クレイヴン・ザ・ハンターのレビュー・感想・評価
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しょぼい力には痛みが伴う?
みなさん、キャラが濃い! クレイヴン・ハンターなんて今まで全く知らなかったのに、すんなりストーリーに入っていける。
とにかくラッセル・クロウの存在感が凄すぎて、他の悪い奴らが霞んでしまう。25年前は正義の剣闘士だったなんて全く想像がつかない。はち切れんばかりの肉に包まれたボディの上には、イカつい鬼面が乗っかっていて、一睨みで相手の戦意を喪失させてしまう。
このパパと2人きりになったディミトリがかわいそう。ディミトリ役の子って、AppleTVの『インベージョン』でもいい演技してたけど、今回もすごくいい。
ハンターのあまりの超人ぶりに、ホントに生身ですか? ってツッコミたくなる。それに、あれだけ素顔を晒しておいて、正体がバレるもクソもないけど、全てがはちゃめちゃだから楽しめてしまう。
真剣に見ると、「ハァー?」だけど、偏差値を下げて見れば、めちゃ面白い作品でございます。
最強のダークヒーロー
あらら期待を大きく上回る出来に驚いた
なんと、面白いじゃないですか! SONYによる「スパイダーマン」のヴィランものはこのところ酷い作品が多く「モービウス」2022年、「マダム・ウェブ」2024年と作品の評価並びに興行ともにダメダメで、まあまあのヒットの「ヴェノム」とて3作まで行ったものの、出来レベルは褒められたものじゃない。で、コロナ禍の煽りを受けて延期続きだった本作がやっと公開で、心配してましたよ。荒唐無稽は当たり前、その上でどうエンターテインメントとして成立させるかが、成り立っているではありませんか。
ダーク・ファンタジーの部類でしょうが、明るいシーンでも妙に冷たく暗めなのが本作のトーン。のっけからロシア・シベリアの極寒の刑務所が舞台だからでしょう、余計に寒い寒い。で超人的なアクションを以ってオープニングを派手に打ち上げて、突然16年前の青年期に遡る。いかにしてクレイブンになったか、が本作に託された任務なのですから。
結構制作に金かけてまして、ロンドンをベースにタンザニア、トルコ、シベリア(ったってロシアであるはずもなく撮影はアイスランド)等でロケーション。それぞれにド派手アクションが展開されますが、骨子は高圧的父親との軋轢にあり、そのマウント取りまくりの父親をラッセル・クロウが扮する。既に大御所扱いのラッセルですが、その「顔圧」は流石です。で、本当に唯一のマドンナと言うかボンドガールと言うべきか、ヒロイン・カリプソ役にアリアナ・デボーズが相当に盛った美女風に登場、しかしさして見せ場がないのが惜しいですが。
オイディプスよろしく父親を乗り越えた挙句、今度は気弱だった弟が突然の大変身で悪の元締めだった父親の跡目を継ぐ設定。自らの役割を承知したクレイブンが見事に仕上がり鏡の前で大見得切って・・・で幕。まさにこれから始まりますよってわけで。なんとかヒットしてこの続きを見たいと思わずにいられない。主役の若き頃を演じたフレッド・ヘッキンジャーの端正ぶりに見覚えが、と思ったら「グラディエーターII 英雄を呼ぶ声」のカラカラ皇帝を演じてましたね。
主演のアーロン・テイラー=ジョンソンがバキバキの肉体を造り上げ、ダークな重厚感で大活躍はお見事です。「TENET テネット」2020年でジョン・デヴィッド・ワシントンを、「キングスマン:ファースト・エージェント」2021年ではレイフ・ファインズらを、「ブレット・トレイン」2022年ではブラッド・ピットを、「フォールガイ」2024年ではライアン・ゴズリングをサポートする引き立て訳が続き、過去には「ザ・ウォール」2017年で単独主演もありましたが、メジャー作品での堂々の主演は初めてか。まだ34歳とは若い、頑張れと応援したい逸材です。
非常に見応えのある作品
テンポよく、物語もわかりやすい
ヒーロースーツのようなものが無いので、ある意味ヒーローぽさが無い。普通の服で戦闘したりする。
少し野生みはあるが 笑
ジャングルの動物たちを味方につけていて、迫力があった。戦闘シーンも多めで、内容わかりやすくてオモロい
個々の部分の不満点は少ないが、マーベルシリーズを知らないと詰まる
今年434本目(合計1,525本目/今月(2024年12月度)13本目)。
※ (前期)今年237本目(合計1,329本目/今月(2024年6月度)37本目)。
タイトルに書いたのが全てかな…という気がします。
原作ありシリーズなので、原作をVODなりで見ていることが前提でそれも前提で進むので知らない方は完全おいてけぼり状態です。
最初はロシア?の何とか極秘収容所から脱出するシーン。以後、アメリカだのイギリスだのと出た後、なぜかトルコまで登場して、大半の原作知らない派はここで???で詰まるんじゃないか…と思います(なお、このように「多国籍」映画なので、言語は英語をベースとしてそれ以外の言語で話されている場合、英語による字幕、日本語による字幕がつきます)。
誰が見てもある程度の一定量の満足量はある映画だと思いますが、何せ歴史があるマーベルシリーズの映画なので原作を知らないとまるで???な展開になってしまい、この映画はその傾向がかなり強いです(ロシアの何とか収容所?と思ったら次は私有地の立ち入りがどうとかという法律チックな話を始めたりと色々バラバラ)。
ただ、さすが大手であり初回で仮に理解できなかったたとしてもVODを見て理解してもう一度見てねという点は明らかであり(「誰の」理解が足りていないのかすらわからない映画さえあるので)、まぁこの部分は指摘はしますがそれほど傷は大きくない感じです。
採点は以下まで考慮しています。
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(減点0.3/原作を知らないとついていくだけで苦労する)
ロシアの何とか収容所→イギリス/アメリカ→トルコ…と目まぐるしく場所が変わったり、かと思えば土地の所有権が何だのといった話を唐突に始めるので、ある程度原作を知っているのが前提だろうと思います。ただ、そういう事情があっても映画体験ができたという点は高く評価できるので「原作を知らない方はVODなど見た方がよいかも」の点でこの採点幅にしました。
なお、公式にはなにら記述がありませんが、ラストの撃ち合いシーンに関しては目がちかちかする可能性がまま否定できないので気になる方は後方推奨です。
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テンポ⭕️アクション⭕️
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