劇場公開日 2023年11月3日

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さよなら ほやマンのレビュー・感想・評価

全43件中、1~20件目を表示

4.5苦しくても進め!吐き出せ! Don't be like "Hoya"!

2024年1月23日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

幸せ

感情が怒涛のように溢れ出す。奇跡のような傑作!
登場人物なんて、兄弟2人とイカれた漫画家の女と叔母と叔父のほぼ5人だけ。
しかしそれぞれがイイ。春子ちゃんなんてむっちゃいい味してた。箒で叩くところ、かっちょイイ。弟くんはブギウギの弟くん(六郎)そのまんまで笑ったけど、やっぱイイ。漫画家の女は「こういうむちゃくちゃな人でないとこの兄弟の現状を変えられなかっただろうな。」と思わせるに十分な迫真の演技でイイ。最後のシーンで船の上でアキラを抱きしめた叔父もイイ。
そしてなんといってもアフロMOROHA。彼だからこそ出せる少しコミカルな中の切なさ。やさしさ。溢れ出る気持ち。咆哮!アキラの想いがビンビンこちらに伝わってくる。彼がいなかったらこの奇跡はなかった。俳優ではない彼をアサインした監督の慧眼がすごい。

「昔、島を出たいと相談してきたアキラの父親を“あんただけずるい。”と引き留めた。」という春子ちゃんの言葉が刺さる。
悲しい過去や苦しいしがらみを超えて、人が一歩ひねり出す瞬間を体感した。

大波をアニメで表現。斬新。実写じゃなくアニメにしていても恐怖感が。(震災経験者の中には観れない人多いのではないか。)

“ほや”は住む場所を決めると背骨と脳がなくなって、あと何も考えずに一生を終えるらしい。諦めて考えるのを止めて現状に留まる人たちとオーバーラップ。苦しくてもホヤになってはいけない!ホヤとはさよなら!

こんな凄い映画を作りきった監督・脚本・カメラ・音声・スタッフ陣と俳優たち。
これはやり切った感あるだろう。羨ましくなった。

✴︎漫画家の女は昔アキラの父母にお世話にでもなったのかなあと思ったが、特になんもなかったのね。
✴︎アフロMOROHAが歌う歌や詩を私はよく知っていただけに(それが観に行った理由のひとつ)まったく知らない人が彼の演技をどう感じたかは聞いてみたい。きっと、関係なく響いたはず。
*美晴は最後、なぜ彼らの家ではなく、彼らの船を買ったのだろうか。ここはいろんな考察がありそうでレビュー読むのが楽しみ。

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momokichi

1.0うーむ

2024年7月10日
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鑑賞方法:映画館

日本映画批評家賞受賞作品の一つとして鑑賞しました。
時間が長く感じた。私にとっては刺さらない作品でしたq

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鯉の季節

4.0【今作には、人間として大切にしなければいけない多くのモノが詰まっている。今作は、大震災後にそのあまりに大きい呪縛に囚われつつ、必死に生きる兄弟の王道の喪失と再生の物語なのである。】

2024年4月14日
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悲しい

知的

幸せ

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NOBU

5.0石巻の離島、漁師の兄弟生活、両親は3.11で行方不明のまま、生活困...

2024年4月8日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

悲しい

幸せ

石巻の離島、漁師の兄弟生活、両親は3.11で行方不明のまま、生活困窮…。
そこに、通りすがりの女性漫画家が、半ばムリヤリ居座って暮らすことになり。

摩擦を起こしながら、徐々に心が近くなってゆく様子。

主演のアフロさんは、普段は役者ではなくラップ歌手だとのこと。
だからでしょうか、武骨で泥臭く、
映像での見え方が "演じている" のではなく "本気の全力" に煮えてしまい。
その姿がささりました。

三陸で、震災も背景にありつつ (それが主題ではないにしても)
兄弟、家族、近所などの、絆を見直す物語でした。

田端のチュプキさんならでは、イヤフォン音声ガイドが、今回とくに傑作でした。
呉城久美さん、役では漫画家の美晴さん、ご本人の演者目線での解説。
"これがあたし" "さえない兄弟" など、あえて口調をやさぐれトーンにして。
映像の重さと、音声の調子、そのギャップが癖になりそうでした。
よそでは得難い体験。
上映中に再びいかねばです。

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woodstock

4.0なかなか良かった!

2024年3月28日
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(ほやマンってなんやねん!)という観客の疑問を置いてけぼりにしたまま、物語の展開の面白さにグィっと引き込まれていく感じだった。

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はなてん

4.0ご当地島普及映画では無い、全人類対象火種映画

2024年3月23日
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2023年劇場鑑賞79本目 優秀作 74点

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サスペンス西島

4.0自分を許せるのは自分自身

2024年1月4日
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sow_miya

3.5みんな大変な想いをしながら生きている

2023年12月30日
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たけぱん

5.0感情がぐちゃぐちゃにゆすぶられる、私は笑いながら泣いていた。

2023年12月14日
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泣ける

笑える

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なすこ

4.0呉城久美さんの

2023年12月12日
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幸せ

萌える

笑顔に、ヤバイ役な事が飛んでしまう。ほやマン大バズリかと思えばそんな作品でもない。海の恐怖の表現はこういう手法の方が真実味が出る。
松金さん、津田さんも文句ない脇。全体的にもうちょっとエロ要素あるかと思ったけど・・ほやの身、あんなデカいの初めて見た。かぶりつけるようなモノなんですか?

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トミー

4.0他の方のレビューにもありましたが、とにかくホヤが食べてみたい

2023年12月11日
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鑑賞方法:映画館

ホヤは住む場所を見つけると、背骨が無くなって、脳みそが無くなって、ずっとそこに居続ける・・・・

何か人生の教訓を語っているようなホヤの生態系ですね。
安住して、何も考えなくなってはダメだと言われてるような感覚になった。

ほのぼのした雰囲気に、予想がつきにくい展開で、見ていてとても楽しかった。
結末ができすぎたハッピーエンドではなく、割と現実的な形に収まったのも良かった。

他人から勧められた幸せのカタチを鵜呑みにせずに、それぞれが自分を見つめ直す。
悩んだ結果とった行動がそれまでと同じでも、悩んだ分だけ心は成長していると思う。

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ジュンヤ

3.0あの日から

2023年12月10日
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 街は新しく作り直され、綺麗になったけど、あの日失った人や物やそれ以上の何かはもどってこない。呉城さんの演技良かった。

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旅行者

3.5美晴役の呉城久美が魅力的だった

2023年12月10日
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鑑賞方法:映画館

笑える

悲しい

難しい

石巻市の離島で一人前の漁師を目指すアキラと、障がいを持つ弟のシゲルは、震災で両親が行方不明となり、借金を抱えていた。しかし、島の人々に助けられながら、どうにか暮らしていた。そんな彼らの前に、都会からやって来た髪を青く染めた漫画家・美晴が現れた。美晴は兄弟に彼らの家を1000万円で買うと言い出し、50万円の前払金を払い、3人は一緒に暮らすことになった。さてどうなる、という話。

これも東日本大震災から立ち直れていない人たちの話で、12年経過してもまだ死亡届けを出していない人も居るのだろうと思えた。
ほやの事を学べたし、また宮城に行くことがあったらほやを食べてみたいと思った。
美晴役の呉城久美が最初は高飛車で嫌な感じだったが、兄弟と接していく中でだんだんと可愛くみえてきて魅力的だった。
美しい海も印象的だった。

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りあの

4.0ほやは食べてみたいけど美味そうには見えない

2023年12月7日
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shot

2.0思ってた感じと違った

2023年11月25日
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邦画野郎

3.5ほやほや 美晴ちゃんまたですかー!?

2023年11月24日
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笑える

悲しい

楽しい

2023年映画館鑑賞69作品目
11月23日(木)フォーラム仙台
会員料金1500円

庄司輝秋監督作品脚本作品初鑑賞

あらすじ
石巻市の離島「多部島」でひっそりと暮らす阿部兄弟
両親は震災の日に船で沖に出て行方不明になった
それ以来2人は海産物が食べられなくなった
そんなある日に東京から漫画家の美晴がやって来た
スマホの電波が良いので阿部兄弟の家を売れと言う
50万の頭金を出した美晴は阿部兄弟と同居することに
阿部兄弟の兄アキラはその50万でYouTuberデビュー
父親が考案した島のキャクターのホヤマンに扮し動画投稿したのだが

東北のハワイ多部島は架空の島
撮影現場は石巻の離島網地島(あじしま)
金華山の隣

なんか全体に程よくゆるい感じ
嫌いじゃない

津波のシーンはなぜかアニメーション

東日本大震災モノは正直またかよと思うところはある
福井は眼鏡をゴリ押しする映画を作れるが岩手宮城福島といえばいつまで経っても震災ばかり
映画館で震災を再現するシーンがあることを知らせる注意書きの張り紙があるのは当たり前になっている
ウンザリはしているがどうせなら楽しみたい
そんなわけで楽しめたことは間違いない

配役
阿部兄弟の兄で叔父の漁を手伝っている阿部アキラにアフロ
阿部兄弟の弟で震災のショックでほでなすになってしまい島から出られなくなった阿部シゲルに黒崎煌代
アシスタントに対する暴行事件で執行猶予中の漫画家で東京からやって来た高橋美晴に呉城久美
島の漁師で阿部兄弟の叔父のタツオに津田寛治
阿部兄弟の近所に住む一人暮らしのお婆さんの春子に松金よねこ

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野川新栄

4.5アフロ魂

2023年11月21日
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泣ける

悲しい

幸せ

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カールⅢ世

5.0震災が生んだ心災を、こんなにもユーモラスに楽しく描く感動作‼️

2023年11月20日
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泣ける

笑える

楽しい

人生一度きりの人生、動けるときに動かないと、、、

それでも動かない家族と過去とお金と、、のしがらみ

  そして初めて動き出すことににより見つかる世界、、

最後に、気づく、、

  動こうとして留まる意味を、、

そんな笑い泣きする愛すべき、感動の作品でした、、

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ウェーブストレッチリング

4.0ほや、食べたことない。。

2023年11月20日
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ノーチェックで、たまたま時間帯が合ったので、観た映画。やばい、途中から号泣してしまった、、(こんな日に限ってハンカチ忘れた)

震災をテーマにしてるので、とてもつらい。でも、なんだか元気もたくさんもらえる映画だった。

「家族って、いいよね!」って単純に肯定できないモヤモヤを、指摘してくれた感じ。

家族は大事だよ。でも、一人一人、一つの個として、大事だよ。生きていくのは自分だよ、と背中を押してくれる感じがした。

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Sakiko

3.0心の傷が可視化された一つの物語

2023年11月19日
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泣ける

単純

宮城、網地島オールロケということで観賞しました。海辺で生きる人たちは、震災の話はどうしても切っても切れない背景になってしまう。あの震災をどう乗り越えるかは人それぞれで、家族が見つからないままというのは心中推し量れるものではないし、想像だとしても津波のシーンには観賞者への労りもあってかアートスティックのように表現されていました。心の傷が可視化された一つの物語でした。
私はなんとなく物足りなかったんですが、隣の母がボロ泣きだったので、刺さる人にはかなり刺さる映画なんだと思います。松金よね子さんがとても良かった。

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ふたり映画