クレイヴン・ザ・ハンターのレビュー・感想・評価
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よく言えば手堅く、悪く言えば薄い
クレイヴンはワイルドでカッコ良かったものの、やはり能力が地味めなだけにアクションがやや物足りない。
また、ヴィランがどうにも微妙なやつら揃いで、カタルシスも弱い。
真の敵はラッセル・クロウ演じる親父さん…という位置づけは分かるけど、そちらもなんだか存在感が微妙だし決着もあっさり…
全体通して悪くはなかったものの、特別良いとこも見当たらなかったかなぁ…
一応続編に繋げそうなネタはあったものの、ソニーによるスパイダーマンスピンオフは本作で一旦終了だとか。まぁモービウス微妙だったしマダムウェブは酷評されてますし、確かに本編に注力した方がいい結果になりそうです。
「荒唐無稽」を「リアルなドラマ」へと引き上げる演出力
本作をもってSSU(Sony's Spider-Man Universe)打ち切りという逆風吹き荒れる中での劇場公開。が、おっとどっこい、秀作『マージン・コール』『オール・イズ・ロスト ~最後の手紙~』で監督・脚本を務めた才人J.C.チャンダーが、本作でも手堅い演出できっちり魅せてくれる。
個人的には『ヴェノム』シリーズより面白かったし、『キャプテン・アメリカ』『アイアンマン』『マイティ・ソー』各シリーズの第一作みたいな“お子ちゃま感”もなく、大人の鑑賞に充分耐えうる出来ばえだったと言える。
惜しむらくは、監督自身が脚本も担当していればもっと面白くなっただろうと想像される点。
たとえば、主人公がヒョウと取っ組み合うシーンやヒロイン役のアリアナ・デボーズがアジト内で不用意にクロスボウを構えるシーンなど、伏線の張り方が不自然でとってつけたようだ。また、隠された武器収納棚を二度見せしてしまうなど余計なショットも散見される。くわえて物語上のアリアナ・デボーズの無駄遣い感がハンパない。
そんな脚本のヘッポコぶりを補って余りあるのが、見事な肉体美をみせつける主人公のアーロン・テイラー=ジョンソンだ。
彼はただのマッチョではない。ピューマのように強靭でしなやかな身のこなしをみせる一方、ふとした折に愁いを帯びた表情を湛えたりもする。こんな表情は、同じく地を駆け宙を舞ってゲリラ戦を繰り広げたランボーにはなかったものだ。
余談だが、アーロンが半裸のムキムキ上半身に百獣の王の毛皮でできたベストを羽織って、鏡に映った自分に見入るショットは、なんだかエマニエル夫人が例の籐椅子に座ってポーズをキメてるみたいで、思わず吹き出してしまった。
同じく吹き出したといえば、主人公の弟役のフレッド・ヘッキンジャーが「小柄なカラダに、顔だけアーロン・テイラー=ジョンソン」という珍妙なショットもあって、ここでも笑ってしまった。いずれも至極真面目なシーンなのだが。
もう一人、ベテラン俳優アレッサンドロ・ニヴォラ扮するメガネのおじさんは、いつもワイシャツ姿に小さなリュックをちょこんと背負っている。この、ヴィランらしからぬショボい感じが、意外性とも相俟って面白い。
そして触れないわけにはいかない、ラッセル・クロウ。MCUの『ソー:ラブ&サンダー』ではミニスカもどきの衣装で最高神ゼウスを演じて爆笑(?!)をかっさらった彼だが、本作では一転。ロシアン・マフィアの親分役で貫禄を示し、物語の大きな牽引力となっている。
ロンドンが舞台のロシアン・マフィアものといえば『イースタン・プロミス』がすぐさま思い浮かぶが、本作はさすがに遠く及ばず、ステレオタイプな描写が目に付く。また、同じくロシアが主戦場のひとつとなるMCUの『ブラック・ウィドウ』ほど大がかりなスケール感もない。
それでもJ.C.チャンダーの演出は、ラッセル・クロウの好演も得て父子の対立・葛藤を重厚に描き、「荒唐無稽な話」を「リアルなドラマ」へと引き上げているのだ。
なお本作の劇中およびエンドロールで、ロシア伝承の子守歌「Bayu Bayushki Bayu」がくりかえし流れる。この曲は、大人気ゲームの「Dead by Daylight」でも使われていたが、映画ファンならむしろアニメーション映画の金字塔というべきユーリー・ノルシュテイン監督作『話の話』の挿入歌として忘れがたいのではないか。このメロディが今作でも見事に「母なる大地ロシア」のムードを掻き立てていたことは特筆しておきたい。
本作品は、ある意味、親子喧嘩で、次回作品が、兄弟喧嘩になるんだろうな・・・
マーベルの最新作品「クレイヴン・ザ・ハンター」を見てきました。この手のヒーロー作品ってあまり期待はしていないんだけど、本作品は、数多くある作品の中でも新発想とも言えるかな・・・「スパイダーマン」のスピンオフなんだから、発想的には、当たり前か・・・
しかし、ちゃっかり次回作品も出来る可能性をしっかり持たしています。
本作品は、ある意味、親子喧嘩で、次回作品が、兄弟喧嘩になるんだろうな・・・
主演のアーロン・テイラー=ジョンソンがいまひとつかな・・・これならWWEのローマン・レインズの方がカッコイイかな・・・
噂では、アーロン・テイラー=ジョンソンが有力な次期のジェームス・ボンドでしょ?ピンとはこないね・・・
マーベルもお金儲けよりも一端しばらく制作を休んだ方がいいかもね。
どれもこれもつまらなくはないけど、いい加減、もうお腹いっぱいという感じで・・・・
しかし、これも、しっかり「スパイダーマン」のスピンオフなら、しっかり「スパイダーマン」にお話を繋げて貰いたいと思うけどね。アクションシーンは、勿論、迫力があります。しかし、アクションシーンなど、突っ込み所は満載なんだけどね。
クレイブンザハンター!
アクション意外はいろんな意味で地味
マーヴェルの新作映画は観ておかないとと思う。これはもう染み付いてしまった習性。エンドゲーム後のマーヴェルがいろんな試行錯誤をしていたが、本作もその一つと言える。本作の予告編を見てもマーヴェルっぽさを感じなかったくらいだから。
本編を観てもその感覚は変わらない。とにかく主人公のクレイヴンにヒーローっぽさがない。見た目も特殊能力も地味だ。使用する武器も吹き矢!しかも毒が塗ってある矢だし(もちろん他の武器も使っていたけど)。もちろん話も地味。弟の救出という目的はあるが、基本的にはロシアン・マフィアの勢力争いでしかない。前半は結構退屈してしまった。
それでもアクションはどれもレベルが高い。クレイヴンが車を追いかけるシーンは彼の能力を紹介するものでなかなかよい。能力自体はとても地味だけど。後半のライノとの戦いもそれなりに派手で迫力があって楽しかった。
最後まで観て、これが誕生物語だと今さらながらに気づいた。あれが本来のコスチュームということか。観終わってから調べたが、クレイヴンは元々スパイダーマンのヴィラン。だから地味で暗い映画になっていたのも納得した。そうなると次はスパイダーマンや他の映画に登場することになるのか。楽しみに待っていたい。
カメレオン誕生編
野生動物の動きを取り入れたアクションは見応えがあり、悪くはないのだが……
ソニーの『スパイダーマン』ユニバースは、微妙なのばっかりで期待してなかったから、心のハードル低めで観たのが幸いだったかな?くらいの感覚。
内容的にはダークヒーロー的側面のあるものの、「『ブラックパンサー』の焼き直し」感が満載。
しかも、『モービウス』同様に「誕生・紹介編」で終わってて、真に面白くなるか否かは次作だよね……
アメコミ原作の(どれよという話もあるが)スパイダーマンにとって、厄介な敵はオクトパスやミステリオンらに加え、クレイヴンの弟のカメレオンのはずだから、そこが今後……と一瞬思っても……
SSUは本作でストップ、トムホの『スパイダーマン』を除いて、今後の計画は中止という報道もあったので、前のめりになれず褪めた気持ちになってしまうのが残念。
こいつがいてもいなくても、SSU(ソニー『スパイダーマン』ユニバース)やMCUに大きな影響はないし、まぁヒーローものが好きな人が見ればいいんじゃないかと。
また新キャラ?もーええ…いや!面白っ!!
来年以降のアベンジャーズ の復活に
現状、不安しかなく
固まってないのにシリーズスタート?
それって例えるなら大阪万博??みたいな。
そんな中、MCUではないSONYさんの方から
新キャラ登場。宿敵主役化計画。
これを“斬新感”ととるのか
“ネタギレ”ととるのか。
とはいえマーベルの新キャラは
ことごとくコケてるから
あまり期待しないで…いやいや‼️
めっちゃ面白いんですけど‼️
登場人物多いのに凄い整理されてて見やすいし
アクション凄えし物語面白い‼️
変身理由のこじつけ感もなんか好き‼️
(ほとんど本編に触れてませんが素直に楽しかったという事で(^_^;))
今後の展開に期待……あれ??
ポストクレジット後も
ミッドクレジット後も映像がないぞ???
どーなるんだろー?????
異色なダークヒーロー
たいくつ
悪名高いのかな…?
面白かったです
豪快な肉弾アクションで見せる、大人向けのサスペンスドラマ
超人的な身体能力を使い、武器を持たずに敵を殺していく、圧倒的なパワーを持った殺人者を主人公にした、大人向けのサスペンスドラマ。
腕力だけで強すぎる、まったく道具に頼らないスーパーヒーローが、ジャンプして走って殴って投げとばす。
マシンガンを持った連中に囲まれても、みごとにさばく。
迫力を感じさせる豪快なアクションを見せてくれる。
ハルクとキャプテン・アメリカの中間くらいの超人ぶり。
アクションだけでなくドラマがいい。
麻薬密売組織の大物ラッセル・クロウの存在感と影響が大きすぎて、その息子である主人公とその弟が人生を狂わされてしまうというメインのドラマだけでなく、ちょっとした枝葉の部分、たとえば感覚器官も鋭敏すぎる主人公が、すれ違ったカップルの香水を褒めたために、浮気がバレた男がひっぱたかれるという描写など、わずか数秒のものなのに印象的だった。
3秒間だけ止まった時間を動けるらしい、ディオのザ・ワールドみたいなことをやる正体不明の男が、主人公につながる連中を次々に殺しながら追跡してくるというサブエピソードも良く、退屈させない。
続きを匂わせる終わり方をするので、期待している。
そこまでヒドイ映画ではない
SSU最高傑作はこれだ!
SONY Spider-Man Universe の略が「SSU」とのこと。
その中で最高傑作はダントツで『マダム・ウェブ』!…しかし最後にそれに迫る大傑作が生まれました! 泣ける要素があったらマダム・ウェブ越えてたかも!
クレイヴンという地味なヴィランが主人公ということで期待できずにいましたが、スパイダーマンに匹敵する(でも万能過ぎない)身体能力によるカッコいいアクション! そして周りにも魅力的なキャラクターがいっぱいで、前半は「いつ減点箇所が出て来るんだろう?」と用心しながら観ていたのが、「…あれ? 減点が、ない!」となりました!
見てないけど『ゴッドファーザー』みもあるのかも?
ネタバレなしで個人的に良かった所にひとつ言及すると、
僕は舞台やコンサートに単眼鏡を持っていくことがあって、片目でステージ全体を、もう片目で単眼鏡でアップで演者の表情を見る、という疲れる見方をするのですが、クレイヴンが遠方を見越す時の映像表現がまさにそんなかんじで、きっと監督も同じことをしたことがあるんだ✨と思いました。
目新しさはない作品
オマケ映像ナシ(=即退場OK)
え?ヤバすぎます!
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