた)が見えて、
会話をするようになる。
(これは多分、映画として脚色です)
フィリッパは考える。
1、冷酷非情に伝えられてる間違ったリチャード3世の真実の姿。
2、遺骨を発掘する。
3、国王として立派に埋葬する。
4、名誉回復
フィリッパの霊感のことは書きましたが、15世紀に教会に埋葬されてきた
リチャード3世の遺骨は、教会立て直しの際に行方不明になる。
川に投げ捨てられたとの説が有力だった。
しかしフィリッパは遺骨は必ずあると信じていた。
コツコツと調査をはじめる。
川に捨てられたと言う教会の跡地は駐車場に変わっていた。
しかしその跡地の場所に立つと、
なんとも言えない波長のようなものを感じて打たれる。
ひとりの平凡な主婦が歴史的な真実を掘り起こした真実の物語。
途中からトレース大学がフィリッパの手柄を横取りしたり、
過酷な立場に立たされるものの、功績を認められて受勲する。
運と勘と粘り、そしてリチャード3世への愛。
研究者よりも1人のファン的なアプローチが親しみある
素敵な映画でした。
それにしても英国王室の葬儀は映画のように美しい。
エリザベス女王の葬儀が行われたWestminster教会。
リチャード3世の葬儀はレスター大聖堂。
映画でも言及していたが、葬儀ではベネディクト・カンバーバッチの
詩の朗読があったそうだ。
他に映画で美しいと感じた葬儀は
「ブラックパンサー/ワガンダ・フォーエバー」。
この葬儀は実質的にはチャドウイック・ボウズマンの葬儀だから、
特別だった。
織田信長の遺骨を見つけて壮大な葬儀をしてみたいなどと
想像したくなるファンタスティックな実話映画だった。
一念岩をも通す
TOHOシネマズシャンテで「ロスト・キング-500年越しの運命-」を。
一般主婦が、2012年まで500年も見つからなかったリチャード三世の埋葬場所を見つけた実話の映画化。
仲々面白いドラマだった。最初、遺骨探しを馬鹿にしていた大学が、遺骨が出たら権威丸出しになる様は朝ドラ「らんまん」でも見たばかり。
彼女にしか見えないリチャード三世が登場し、場所を示唆するのが面白い。
彼女は、さまざまな困難を乗り越えて、とうとう埋葬場所を見つける。まさに主婦の「一念岩をも通す」だ。
タイトルにもあったIt's a true story. Her story.だった。
余談・彼女が墓探しに夢中になっている間に元旦那と息子達が見に行く映画が「007スカイフォール」だった。映画を見た後で
弟「殺しのライセンスって、どうやって取るの?」
兄「申込み書を書いて、金を払うのさ…ハハ」
リチャード三世の遺骨を発見した「主婦」によるドキュメンタリー
ロスト・キング 500年越しの運命
神戸新開地にあるパルシネマしんこうえんにて鑑賞 2024年1月22日
フィリッパ・ラングレーが2012年にリチャード三世の遺骨を発見した実際の出来事を基にしたヒューマンドラマ。
二人の息子の母であるフィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンス)は職場で上司に理不尽な評価を受けているが、
別居中の夫ジョン(スティーヴ・クーガン)からは生活費のために仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。
ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの『リチャード三世』を観劇したことで、彼女の人生は一変する。シェイクスピアの史劇により冷酷非情な王として名高いリチャード三世。しかし本当にそうなのかと疑問を抱くようになり、真の姿を明かそうと遺骨探しをやっていく。
フィリッパは「情報を集めようとしたとき、資料が散り散りになってしまっていると知ったわ。調べていくうちに、リチャード三世がレスターにある今は大聖堂となった聖マーティン教会の向かい側に埋葬されている可能性に辿り着いた。そこで私は直感的な体験をした。何かが足を伝って上がってくるような感じで、だんだんと強烈さを増して、気を失いそうになった。なぜかリチャード三世のお墓の上を歩いているような感覚になり、足元を見ると予約専用駐車スペースの舗装に英語の“R”の文字が目に入ってきたの」。
実際に発掘となるとお金がかかるが、クラウドファンディングで大成功となった。
リチャード三世の亡霊が現れて フィリッパと寄り添いながら話はすすんでいく。
このあたりにある「リチャード三世の亡霊」のやさしさが印象的でした。
実際に遺骨は発見された。検査の結果、2013年2月4日レスター大学によって「リチャード三世」であると特定された。
すばらしい作品で感動しました。
全105件中、21~40件目を表示