ロスト・キング 500年越しの運命のレビュー・感想・評価
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彼女の熱意に感動
とても良かったぁ。家族やリチャード三世のファンクラブの人たちを巻き込んで、墓を暴くまで行くのが凄いエネルギーだし、彼女の熱意と行く末をずっと応援して見ていました。
だからこそ、大学側の対応が酷すぎて「はぁ⁉」と怒りで思わず声を上げてしまった。その後に女王から勲章を承ったりして祝福されたみたいだけど。あれだけは胸糞悪くて嫌だったな。講演で主人公を貶めた教授なんかも合わせて、彼女を蔑ろにした人たちをギャフンと言わせてほしかったよ。まぁそのために作った今作の映画ということなのかもしれませんね。タイミングが合わなくて映画館で観れなかったけどDVDで観れてよかったです。
いい人ね
どこまでがトゥルーストーリーかは分からないが、なんと最早大学の権威主義とは如何なものか。主人公が資金をそこまで集めてやったのだとしたら酷過ぎ、この映画で世界に知らしめリベンジとなったのか。
舞台を観てリチャード3世にはまり唐突に王が出て来て話をしたりすると心の病かと思わせてしまうのでちょっと大袈裟かな。
この話自体はニュースで当時聞いていたのでへぇーそうなんだくらいに思ったが、あんな所にあんなに浅く埋められていたとは
英国と日本は似てる?
仕事で欲しいものは?ペニスと答える主人公
発掘の委員会でも「女は感情的」
男尊女卑ぶりが日本と共通してる
そして情熱と直感で遺骨を見つけるも、手柄は全部持ってかれる
まるで日本の話のようでした
映画としてはテンポも良く英国の風景も楽しめてよかったです
リチャード3世の遺骨が発見されたとき、発見したのが別にどこぞの教授...
リチャード3世の遺骨が発見されたとき、発見したのが別にどこぞの教授とかではない女性というニュースを読んで、わお、と思ったのを覚えている。丁度その頃シェークスピアのリチャード3世も見て、ストーリーも馴染みがあり、ロマンがあるなーなどと思っていた。
映画では中年女性を「主婦」と銘打ったマーケティングをしたりして、それがなかなか映画の中身を悪い意味で反映していて面白かった。もちろん映画そのものも面白かった。
素敵な話。愛すべき主人公!ホーキンス最高
久々に良い映画☺️ WOWOWにて。
【ロストキング 500年越しの運命】
ユニークなストーリーと、とにかくサリー・ホーキンスの絶妙な演技力に脱帽。
ちょっとした仕草や表情、話し方・・・
細やかに感情や心の動きが伝わります。
この人、やっぱり天才❗️
一昨年 映画館で観そびれていたけどこんなに良い映画だったとは。
私の大好きな実話ベース。
イギリスのシングルマザーの主人公フィリッパが、ふとしたきっかけから英国王リチャード3世に興味を持ち、文献や研究者を通じて調べるうちに、未発見の遺体探しにのめり込む。
そして奇跡が起こります!
英国王リチャード3世が幻としてちょいちょい現れる演出が効いていて、対応する主人公フィリッパの優しい人柄が引き立つし、ストーリーのキーになってます。
自身も持病というハンデを持ちながら、職場では正当に評価されず、くすぶっていたフィリッパ。
歴史上 悪名高いとされていたリチャード王の本来の姿と自分を重ねて、おとなしい彼女の探究心に火がつき、のめり込む。
ちょっと引くくらいのめり込むんだけど(笑)頭はいいし人柄もいいから、周りも巻き込んで突き進んじゃう。素敵で可愛い人です。
大学に手柄を横取りされても、え、あの程度の抗議なんだと驚いたし。彼女にとっては名誉よりも愛する王の名誉回復が一番の目的だから。
彼女にだけリチャード王が見えて、その2人の静かな会話の中で何度か泣きそうになりました。
「死人に口なし」
歴史上の話はこんな風に歪曲されて認知されているものもきっと多いのでしょう。
無事正当な王として認められ、埋葬されて、颯爽と馬に乗り丘を上がっていくリチャード王は格好よかった。
なんだか、傷ついた心を癒してもらえた。
サリー・ホーキンスありがとう
奇跡的な事実
とても浪漫があって良かった。
私達の知る史実は、あくまでも後世の人々が切り取ったものであり、それは都度ごとに都合よく改変されてしまっている事もある。
真実は一人一人にあって、それらを伝える行為はそれぞれに違う印象を与えてしまうもの。誰にとっても100%同じ事実なんてものは無いけど、信じていれば少しは近づけるのかもしれないと希望の持てる実話。
今も昔も名誉を奪い、都合よく嘘を流布するものはいる。簒奪者は大学。それでも協力者や団体は必要というジレンマ。
フィリッパ・ラングリー氏に大英国勲章を授与されたことはとても素晴らしい。
フィリッパのインスピレーション
彼女のひらめきがなければ、きっと見つからなかった‼️
そんな気がします。
普通の主婦で2人の息子の母親にして、歴史マニアの
フィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンスに)。
彼女が1988年に読んだリチャード3世の研究書はシェイクスピアの描く
冷酷非情なリチャード3世とは真逆で国を思う愛に溢れた
リチャード3世像が書かれていた。
そして息子と「リチャード3世」の舞台を見てすっかり
リチャード3世にハマりの虜(ファン)になる。
更にフィリッパにはリチャード3世の幻(おすがた)が見えて、
会話をするようになる。
(これは多分、映画として脚色です)
フィリッパは考える。
1、冷酷非情に伝えられてる間違ったリチャード3世の真実の姿。
2、遺骨を発掘する。
3、国王として立派に埋葬する。
4、名誉回復
フィリッパの霊感のことは書きましたが、15世紀に教会に埋葬されてきた
リチャード3世の遺骨は、教会立て直しの際に行方不明になる。
川に投げ捨てられたとの説が有力だった。
しかしフィリッパは遺骨は必ずあると信じていた。
コツコツと調査をはじめる。
川に捨てられたと言う教会の跡地は駐車場に変わっていた。
しかしその跡地の場所に立つと、
なんとも言えない波長のようなものを感じて打たれる。
ひとりの平凡な主婦が歴史的な真実を掘り起こした真実の物語。
途中からトレース大学がフィリッパの手柄を横取りしたり、
過酷な立場に立たされるものの、功績を認められて受勲する。
運と勘と粘り、そしてリチャード3世への愛。
研究者よりも1人のファン的なアプローチが親しみある
素敵な映画でした。
それにしても英国王室の葬儀は映画のように美しい。
エリザベス女王の葬儀が行われたWestminster教会。
リチャード3世の葬儀はレスター大聖堂。
映画でも言及していたが、葬儀ではベネディクト・カンバーバッチの
詩の朗読があったそうだ。
他に映画で美しいと感じた葬儀は
「ブラックパンサー/ワガンダ・フォーエバー」。
この葬儀は実質的にはチャドウイック・ボウズマンの葬儀だから、
特別だった。
織田信長の遺骨を見つけて壮大な葬儀をしてみたいなどと
想像したくなるファンタスティックな実話映画だった。
一念岩をも通す
TOHOシネマズシャンテで「ロスト・キング-500年越しの運命-」を。
一般主婦が、2012年まで500年も見つからなかったリチャード三世の埋葬場所を見つけた実話の映画化。
仲々面白いドラマだった。最初、遺骨探しを馬鹿にしていた大学が、遺骨が出たら権威丸出しになる様は朝ドラ「らんまん」でも見たばかり。
彼女にしか見えないリチャード三世が登場し、場所を示唆するのが面白い。
彼女は、さまざまな困難を乗り越えて、とうとう埋葬場所を見つける。まさに主婦の「一念岩をも通す」だ。
タイトルにもあったIt's a true story. Her story.だった。
余談・彼女が墓探しに夢中になっている間に元旦那と息子達が見に行く映画が「007スカイフォール」だった。映画を見た後で
弟「殺しのライセンスって、どうやって取るの?」
兄「申込み書を書いて、金を払うのさ…ハハ」
リチャード三世の遺骨を発見した「主婦」によるドキュメンタリー
ロスト・キング 500年越しの運命
神戸新開地にあるパルシネマしんこうえんにて鑑賞 2024年1月22日
フィリッパ・ラングレーが2012年にリチャード三世の遺骨を発見した実際の出来事を基にしたヒューマンドラマ。
二人の息子の母であるフィリッパ・ラングレー(サリー・ホーキンス)は職場で上司に理不尽な評価を受けているが、
別居中の夫ジョン(スティーヴ・クーガン)からは生活費のために仕事を続けるよう促され、苦悩の日々を過ごしていた。
ある日、息子の付き添いでシェイクスピアの『リチャード三世』を観劇したことで、彼女の人生は一変する。シェイクスピアの史劇により冷酷非情な王として名高いリチャード三世。しかし本当にそうなのかと疑問を抱くようになり、真の姿を明かそうと遺骨探しをやっていく。
フィリッパは「情報を集めようとしたとき、資料が散り散りになってしまっていると知ったわ。調べていくうちに、リチャード三世がレスターにある今は大聖堂となった聖マーティン教会の向かい側に埋葬されている可能性に辿り着いた。そこで私は直感的な体験をした。何かが足を伝って上がってくるような感じで、だんだんと強烈さを増して、気を失いそうになった。なぜかリチャード三世のお墓の上を歩いているような感覚になり、足元を見ると予約専用駐車スペースの舗装に英語の“R”の文字が目に入ってきたの」。
実際に発掘となるとお金がかかるが、クラウドファンディングで大成功となった。
リチャード三世の亡霊が現れて フィリッパと寄り添いながら話はすすんでいく。
このあたりにある「リチャード三世の亡霊」のやさしさが印象的でした。
実際に遺骨は発見された。検査の結果、2013年2月4日レスター大学によって「リチャード三世」であると特定された。
すばらしい作品で感動しました。
義憤によって導かれた奇跡の物語
王道のストーリーを誠実に仕上げているという印象。持病があり職場で正しく評価されてないと感じているフィリッパにとって、シェイクスピアが描いたことでイメージが固定してしまっているリチャード三世の名誉回復は歴史上のどうでもいいことではなく自分の尊厳を守ることにも繋がっているのだと思う。何が事実で何が創作なのか手がかりを探す中で、リチャード三世の幻影に導かれるように突き進む。揶揄や軽視、そして忠告を得ながら、家族との衝突や和解を積み重ねていく。幻想的シーンの加減も適量で、フィリッパの熱意に同調しながら観て楽しめた。かなり同調していたからか途中ちょっとホロッとくるくらい。素敵な映画では?
正当に評価されなかった人たちの、回復のはなし
リチャード3世の遺骨発見という偉業を成し遂げたのは、実はひとりの在野のリチャード3世研究家の中年女性だった、華々しく自らの功績として発表したレスター大学ではなく。
(レスター大学は、発掘や分析という専門性のあるところを担ってはいるが、プロジェクトの発起人であり、発掘すべき場所を特定し、発掘のために奔走し、資金集めまでしたのは彼女で、許認可等のために便宜上の主体者はレスター大学だったかもだが、レスター大学は彼女をスルー、事実上功績を横取りしたんですよ!)ということを、世に知らしめる。これがこの映画のキモだったのではないかと思った。
ラストにフィリパが言ったように「正当に評価されなかった人たち」が回復される物語だったと思う。
エンドロールで、フィリパの功績が王室に認められたようなのを確認して溜飲が下がった。(下がったのはおそらくレスター大学の評判も。)
大きな力をバックに他人の実績を横取りする行為はよくあって、取られたほうが泣き寝入りになるのがほとんど。そういうものを許したくない、一矢報いたいという反骨精神みたいなものを、この映画から感じました。
しかもこれ、英国国営放送、BBCの制作、という。
サリー・ホーキンスは儚げでエキセントリックで、浮世離れしているような感じがあり、半魚人とかリチャード3世のイマジナリー・フレンドとかと親しくても違和感がない。
内向的で他人に対して控えめ、弱気なようだが、他人が絡まない自分の世界がその分強くて、それが偉業を成し遂げる原動力になったよう。
(イマジナリー・フレンドのリチャード3世は、彼女の重ねた思考を整理したり、意味づけたり、次の行動を示唆したりと、おそらく彼女自身の脳内活動が、リチャード3世の姿で出現したものと思う。)
フィリッパがリチャード3世にハマったのは、多くの共通点があって、リチャード3世の名誉回復に自らを重ね合わせたようなのがよく分かって説得力があった。
離婚したが結局戻ってきた元夫、そして二人の息子たちの温かさが心地よく、家族の物語でもありました。
イギリスは、種々、アマチュア研究家に伝統があり、層が厚いようで、時には専門家も及ばないような歴史的偉業を成し遂げることもあるというのが面白い。
階級社会がゆえに、専門の研究職につくなどありえないが知識欲を満たしたい人たちが多いのかも。会合などは、参加者はフラットな関係のようで、そこも良い。日本だったら上下関係や序列ができがちですよね。
そして、趣味や推しへの情熱は何よりも強し、と実感しました。
至極の推し活
推しを推すくらいに全方向で包まれるいっぱいの愛に圧巻。スーパーパワフルな信念。それを後押しするひたすらに好きな気持ち。ピュアな突き進む姿はまだ見ぬ世界へ。リチャード3世は間違いなく幸せ者。ここから繋がる新たな一歩に心から期待。真実はきっと一つでは…。
王の導きは"現実"に存在したのかもしれない
遺骨を発掘できた奇跡的な現実と、
個人より組織が手柄を独占する報われない現実が、
ない交ぜになっていてモヤモヤする進行だった。
でもノンフィクションだから仕方ないという諦めと同時に、つまり遺骨を発見した現実も真実なんだという納得感が良かったです。
現実のフィリッパさんは幻想を見たり話したりしていないでしょうが、それでも何かしらリチャード三世の導きを得て発掘に至ったんだろうなあとしみじみ感じました。
現代まで執念を残した王様が平凡な主婦と特別な繋がりを得て自分発見の手助けをしろと命じる…。なんかイマドキの転生物語みたいですね。
周囲から熱い協力を得てチームワークで…!みたいなノリはないのですが(ほんとリアル)、家族との温かな繋がりがほっこりして泣けました。
お母さん愛されているね…
おばちゃんも嬉しいよ…
わし他人だけど…
推し活は楽しい♥️
「究極の推し活」🤩
フィリッパ(サリー・ホーキンス)が仕事を
辞めてまでのめり込んだ理由が
シェイクスピアの観劇とは思えないのだけども
何事も確固たる意思のもと行動すれば
思いは伝わって、物事は動かせるんだって
希望をもてる感じだけど
結構ご都合主義だなぁとも思う(笑)
そんな邪な思いはその辺に捨てて観れば
微笑ましさと、頑張れ!!って言う応援とで
胸熱くなりました😍
若かりし頃のイケメンリチャード三世が見えて、
会話もできるって言う設定は、ファンタジー過ぎて
フィリッパがメンヘラに見えちゃうのは観る人によっては批判的になりそう。
まぁ、ポスタービジュアルがあれなので予想は出来るけど🤣
終盤の大学側とのいざこざ
名声を欲しがるあいつムカつくーっ💢
わかってくれる人がいるならそれでいい。っていうきれい事は言いたくないわ、ったく😤
どこの世界にも成果横取り野郎はいる
500年にわたり行方不明だった英国王リチャード3世の遺骨発見の立役者となった女性の実話をもとにした作品。
フィリッパ・ラングレーは職場で上司から理不尽な評価を受けていた。ある日、息子の付き添いでシェイクスピア劇リチャード三世、を鑑賞した彼女は、悪名高きリチャード3世も実際は自分と同じように不当に扱われてきたのではないかと思い、書店にあった彼に関する本を全て購入し、彼の研究にのめり込んでいった。1485年に死亡したリチャード3世の遺骨は近くの川に投げ込まれたと考えられてきたが、フィリッパは彼の汚名をそそぐべく遺骨探しを開始した。そして・・・という話。
500年も前の遺骨発見、それもほんのちょっと駐車場を掘っただけで見つかったのが事実なら、相当運も良かったんだろうと思った。
フィリッパは職場で理不尽な人事を受けたが、シェークスピア劇を観たのをきっかけに、リチャード三世の遺骨を探そうとし、お金集めからがんばり、ついに遺骨を発見出来たら、レスター大学に成果を横取りされ、気の毒だなぁ、と思ったし、どこの世界にも横取り野郎はいる、と腹立たしかった。
それでも、ちゃんと見てる人はいて、女王から表彰されたりしたようだから、良かったと思う。
これ意外と最近の出来事で、2012年の事らしい。日本で1485年と言えば、本能寺の変から3年後。織田信長の遺骨が発見されたくらいの衝撃なのだろうか。
織田信長ほど特筆されるほどの人物ではないのかもしれないが、イングランド国王だし、川に投げ捨てられた訳じゃないということまでわかったのだとしたら、イギリス王室としてはものすごく重要な発見で、日本での織田信長以上だったのかもしれない。
こういう史実を知るきっかけとなった本作、知的好奇心からも興味深く面白かった。
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