ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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イリジウムのような宇宙ステーション的映像やチャッピーのような感情的...
イリジウムのような宇宙ステーション的映像やチャッピーのような感情的要素、最後はインデペンデンスデイのようなまとめと、他のSF映画の要素を取り入れてる感じがあるかもです。
イマイチAIに対する受け入れが入ってこなかったかも。
壮大なAIロボットが入ってきた人間社会の、新たなる対立と、共有と権利(AIロボット)との戦い
ジョン・デビット・ワシントン出演、日本からは、渡辺謙が出ているSF・AIアクション戦争作品。
ストーリー設定は、西洋側の奴隷的な使い捨て的ロボットAIに対し、アジア系のAIとの共存的価値観の対立戦争のような構図(観るものの捉え方による)。
映像的作風は、過去の映画作品をリスペクトしたような画が次々と出てくる。「ブレードランナー」「ターミネーター」を主軸に「AKIRA」「地獄の黙示録」のベトナム戦争、アメリカの南北戦争や、インディアン、「ロボコップ」との映画までも脳裏をよぎった。
見どころは、ブレードランナー的なアジアの街並み(TOKYO渋谷、新宿とも見える。映画撮影収録はしています)や、ロボットを使った戦争表現映像。悲惨さやコメディ要素などもあります。
ただ、展開要素が大きすぎて、ストーリー展開、場所の移動などが早く、置いてきぼりに買ったり、ドラマが薄味になりがちなのが残念。渡辺謙の役どころも良いものの、筋書きの設定を深く追っていない(時間をとってない)展開が早く深みが出せていない。
映画の描きたいこと、構図、映像は良いので、そこが残念でした。
アジアの描き方、こんな未来もまだ荒れ果てた平原や住協などあって??
★Dolby-atoms鑑賞
★重低音 ★3.5
★音圧 ★3
★分離度 ★3.5
★サイド(左右、後、活躍度)★3.5
★サラウンド ★3
全体的に音響は良いものの、動きあるものは、「ターミネーター」の冒頭での未来戦闘場面のレーザー銃の銃撃レーザー弾道音が同じに感じました。映画館場内を駆け巡ります。もう少し動きある音声や、環境音ほしいかな。
🎞個人的好み度(★1~5)★4
ん〜浅い
映像はさすが迫力があります。
兵器の子役の演技は上手でした。
しかし内容か浅い。
最強の兵器?なのに、ただAI攻撃用の衛星を破壊するだけ…。主人公の子供のコピーしたAIだから守る。兵器が作られる過程も全く描かれていない。浅い。
これは自分の想像していた内容ですが、兵器はほぼ全人類を抹殺するだけの力を持っていて、【AIは人類を守らなければならない】という原則に乗っ取って、増えすぎて自ら争い滅亡へ向かっている人類を、敢えてほぼ抹殺、間引きをし、一度人類のリセットを掛けて人類を守るというような複雑な内容かと想像していました。兵器(子供)は人類を殺すが、それは人類を守る為というような内容で、その兵器は、更に自分の子供のコピーであり、主人公がその兵器の対応に苦悩する…みたいな内容で、雰囲気もブレードランナーのような物を想像していました。
それと渡辺謙の無駄遣いだと感じました(笑)日本市場へのサービス?
実際にはローグワンの戦闘シーンと軽いアルマゲドン…と言った感じで肩透かしでした。
既視感がありすぎかつ抑えめな演出に退屈
割りと序盤から退屈してしまい、睡魔と戦いながら最後まで鑑賞しました。
退屈の大きな要因はおそらく2つ。
既視感と抑えめな演出。
他のレビューにもたくさんあるように、本作は、AKIRAやブレードランナー、ローグ・ワン、A.I.などの既視感が多分にあり、プロット展開も演出も何も新鮮さが無く、ただただ都合好く物語が進んでいく展開が目についてしまった。また、オシャレに敢えて抑えめの演出にしているためか、それがより一層退屈にさせているように感じる。
作品自体ではなく、監督や撮影過程について言及した評価しているレビューもあるが、私にとってはそれらはどうでもよく、ただただ「おもしろくない」と思ってしまった。
愛とAIと
人工知能
Artificial Intelligence
これまで人間にしかできなかった
知的な行為(認識・推論・言語運用・創造等)を
どのような手順(アルゴリズム)と
どのようなデータ(事前情報や知識)
を準備すれば
それを機械的に実行できるか
を研究する分野
かつてはSFの世界の産物だった
人間が作り出した知能
コンピュータの進化に伴って
日常生活に関わる機会が
増えた分野だがその認識や
将来性は人間を楽にする
良いものといったものや
人間の仕事を奪って経済を
破滅させる悪いものだ
など個人個人の認識が
随分異なっている
この作品はそんな分野をテーマに
「ゴジラGODZILLA」「ローグワン」
SF作品で幅広く活躍している
ギャレス・エドワーズ監督が
脚本から担当
でどうだったか
個人的には大変面白かった
上質なプロダクションデザイン
奥行きのある世界観の見せ方がうまく
北米側はなんでか知らんけどLAに
核爆弾が落っことしたAIに人権を
認めなかった
アジア(西側)はAIに人権を認めた
という対立構図をもう最初に
ぶち上げてしまいそのまま
話を進めていくキッパリ感は
わかりやすくてよい
アメリカが持つ戦略兵器「ノマド」
のスケール感とかも非常に
ゲーム的というかつかみやすい
言い換えると
細かなところは気にしてない(笑)
わかりやすいから
ストーリーはシンプル
アジアはどうやら人間の行き来は
自由なままのようでアメリカの
工作員として潜入していた
ジョシュアが恋人として結ばれた
アジア人の女性マヤと
作戦の齟齬から離れ離れ
その時の爆発でマヤは
死んだと思って失意のまま
暮らしていると再びアジアで
AI側の親玉を殺してこいと言われ
もうやる理由がないと断ったが
マヤ生きとる情報を聞き
目の色が変わります
ジョシュアもLAの核爆発で
家族と片腕片足を失うという
AIに対する「単なる機械」
と憎しみの気持ちを
しっかり持っており
作戦を進めると奥にいたのは
子供「アルファO」だった
しかしその子供はAIや機械を
意のままに操れる凄い子
ジョシュアはアルフィーと
名づけそこからロードムービーの
ようになっていきます
前述しましたが
この映画デザインが本当に
よくできてるので
説明を極力省きながらも
だいたい何やってるかが
すごくわかりやすい
死んで間もない人の脳から
情報を移植して取り出す機械
とか結構複雑なようで
一発でわかっちゃう
こういうとこでテンポを
稼いでいる感じ
ダメなSFはこういうとこが
いちいち口で説明しすぎて
ダルかったり作者の感覚の
ズレがきつかったりします
今度上映する
ゴジラ撮った山崎貴監督とかね
(追記:マイナスワンはすごく良かった)
かつて親交のあった
AIハルンとの再会や
創造主の正体などを
知るごとにジョシュアは
AI側につきノマド破壊に協力
ジョシュアはマヤと最後に出会え
アルフィーはあたかも最後の希望
かのように地球に産み落とされ
戦いはAI側の勝利のように
終わっていきます
この結末が意味するものは
なんでしょうか
人間の敗北?多様性の勝利?
色々な意味があるんですかね
申し訳ないですが、残念な作品。
ちょいちょい日本文化を挟むあたり、日本好きな監督なのでしょうか?
それでいて、舞台が東南アジア風味だったり、チベット風味。
登場人物もヒロインの母?と謙さん以外日本人風の人は見当たらない。
え?日本は滅んだの?って感じでちょっと気分悪い。
ヒロインにしたって、日本人顔じゃないし。
どうせなら,それこそAI生成のCGで無機質感のあるキャラを出した方が良かったのに。
ヒロインの子は一生懸命演技しているし、愛らしいのでかえって違和感すらある。
違和感の一つには初見の主人公にがっつり感情移入していること。
ストーリーの展開(一緒にいる理由、時間、エピソード)的に無理があるし、いやプログラムですからと言われれば感動要素にはなりえない。
それでいて最後にはリュックベッソンの名作、レオンの終盤のシーンの如く、愛してるという始末。
あと1番のガッカリ要素は、米国の超巨大衛星兵器が落下してきたとき、地上のAIの皆様、両手を挙げて歓喜してるんですねえ。
虐げられてはいても平和を愛する方々がそこで喜ぶ?てか、先の事を考えたら楽観できる状況じゃあないと思うのですが。
って、ヒロインもニッコリわろてはるし、いやあんた、さっきまで号泣してたんじゃないの?って、プログラムだから仕方ないか・・・。
gー13の件は良かった。
日本贔屓だけにゴルゴネタか?と一瞬思いつつ、gー14があんのかい!と逆にがっかり。
とは言え、律儀な彼は本作では屈指の名キャラクターです。
もうちょっと細部を詰めるなり、ひねりを加えれば名作になりえたんでしょうけど、これではちょっと微妙。
つまるところ、お時間に余裕があるかたはどうぞってところでしょうか。
余談ですが渡辺謙さん、日本語セリフだと急に大根感があるのはなんか不思議。
AIと人類ではあっても悪役はアメリカ
近未来で進化したAIが暴走してロサンゼルスを破壊して被爆地となってしまった。アメリカはAIを敵となしてAIロボット狩りを始めます。一方ニューアジアではAIロボットとの人間共存を継続。これによりアメリカとニューアジアでの対立となります。何やら現実社会での分断にやや似たような状態です。AIと人類の戦いという設定は過去に様々作品がありました。本作が異なるのはAIを抹殺しようとする悪者アメリカというところです。圧倒的な戦力にてAIやアジア人を制圧していきます。そんな中アメリカの脅威は人類を滅ぼす兵器を作り出すクリエイターの暗殺です。潜入捜査でニューアジアに潜伏する主人公ジョシュア、そこでマヤと結婚をします。互いに愛し合ってはいてもジョシュアは任務を優先してマヤを失ってしまう。マヤを探して再びニューアジアへそこで出会うAIの少女アルフィー。ジョシュアとアルフィーの逃避行が始まります。「ブレードランナー」を彷彿させる近未来の街、「スターウォーズ」のような様々な兵器など圧倒的な想像力と映像は一見の価値があります。冒頭の様々な設定がややわかりにくいのですが、その後はシンプルな展開となりす。結末は想像通りの物となっています。しかしこれで解決とはなっていません。人工知能の進化にAIと人間はどうかかわるのかというテーマを投げかけるもその先はご鑑賞した皆様でお考え下さいというような感じです。スケールの大きな作品でありながらも感動も痛快さも何もありません。そこが残念でした。あとこれは私だけと思いますがアルフィーは坊主頭であったこともあり、少年と思って観ていました。
馬鹿っぽい失笑コント風味に驚いた。
以下ネタバレ
X(旧Twitter)のタイムラインでたまに見かける
田園的な湿地帯にメカニカルな物体がいるSF的なイラストを
実写映画の映像として見れたのはフレッシュな体験でした。
広い自然空間に、
人工的なマシンのシルエットが佇むビジュアルは
妙な期待感を喚起させてくれました。
しかし、
メカのいる風景の雰囲気はいいけれど、
リアルなメカの稼働状況を考えると、
水や湿気対策をしていなさげな
動力部分むき出しのハイテクメカが
水たまりに入って行く様は
雰囲気を優先した雑なメカ設定だなと思ってしまい、
そこが鑑賞ノイズとなりました。
また、
AIがアジアエリアで
人間と共存できている理由の説明がほぼなく、
武装したAIの「POLICE」表記警察ロボが大量にいる
アジアエリアのシーンを見せながら、
アメリカ兵に「AIたちは優しいのよ」と
説明する中年女性の台詞は強引だなとも思いました。
2回見せられることになる、
アメリカ兵のバックパックに「時限爆弾」を使用するシーン、
浮遊技術があるのに、
同じく2回見せられることになる、
「時限爆弾」ロボのランニングシーンは、
馬鹿っぽい失笑コント風味で、
AIとの共存をテーマにしたシリアスな作品ではなく、
AI子供との珍道中の作品にしたかったのかな・・・ギャレスさん・・・
と思いつつ鑑賞しました。
また、ノマドと呼ばれる空中要塞が
成層圏ギリギリから青い光でスキャニングする様子は
フレッシュな映像ではありましたが、
大げさなスキャニング作業で得たデータで実行するのが
「ミサイルの照準あわせ」という失笑計測で
10年かけて建造した空中要塞と紹介され、
雰囲気だけの馬鹿マシンだなと思いました。
さらに
地上とのアングルに収まるよう
空中要塞ノマドが高度を下げてくる様子は、
画面のレイアウトもご都合主義かと失笑しました。
終盤の
不時着するミサイルや、
ふりそそぐ空中要塞ノマドの破片に駆け寄る群衆も
雰囲気だけの馬鹿な景色だなと思いました。
吹替版のケン・ワタナベは
ケン・ワタナベではない声優の人が声をあてており、
違和感がありました。
また、ケン・ワタナベをはじめとした
ロボヘッドの筒みたいな空洞は
雰囲気だけのデザインで、
軽量化?を目的にしてるのかしらと思いつつ鑑賞しました。
ケン・ワタナベ電源OFFシーンや
ケン・ワタナベ水分補給シーン
を見て、
ギャレスさんに意見言える人がいなかったのかなと
イエスマン体制のゆがみを感じる映画でもありました。
人間が外見を寄付するという謎キャンペーンが
ときどき本編中に紹介され、
掃除機ルンバっぽい頭部ユニットのロボが
ケン・ワタナベ的な人間っぽいロボになる理由も
よくわからない雰囲気だけの設定だなとも思いました。
主役の潜入捜査官デンゼルワシントンジュニアの
行き当たりばったりの探索道中も、
訪れる先々にアメリカ兵を連れてくるだけの作劇でしたので
感情移入などできるはずもなく、
子供AIとの触れ合いも、
終盤に唐突に親密度アップさせて、
雰囲気だけ演出だなと思いました。
子供AIが二コリと笑ったときに見せる歯並びは
野性味があったので
もう少し、
CG使って綺麗な歯並びの映像にした方がいいのでは
とも思いました。
潜入捜査官デンゼルワシントンジュニアが
マーベルのエターナルズで見たことのある女優を
割と早めに寺院でスイッチオフにして見捨てたのに、
記憶メモリ的なもので再設定した
マーベルのエターナルズで見たことのある女優に似た
ロボ女性とキスしてるシーンを見せられても、
「何ソレ?」と思いつつ、
これって観客を泣かせようとしてるのですか
ギャレス・エドワーズさんと思ってしまった作品でした。
めっちゃローグワン思い出す!
世界観が似てるし既視感満載!
AIとかに関しては詳しくないから雰囲気でしか評価できないけど、ローグワンの世界に戻ったみたいで懐かしかった。
贅沢しよっと考えてIMAX鑑賞。
が、IMAX料金は不用かもしれないなあ〜とは思った。
愛する心を持つ成長するAIって…
続編ではあの子が美しい少女に成長してスクリーンに戻って来るのを楽しみにしてる。
質量感じる映像が素晴らしい
目まぐるしく進んでいきますが、質感のある感じが伝わってきてとても見入ってしまいました。思ったよりAIロボットが弱くてポンコツなのでここはもう少し強くても良かった。これだとアメリカすぐ勝ちそうで手こずらないなと。最後の展開は読めましたが、この終わり方で良かったかな。
最初の地下にあるアルフィーがいたところはAKIRAから影響受けたのかなとか、あちこち思いながら見るのも楽しかった。
少しずつ進歩する近未来像
ストーリーはまあまあの出来で、AIと人間の戦いを目線を変えたぐらいのもので、「こんなものかな…」という内容。それでも、母と子の関係を盛り込んだ脚本は、割とありきたりではあっても、古いようで新しさも感じた。
アジア世界が近未来の舞台であるのだが、街のデザインが「ブレードランナー」から少しも進歩していないのには、もはや食傷気味である。漢字、ひらがな、カタカナの看板やサインが欧米人の未来感覚なのであろうか?想像力を端折り過ぎではないか。内容はともあれ、演技者としてのジョン・デビッド・ワシントンは今後も期待出来る俳優だ。
内容はぺらっぺら
映画.comのレビュー評価は3.7になっていたので期待して観に行ったのですが、ちょっと期待外れでした(配給元はディズニーだし、評価点の操作みたいなことしてるんじゃないかと疑ってしまうほど)。観ながら突っ込みまくりなので、没入感ゼロです。完全な駄作とは言えないけれど、予算をたくさんつぎ込んだB級SF映画。映像は綺麗で、CGとかすごいんだけど、世界観が広いようでめちゃくちゃ狭いw 映像美がなければ1.5ぐらいしか評価できないレベル。
この映画の問題点を端的に上げるなら
・登場人物の心情変化の描写が不足していて、彼らの行動に説得力がなく、薄っぺらく感じてしまう
・ツッコミ待ち満載な脚本の拙さ(上記の原因でもある)
・アジア圏への潜入捜査とかいう割に主人公が特に理由もなく黒人(潜入捜査なら目立たないアジア系アメリカ人を送り込むのが本来のセオリーだけど、それじゃ映画が売れないと踏んだのか)
・うがった見方をしてしまうと、アジア人差別にも取れる内容
・アメリカ対ニューアジアという壮大そうな規模なのに、実際は東南アジア(とその上空)といった狭い範囲で話が展開し、スケール感が小さい
・AIだなんだと言ってる割に、テクノロジーレベルがあべこべ
印象としては、攻殻機動隊のような日本のSFアニメに影響を受けてAI寄りの作品を作りたかったけど、そこに哲学的に語りたい核となる信念みたいなものがないから、ぺらっぺらな中身の薄味な作品に仕上がっている感じです。
(最後の出演者紹介のときに画面にカタカナ出るけど、これって日本版のみなのかしら。韓国上映ではハングルで出ているのかな?海外版全部カタカナなら日本アニメ意識している説強くなるけど)
以下は、ちょいちょいネタバレ含む辛口寄りな内容が続きますので、まだ観てない人はここまででお願いします。
さて、AIと人間の戦いとか謳ってますが、AIに偽装させてるだけで、「アジア人対アメリカ人の戦い」もしくは「アメリカによるアジアの侵略」みたいな内容になってます。AIを殲滅するためにアジア圏にずかずか侵攻してくるアメリカが無関係なニューアジア人含めて攻撃しまくるところは、なんとなく今ちょうどタイムリーな中東の紛争に近いものがあります(ハマス殲滅狙いなのに直接関係ないパラスチナ人まで巻き添えみたいな。ちな、ニューアジアとしての日本はまったく出てきませんが、どうなっている設定なんだろう。AI殲滅にやっきになっているアメリカに早々に滅ぼされたり占領されたりしているのだろうか…w)。
で、敵がAIで、AIが脅威なのは人間より優秀な「種族」だからと冒頭で言ってる割に、そのAI側のテクノロジーがしょぼくすぎる。時代設定も2064年で、AIが社会の一部に溶け込んでいる設定のニューアジアとやらの風景はベトナム戦争時代で時が止まっているのかというぐらい貧しく、汚く、ローテク。共存は出来ていてもAIを全然駆使できてないよ!(これって、ある意味アジア人を馬鹿にしてない?w)。チベットの僧侶までAIロボ化してるし、意味が分からないw
後、渡辺謙扮するAIロボが「我々は人間を殺すことなどできない」みたいなセリフを言うシーンがあるんですが、そのちょっと前にドンパチやっててアメリカ人側に死者出てるし、ケンさんロボも時限爆弾みたいなの使うし、「はぁあっ?!」って声出ちゃうよね。この世界ではロボット工学三原則は存在しないようです。
そして肝心の物語なんだけど、流れに説得力がない。まず主人公とAI側の最終兵器とされる少女AIとが心を通わせる過程がまったくないのに、後半のある時点でいつの間にか愛してる感じになっちゃう。描写不足か演技がかみ合っていないのか、主人公と少女AIとの間に疑似的な親子のように惹かれ合うような空気感の醸成過程がない。主人公が最初の方は嘘ついたり、脅迫したりと、なんか好きになれないというのもある(そういうことやっててもどこか憎めないような空気にもっていける役者もいるとは思うのだけど…)。最初の方の話の流れをもうちょっと違うものにしていれば、疑似親子的なものに持っていけたと思うのだけど(ターミネーター2なんか疑似親子感の構築に成功している例)。端的に言って、脚本が悪い。
後、後半の最初のとある重要なシーン、主人公が愛する女性を前に重大な決断をするシーンがあるのだけど、十分な葛藤の時間を取らずにささっと終わらせてしまう。えー?!確認も十分せずに納得しちゃって、そんな短時間の躊躇いで決断しちゃうの?!そこもっと苦悩するシーンとか入れないとだめじゃないの…? 愛が薄っぺらい。最後に主人公が恋人(もどき)と再会する流れも、もう脱力しか感じない。脚本と演出がひどい。
少女AIもかわいいのだけど、新たな知的生命体としての描写がないまま進むので、「モノだけど魂が宿っている」という共感を観客に抱かせることに失敗している。やはりこの少女と主人公の出会いをもっと早い段階にして、疑似親子的な関係をしっかり構築するべきであったと思う。単にSFチックなダライラマ降臨みたいなのをやりたかっただけではないだろうか。もっと練って欲しかった。
ガッツリSF
オープニング、ロボットが開発されてからLAに核を落とすまでがコンパクトにまとめ上げられてる。
ブラウン菅のような映像なのだが、その歩みの早さに驚くも光陰矢の如しとはこの事かと納得してしまう。
SF作品でありひき絵のスケール感が半端ない。
空に浮かぶノマドなんかは、途轍もない脅威に見える。
どんな話が展開されるのかと思ってたが、絵のスケール感とは真逆の案外こじんまりした話だった。
何章かに分けられてはいて…ともすると、章毎に1本の映画にしたかったのかなと思わくももなく、結構サクサク進む。子供のAIの背景なんかは第1章で予想がつくほどだ。
対立の構図としては、AIを殲滅する西側vs AIを擁護するアジア圏なのだけど…どうやら西側の一方的な宣戦布告らしく、アジアは防戦って形をとってるみたい。
その戦局を覆すべく造られたのが、アルフィーなのだけれど、彼女は電子制御の機械達を休止させる能力を持つ。結構、捻りが効いてる。
AIを擁護する側が開発した兵器が、AIの無効化だ。
攻撃する側が用いる兵器の無効化なわけだ。
西側も撲滅を掲げてはいるがAIへの依存は大きいのだろう。
そんな背景の中で物語は進んでいく。
人間のエゴを散々見せつけられる事になるのだけれど、ジョシュアに発信機でも仕掛けられてんのかと思う程、どこに行っても見つかる。
そしてその拠点はノマドの攻撃により壊滅していく。天空から発射させるミサイルなのだけれど、なんと無慈悲な一撃かと戦慄する。着弾の表現も素晴らしく…殺戮兵器の威力に震える。
色々と揶揄に事欠かない展開ではあって、含まれるメッセージも多岐に渡りそうなのだけど、特筆すべきはその表現力かなぁ。
破壊の描写が凄まじい。特に爆破が。
どこにカメラ据えてんだと思うけど、CGってな際限がねぇなあと思う。
ラストに最愛の女性と再会するシーンがあるのだけれど、感動的ではあるものの、記憶を引き継いだ素体27号みたいな事で、命の定義も分からなくてなってくる。今回のAI達は飲食もすれば睡眠も摂る。
おそらく必要ないとは思うのだけど、人の営みを真似る必要もあるのだろう。異物として弾き出されない為なのかもしれず、慣習による強制力ってエゲツないなぁとフと考えたりもする。
終わってみたら母を訪ねて三千里みたいな事ではあるのだけれど、その壮大な画面に当てられっぱなしだった。
SFと言えば昨今だとマーベル作品しか思い当たらないのだけれど、それに辟易してる観客達には拍手喝采の作品だと思われる。
▪️追記
本作の監督曰く「少女の命を奪う事で訪れる未来」なんて事を山崎監督との対談の中で喋るのだが…ひねくれ者の俺は「命?」と疑問に思う。
彼女は自我を持ち合わせはするが、人の命とは起源が違う。その自我でさえ似て非なるものだ。
成長する過程は人のそれと同じなのだろうが、全くの別物のはずである。
…どうにも釈然としない。
彼女殺す事は壊すと同義なはずだ。
そして、殺すと壊すは意味が違う。
ただ本作の種明かしとしてはAIは罪をなすりつけられたような形であり、西側諸国の保身の為にAIは廃棄されようとしている。
そしてそのAI達は依然として人に寄り添う事を自身のアイデンティティにしてるようにも見える。
こな構図から見えるのは権力者達の横暴さとそれに扇動される大衆だ。
実際、俺も冒頭で語られる背景を鵜呑みにしてた。露とも疑問を抱かなかった。
真に怖れなければいけないのは、そういう先入観なのかとフと思う。
最近とある若者が「9〜17時で仕事をすると何も出来ない」と泣いて訴える動画があるそうで、それには否定的なコメントが多いという。
「社会とはそういうものだ」とか「それが労働というものだ」とか「自分の甘さを正した方がいい」だとか。
勿論、正論だ。
だけど、そんな発言の根底には「変わらないもの」っていう固定観念もあるかと思う。
それは社会を運営する側から受けた刷り込みにも似てるように思う。「変わらないもの」は間違いではないけど「変えちゃいけないもの」ではないはずだ。
変えられると不都合な人達がいるのは間違いない。
今作にしたって同族擁護みたいな観念が働いたように思う。だからこそ、なんの疑問もなく人の主張を受け入れた。
主人公が戸惑う原因にはソレも含まれてると思う。
そういう情報と命令を受けてはいるが、我が目で見るソレとは合致しない。廃棄しない選択は人類の滅亡をも示唆する。俺はどうすればいいのだ、と。
自主性に伴う責任感になるのかしら。
その選択に世界を背負う覚悟があるのか、と。
その選択自体を少女の命と錯覚しても仕方がない。
ただ、自我や感情のようなモノを持ち、それを伝達する表情をもつ小さき存在を躊躇いなく屠る事が出来るかと言われれば自信はない。
例え作り物であったとしてもDNAが拒絶する。
生物が幼体の時期に総じて愛くるしく可愛いのは、防衛本能の成せるワザなのだそうな。
その仮説は、本作を見ても十分、頷ける。
壮大な茶番 残念
世界観がターミネーター以前。
AIなのに、人間が攻めてくるのもわからない。ただただ隠れるのが精一杯。レーダーすらない。
もしかして人間を傷つけちゃいけないのか?と思ったけど、銃で応戦してなかったか?。
橋のところで渡辺謙らが迎え撃ってたけど、全く当たらない。AIは銃の初心者?
他にも、侵入者がいれば、隔壁を次々閉めるとか、守る手段はいくらでもありそう。
まあ、そこはノマドも同じだけど。
今の時代に映画作るのなら、AIは人型ロボットでなくてもいいはず。
そもそも、クリエイターとか、ニルマーナだっけ、いってるけど、一人の人間だけで作れるわけない。始祖みたいな象徴にしたいのだろうけど、そこも非現実的。
あと、アルフィーって成長してるの?。ロボットなのに?
謎すぎる。
そんなこんなで結構序盤で脱落しました。
ビジュアルとか、割と良かったけど、AIが子供ってだけのアイデアで作った映画ですよね。
残念。
どんだけアジアが好きやねん(笑)
監督は日本というか東洋的なものが大好きらしい。映画もアメリカ対アジア連合というかたちで、アメリカ軍がアジア(風景はインドシナだが)を蹂躙しまくって、アジア民衆がアンドロイドとともに抵抗運動を繰り広げるという、アバターとか地獄の黙示録とかで見たようなシーン。かと思えばヒマラヤのチベット寺院のようなのも。だれかのようにヤクザの大親分ばかりやるようになった某日本人俳優とちがって、渡辺謙は相変わらず格好いい。
設定に付いていけなかった AIの子供がなぜそんなに凄いのかもわから...
設定に付いていけなかった
AIの子供がなぜそんなに凄いのかもわからんし
ずっと無感情な感じだっまその子供がラストでいきなり人間っぽくなって、「愛してる」と言ったり、襲われて悲鳴をあげたり。
脱出ポッドで送り出すシーンは、まんまアルマゲドン。
他にも“このシーンを映したいだけやろ!”という突然描写もあるし。
ロボット?も酒を飲んだり、アイスクリームを食べたり。
最後、あんな感じで別れた二人がそんな純粋な感じで抱き合える?うーん。
手心を加えず、悪いアメリカ陣営で突き通して描き切ったのは良かった。
愛
人類 VS AI の近未来の戦争。
2075年ロサンゼルスで起こった核爆発事故が原因。人間を守る為に開発されたAIは、本当に間違えて操作してしまったのか。真実は如何に。
欧米諸国VSニューアジア。ベトナム…太平洋…戦いをモチーフにしてるのかな。
ギャレス・エドワーズ監督は日本とアジアを偏愛
してるから欧米に対して皮肉的なバランスも感じる。怪獣映画も大好きだし、所々に挟まれる日本語もあったしね。彼の好みなんだろう。
アクション、テンポ、カメラワークも素晴らしい。映像美が綺麗なSF映画。
音楽のハンス・ジマーは良かった。流石です。
ジェンマチャンの表情は優しい。
幼き少女アルフィーは希望。笑ったり、泣いたり
懸命に走ったり、守ったり。良い顔してた。
私達、大人は子供に未来を託すべき。
別な大人達は強欲過ぎる。
ヴィッド・ワシントンはデンゼル・ワシントンの
息子さん。もし、父親が登場してたら3日間で終わったかも。親子共演も観てみたい。
ベースは人類 VS AIだったけど愛する人をを守る為の闘い。家族愛。奥さんにも会いたいし、子供にも。
人が創ったAIは共存共栄できるのだろうか。
テクノロジーが進んでもAIは愛には勝てない部分もある。人間の愛の美しさはAIには語れるのだろうか。そんな時代が来たら共存出来るかもしれないね。
映画としてのクオリティは高い。しかし
皆さん良い演技されるし、映像的にも素晴らしい。しかしいくつものWhyとお約束に心砕かれる。
- なぜ渡辺謙だけが日本語を突然喋り誰も日本語で返事しないのか
- 絶対に先に撃つべきなのに会話を始める
- 最初の爆撃のシーンの前に胎児を模してAIを作ってたの?なぜマヤの子供である必要があったの?一個しか作れないの?
- 後半で攻撃した拠点はなぜ最初から攻撃できなかったの?
細かいところは凄く良いだけに残念
- 死んだ人ちょっと喋らせる
- 完全にSOLなノマド
- タッチダウン自爆ロボ
- 散々気を持たせておいてでかいだけのタンク(良いところです!
まぁ予想はしてたんですが、チープなSFに仕上がったの残念。ローグワンはすごく好きです。
音が良い
「ザ・クリエイター/創造者」
どの場面切り取っても
美しい絵になる作品でした。
とてもスケール感が大きくて
現実に実際に存在するような
リアリティが感じられました。
メカメカしいドロイド。
レーザー銃の音。
飛行船のデザイン。
どうみてもスター・ウォーズ。
でもSWでは無い。
とても丁寧に美しい「THE 近未来SF映画」
是非ラージフォーマットで楽しみましょう。
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