「一時の夢」二十歳に還りたい。 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
一時の夢
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事業に成功しても仕事に夢中な余り一家離散の憂き目、人生をやり直したい動機は今度こそ家族とコミュニケーションを密にとって家族皆を幸せにしたいことでしょう。その割には実業家でなく俳優としての別の道へ進むだけ、それも明日香の父に強引に引き込まれたからだし主体性は感じられない。神様の訓示、人を愛し許せ、大事なのは無償の愛というのは幸福の科学の利他的に生きよという教理と一致、そうか、やっぱり幸福の科学のプロパガンダ映画でしたか。
それにしても、どうして30歳まで結婚してはいけないのか神様の条件の説明が欲しかった。一徳が結婚を承諾しなければ明日香はビルから飛び降りて元の木阿弥、不幸の繰り返しだから若返った意味が消失、そもそもそんな選択は神の訓示の愛とは矛盾。
認めてしまったら老人に戻って往生、どっちにしても非業の末路、せめて、30歳まで待ってくれと説得すれば明日香は同意してくれたでしょうに・・。おそらく、一徳が老人に戻って死ぬことは予めの神様の筋書きどおりで、一時の夢を観させただけということでしょう。
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