「アーロン❗️兎に角アーロン‼️」クレイヴン・ザ・ハンター かぼさんの映画レビュー(感想・評価)
アーロン❗️兎に角アーロン‼️
お気に入りのアーロンテイラー・ジョンソンが主演の本作は、製作発表からずーっと楽しみにしてました。
ただソニーズ・スパイダーマン・ユニバース(SSU)なので、過度の期待はしないようにしてました。
で、やったなSONYさん❗️面白い❗️
これは良い!
久々に単独アメコミ映画の良作です。
アメコミ疲れで劇場で観る事を敬遠すると後悔すると思います。
冒頭のアクションからキャラ立ちしてます。
どういうキャラかアクションで語ります。
刑務所の壁を素手で登ります。刑務所の意味ありません。
狼を目力で退けます。飛行機チャーターして颯爽と逃げます。
007みたいです。
飛び道具は吹き矢やボウガン、銃は使いません。
フローリングで全力疾走してドリフトかます猫のように走ります。
曲がりきれずブチ当たります。
スニーキングもお手のもの、壁走りもします。
魅力爆発してます。
もちろんキャラのオリジンを描くのでどうしても、もたつく説明部分は避けられないし、物語もシンプルで奇を衒ってないし、壮大な話でも無い。
おまけに、最後クレイヴンのキャラコスチュームでキメ座りするけどポスターとかで既視の為、それほどテンション上がらない上に、その衣装をくれたのが嫌いな親父って事で、また何で❓とノイズになってる。
しかし好みの問題ではあるけどクレイヴンがやたらカッコいい。
スパイダーマンのヴィランというより、ダークヒーローとして。
彼のハンティングリストに載ると逃れられない、間違いなく狩られる。
都市伝説として裏社会の顔役達が恐れるザ・ハンター。
百獣の王の血と秘薬の効果で、野生の獰猛さと身体能力、最高のハンタースキルを持つ。
R指定描写で容赦なく目標を始末して、
毒を以て毒を制するダークヒーロー部分が、
スパイダーマンとヴィランとして絡むの難しいんじゃないかと思うが、負目を感じてる弟の存在があるので上手い設定。
弟に頼まれて気は乗らないが、スパイダーマンを狩る事にしたら、手強くて狩れない状況から、スパイダーマンを狩る事自体にハマって行くのを見てみたい。
兎に角クレイヴンに扮するアーロンが素晴らしい。
説得力のある鍛え上げた身体と、ニコラス・ケイジ系困った眉と、野生味ある目力で、力強さとどこか軽妙な部分を両立させている。
次期ボンドの噂もあるけどキック・アスからの推しなので、もっともっと売れてほしい俳優。
とまあここまで書いたが、大コケらしい。そもそも何度も公開延期を繰り返した上に、SSU打ち切りの噂記事が公開前に出たのも大きい(SONYの公式は言ってないみたい、結果言いそうだけど)みたいだし、ちゃんとデップーはヒットしてるのに、アメコミ疲れ記事が何故かSSU作品公開前後によく出るのも、何だかなあ。
もう上映終わりそうな勢いだけど、もっと見てほしいなぁと思っとります。
私は2回行きました❗️