「奇妙な同居生活」さよなら ほやマン odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
奇妙な同居生活
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3.11の震災から12年、宮城県石巻市の多部島(網地島)を舞台に震災で両親を亡くした阿部家の兄弟アキラとシゲルの家に東京から来た訳アリの漫画家、高橋美晴が家を買いたいと奇妙な強制同居、兄弟は借金を返すために父親がかって島おこしに創ったヒーロー、ホヤマンを復活させYoutuberとして活躍するお話、しかし、そううまくは行かず美晴に懐いたシゲルを見てアキラは単身、島を出る決意、そこから3.11の回想とか色々あって3人の行く末は混沌となり、結末は如何に・・。
ハッピーエンドを願っていたのでちょっと失望、善人ばかりが住む東北の離島での特異な人物設定の3人の同居生活のお話でした。タイトルからヒーローものの映画かと思いましたが、脚本・監督の庄司輝秋さんは石巻の出身で3.11で家を失ったものの家族は無事だったが未だに震災で受けた心の傷は謂えないと嘆き、心に重荷を背負った人々の葛藤、復活を描きたかったそです。そういう映画だったのですね、軽く観ていたのでちょっと反省・・。
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