「子どもらしい感情と思考の変化」イノセンツ うにたん♪(DCPにも抜け穴あるんだ)さんの映画レビュー(感想・評価)
子どもらしい感情と思考の変化
クリックして本文を読む
そして、手に余る危険な能力…
混ぜるな危険と言うセットが揃い、大体酷い事が起こるのが想像できる。
移住者が沢山いるマンション群に居る子どもたち3人に特殊な能力が発芽し最初は遊び程度に使っていたのが次第に強大な力になっていく様を淡々と見せられる。
BGMはほぼ環境音程度で、音で驚かしてやろうなどとは微塵も考えていない…しかし団地やその周囲の公園と言う日常風景の中、あまりにも異質な力が使われていくのは気味が悪い。
子ども達は皆何かしらの障害を抱えており、自閉症のアンナ、じっとしてられない様子や我慢できない所、残虐性のあるベン、顔に斑点のあるアイシャが力を使える様になる
ろくに会話も出来ない自閉症の姉が両親に構われていること嫉妬して
嫌がらせするイーダとアンナの関係性の変化や発語が可能になったアンナに喜ぶ両親の姿を観ている内は良かったが、猫を惨殺したり、他人を操って人を殺し始めたベンを見ると悲しい気持ちになる
最後の対決シーンは周りは普通に生活している公園で行われ、決着時に子どもだけが彼らの方をチラリと見る。ここでも聞こえてくるのは生活音のみで異色さを際立たせている。
BGMをほとんど付けてない事で実際に在りそうに見えてくるのが面白い
コメントする