「子どものサイキックは危険」イノセンツ じきょうさんの映画レビュー(感想・評価)
子どものサイキックは危険
バカンス中の団地に人気は無い。
引っ越してきたアナとイーダの姉妹にベンとアイシャという友達が出来る。
ベンは元々サイキックで、軽いものなら動かすことが出来る。
アイシャはテレパスなのかな。アナと偶然出会うことでアナとシンパシーを使えるようになる。
今のところイーダは何も出来ないが・・・
4人で遊ぶうち些細なふざけっこで、ベンが軽く傷つき対立する。
普通の子なら怒って、まあまあ、という流れでつぎにつながって仲直りなのだが、ベンは武器を持っているので、懲らしめようという気持ちが強すぎたみたいだ。
ベンのサイコキネシスは次第に強くなり、ついには○○を××してしまう。
これをきっかけに、第2第3の事件が起き、ついにはアイシャが・・・。
アナは感情や言葉は発しない。自閉症ということだがもう少し重そうだ。
しかし、感情は伝わっているようではある。
さて、炎の少女チャーリーやファイヤスターター、古くはキャリー、最近だと韓国映画のthe Witch魔女というのもあった。規範意識が育つ前の子どもに相手を××出来る力を持てばどうなるか。
いじめの親玉みたいになるね。
サイキックが化け物に育つ前にやってはいけないこと(多分ロボット三原則)を叩き込む。いかに三つ子の魂百までの教えが大切かということだね。
結局誰も幸せにならなかった。
アイシャ(ミナ・ヤスミン・ブレムセット・アシェイム)はいい子だったのに本当に可哀想だった。名前からしてインド系かな?
ベンジャミン(サム・アシュラフ)は顔立ちからするとアラブ系かな。
自閉症のアナを演じたアルヴァ・ブリンスモ・ラムスタッドは好演で、本当に自閉症かと思えるほどだった。12歳くらいに見えるけど、とても美人に育ちそうだ。
良い映画でした。どっかの映画みたいにバトルをしなかったのがとくに良かったね。