「500年の時をこえて 響き合う2つの魂」ロスト・キング 500年越しの運命 zuzuさんの映画レビュー(感想・評価)
500年の時をこえて 響き合う2つの魂
クリックして本文を読む
病気持ちで昇進させてもらえない、夫と別居中の主婦フィリッパ。周囲から理不尽な扱いを受け不遇な人生を送る、という点で、悪名高きイギリスの王・リチャード3世と自分の人生を重ねあわせ、なんと彼の遺骨を発掘するというびっくりストーリー。実話がベースと聞いてさらにびっくりです。
自分の意見も言えなかった彼女は、発掘協力のために大学や役所で雄々しくプレゼンします。バカにしていた夫や子供も最後には応援するように。
フィリッパに遺骨を発見されたロスト・キングは、汚名返上し救われますが、フィリッパもまた、遺骨発掘を通して成長し救われていきます。
フィリッパは、学識者の反対を押し切って、自分の直感を信じて発掘し、それがドンピシャに当たります(創作かもしれませんが)。爽快と同時にゾッとしました。
フィリッパがリチャード3世の劇をみて魂を揺さぶられてから、500年の時をこえて、王の魂を引き寄せちゃったんだろうな〜と感じました。
主演のサリー・ホーキンスの演技、脚本・演出が光ります。実際に発見して歴史を塗り替えたという事実も、ストーリーに重みを与えます。
予想外に面白かったです!オススメです。
コメントする