劇場公開日 2023年11月3日

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さよなら ほやマンのレビュー・感想・評価

全51件中、1~20件目を表示

4.5苦しくても進め!吐き出せ! Don't be like "Hoya"!

2024年1月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

感情が怒涛のように溢れ出す。奇跡のような傑作!
登場人物なんて、兄弟2人とイカれた漫画家の女と叔母と叔父のほぼ5人だけ。
しかしそれぞれがイイ。春子ちゃんなんてむっちゃいい味してた。箒で叩くところ、かっちょイイ。弟くんはブギウギの弟くん(六郎)そのまんまで笑ったけど、やっぱイイ。漫画家の女は「こういうむちゃくちゃな人でないとこの兄弟の現状を変えられなかっただろうな。」と思わせるに十分な迫真の演技でイイ。最後のシーンで船の上でアキラを抱きしめた叔父もイイ。
そしてなんといってもアフロMOROHA。彼だからこそ出せる少しコミカルな中の切なさ。やさしさ。溢れ出る気持ち。咆哮!アキラの想いがビンビンこちらに伝わってくる。彼がいなかったらこの奇跡はなかった。俳優ではない彼をアサインした監督の慧眼がすごい。

「昔、島を出たいと相談してきたアキラの父親を“あんただけずるい。”と引き留めた。」という春子ちゃんの言葉が刺さる。
悲しい過去や苦しいしがらみを超えて、人が一歩ひねり出す瞬間を体感した。

大波をアニメで表現。斬新。実写じゃなくアニメにしていても恐怖感が。(震災経験者の中には観れない人多いのではないか。)

“ほや”は住む場所を決めると背骨と脳がなくなって、あと何も考えずに一生を終えるらしい。諦めて考えるのを止めて現状に留まる人たちとオーバーラップ。苦しくてもホヤになってはいけない!ホヤとはさよなら!

こんな凄い映画を作りきった監督・脚本・カメラ・音声・スタッフ陣と俳優たち。
これはやり切った感あるだろう。羨ましくなった。

✴︎漫画家の女は昔アキラの父母にお世話にでもなったのかなあと思ったが、特になんもなかったのね。
✴︎アフロMOROHAが歌う歌や詩を私はよく知っていただけに(それが観に行った理由のひとつ)まったく知らない人が彼の演技をどう感じたかは聞いてみたい。きっと、関係なく響いたはず。
*美晴は最後、なぜ彼らの家ではなく、彼らの船を買ったのだろうか。ここはいろんな考察がありそうでレビュー読むのが楽しみ。

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momokichi

3.5震災が及ぼした心の傷

2025年7月1日
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鑑賞方法:VOD

アフロ扮する阿部アキラは居眠りしていた時ほやがしゃべった夢を見た。

執行猶予中の漫画家とほやマン、どうからむのかな。島としては変なヨソ者は困るよな。離島で一生生きていくためには何をすべきか。震災から12年、影響を受けて海の物はまだ食べられないとか深刻な話もあったね。震災が及ぼした心の傷は酷く深いんだね。

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重

4.0したい から いきたい

2025年6月10日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

悲しい

癒される

ほんものの アブナイねーちゃん
やさしい兄弟の家に住む

まるごとたべる
んーめえ ほや 海のパイナップルが浮かんでくるよ
この船の まわりだけ

とまっていた時が 美晴が来て 動き出す

すくってくれて ありがとう
ごめんなさい ありがとう
しんじられる ひとが いちばんの
たからもの

なつの あるひ
つらさを のりこえる

ーーーーーーーーーーーー
Amazonプライムvideoの配信をホームシアターで観ました
いびつでキモチわるいけど 中は とてもやわらかく 人にやさしい
そんな ほや が私は大好きです

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Don-chan

3.0今一つ刺さらず

2025年6月4日
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鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

テーマは分かるものの、今一つ刺さらずで。
もうちょっとホヤマンを走らせてもよかったと思う。

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khapphom

4.0良い映画

2025年6月3日
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鑑賞方法:VOD

泣ける

笑える

悲しい

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なとやま

2.5抑制型のアキラと発散型の美晴の対比構造は理解できるが心響かず

2025年6月1日
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鑑賞方法:VOD

石巻生まれでホヤが大好きという理由で鑑賞。

うーん、面白くは感じず、「よくわからん」というのが正直なところ。何度か中断しながら最後まで鑑賞しました。監督さんの感性と自分の感性が合わなかった模様。

アキラが色んな過去のものに呪縛のように縛り付けられていたのは理解できる。たくさんの方が亡くなった海の生物を食べることや、両親の死を認めること、両親の残した家を守る事。弟のシゲルを守る事。そこにはある種の意地があるが、我慢でもある。そうした中で、どちらかというと我慢せずに好きな髪の色に染め、時に暴力すら働いてしまう美晴が現れる。こうした対比構造とそれ故のドラマも理解できるのだが、それでも共感できない意味不明なシーンが多くあるように感じのめりこめなかった。

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にち

4.5タイトルなし(ネタバレ)

2025年5月30日
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マサシ

震災から12年半。海へのトラウマから抜け出す兄弟の話し。

2025年5月27日
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鑑賞方法:VOD

アキラとシゲルの兄弟は石巻に近い漁港の
離島の一軒家に住んでいる。
なぜか2人はカップ麺ばかりを食べている。
兄のアキラは船で漁に出て、素潜りでホヤを採っているが
食べない。
海のものを食べないには理由があることが、後にわかる。
2人の両親は3・11の震災の日に、シゲルを兄に託して、
沖へ向かい12年半経っても未だに行くへ不明・・・
その震災以後、アキラは海のものを食べれなくなったのだ。
(実際にはそういう人は少ないと思う。自分の漁をした獲物を
食べた方が安上がりだし、美味しい筈だ・・・やや無理がある)

そんな兄弟の日常に、漫画家の美春が飛び込んでくる。
借金の抵当に入っているアキラたちの家を1000万円で買う・・・
そういうのだ。
断ると手付金を50万円払って強引に同居始める。
理由を聞くと、
★この家は電波が良い、
★兄弟は漫画のネタになる、
そう言うのだ。
後に、美春は傷害事件で執行猶予中の身だと知れる。

映画的には、停滞した日常に闖入する他者により、
人生が転換する・・・映画のパターンですね。
漫画家の美春が狂言回し。

アキラとシゲルと美春の生活は疑似家族のようで、
次第に美春は、“家庭の憩い“を感じて癒されはじめる。
居心地がいい。

アキラは海への怒り、トラウマと対決して、
自分を取り戻すシーンはアニメーションを駆使して
迫力があります。
ラストでは、美春が買ってくれた漁船に海の怖いシゲルも乗って、
アキラとシゲルは漁師として一人前になって行く。
もう海から逃げない。
美春はフーテンの寅さん的に、どこかへ去ってしまう。

意外と真面目な良い映画でした。
(松金よね子、津田寛治が引き締めてくれました)

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琥珀糖

3.0奇妙な同居生活

2025年5月24日
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odeonza

1.0うーむ

2024年7月10日
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日本映画批評家賞受賞作品の一つとして鑑賞しました。
時間が長く感じた。私にとっては刺さらない作品でしたq

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鯉の季節

4.0【今作には、人間として大切にしなければいけない多くのモノが詰まっている。今作は、大震災後にそのあまりに大きい呪縛に囚われつつ、必死に生きる兄弟の王道の喪失と再生の物語なのである。】

2024年4月14日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0石巻の離島、漁師の兄弟生活、両親は3.11で行方不明のまま、生活困...

2024年4月8日
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泣ける

悲しい

幸せ

石巻の離島、漁師の兄弟生活、両親は3.11で行方不明のまま、生活困窮…。
そこに、通りすがりの女性漫画家が、半ばムリヤリ居座って暮らすことになり。

摩擦を起こしながら、徐々に心が近くなってゆく様子。

主演のアフロさんは、普段は役者ではなくラップ歌手だとのこと。
だからでしょうか、武骨で泥臭く、
映像での見え方が "演じている" のではなく "本気の全力" に煮えてしまい。
その姿がささりました。

三陸で、震災も背景にありつつ (それが主題ではないにしても)
兄弟、家族、近所などの、絆を見直す物語でした。

田端のチュプキさんならでは、イヤフォン音声ガイドが、今回とくに傑作でした。
呉城久美さん、役では漫画家の美晴さん、ご本人の演者目線での解説。
"これがあたし" "さえない兄弟" など、あえて口調をやさぐれトーンにして。
映像の重さと、音声の調子、そのギャップが癖になりそうでした。
よそでは得難い体験。
上映中に再びいかねばです。

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woodstock

4.0なかなか良かった!

2024年3月28日
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(ほやマンってなんやねん!)という観客の疑問を置いてけぼりにしたまま、物語の展開の面白さにグィっと引き込まれていく感じだった。

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はなてん

4.0ご当地島普及映画では無い、全人類対象火種映画

2024年3月23日
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2023年劇場鑑賞79本目 優秀作 74点

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サスペンス西島

4.0自分を許せるのは自分自身

2024年1月4日
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sow_miya

3.5みんな大変な想いをしながら生きている

2023年12月30日
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たけぱん

5.0感情がぐちゃぐちゃにゆすぶられる、私は笑いながら泣いていた。

2023年12月14日
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泣ける

笑える

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なすこ

4.0呉城久美さんの

2023年12月12日
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鑑賞方法:映画館

幸せ

笑顔に、ヤバイ役な事が飛んでしまう。ほやマン大バズリかと思えばそんな作品でもない。海の恐怖の表現はこういう手法の方が真実味が出る。
松金さん、津田さんも文句ない脇。全体的にもうちょっとエロ要素あるかと思ったけど・・ほやの身、あんなデカいの初めて見た。かぶりつけるようなモノなんですか?

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トミー

4.0他の方のレビューにもありましたが、とにかくホヤが食べてみたい

2023年12月11日
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鑑賞方法:映画館

ホヤは住む場所を見つけると、背骨が無くなって、脳みそが無くなって、ずっとそこに居続ける・・・・

何か人生の教訓を語っているようなホヤの生態系ですね。
安住して、何も考えなくなってはダメだと言われてるような感覚になった。

ほのぼのした雰囲気に、予想がつきにくい展開で、見ていてとても楽しかった。
結末ができすぎたハッピーエンドではなく、割と現実的な形に収まったのも良かった。

他人から勧められた幸せのカタチを鵜呑みにせずに、それぞれが自分を見つめ直す。
悩んだ結果とった行動がそれまでと同じでも、悩んだ分だけ心は成長していると思う。

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ジュンヤ

3.0あの日から

2023年12月10日
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 街は新しく作り直され、綺麗になったけど、あの日失った人や物やそれ以上の何かはもどってこない。呉城さんの演技良かった。

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旅行者
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