ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
全443件中、201~220件目を表示
既視感がありすぎかつ抑えめな演出に退屈
割りと序盤から退屈してしまい、睡魔と戦いながら最後まで鑑賞しました。
退屈の大きな要因はおそらく2つ。
既視感と抑えめな演出。
他のレビューにもたくさんあるように、本作は、AKIRAやブレードランナー、ローグ・ワン、A.I.などの既視感が多分にあり、プロット展開も演出も何も新鮮さが無く、ただただ都合好く物語が進んでいく展開が目についてしまった。また、オシャレに敢えて抑えめの演出にしているためか、それがより一層退屈にさせているように感じる。
作品自体ではなく、監督や撮影過程について言及した評価しているレビューもあるが、私にとってはそれらはどうでもよく、ただただ「おもしろくない」と思ってしまった。
コレまた凄い先取り?
主旨はコレまた今をトキメク?とでも云うんであろか?
近未来の先取り?A.I.に世界が占領されたら⁈何て話で、良くもまぁ為(ナ)ってはいけない世界を予測した,実はとんでもない作品に想えた…。
私の勝手な思い込みの話だが、ジョン・デビッド・ワシントンの主演作品って{非常に言葉悪いかもしれないが,親の七光りと云う言い方してはいけないと思うが},世間?に兎(ト)に角(カク)小難しいシナリオで仕上げるクリストファー・ノーラン監督の“TENET”の主役も熟(コナ)して、小難しい作品にばかり主演してる様な印象を受けた。
拝聴したのはかなりの前の様な気がしてきた為,いい加減忘れちゃう前に投稿しとかんといかん!と思いレヴューに至ったと云う経緯(イキサツ)で有りまして…。
別の人のレヴューやら,解説等の情報を見ていたら中々レヴューに踏み切れなくなってしまった。
この作品はやれ「ローグ•ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の脚本•監督したギャレス•エドワードという事でも話題になった様だ。まぁ.ソレはソレで構わない…。
※子供を主役に持ってくる事は、人其々(ソレゾレ)に今まで育ってきて得た経験値?拘(コダワ)りとは違うかな?が出来上がっちゃってる大人(オトナ)には,出す事は出来る筈も無い!と云(イ)うか知らない!から出来る訳も無い為(タメ)にえぇモノが出ると思う。 悪く言えば狡(ズル)い。 なんて処(トコロ)。
SFアクションに留まらぬ面白さ
愛とAIと
人工知能
Artificial Intelligence
これまで人間にしかできなかった
知的な行為(認識・推論・言語運用・創造等)を
どのような手順(アルゴリズム)と
どのようなデータ(事前情報や知識)
を準備すれば
それを機械的に実行できるか
を研究する分野
かつてはSFの世界の産物だった
人間が作り出した知能
コンピュータの進化に伴って
日常生活に関わる機会が
増えた分野だがその認識や
将来性は人間を楽にする
良いものといったものや
人間の仕事を奪って経済を
破滅させる悪いものだ
など個人個人の認識が
随分異なっている
この作品はそんな分野をテーマに
「ゴジラGODZILLA」「ローグワン」
SF作品で幅広く活躍している
ギャレス・エドワーズ監督が
脚本から担当
でどうだったか
個人的には大変面白かった
上質なプロダクションデザイン
奥行きのある世界観の見せ方がうまく
北米側はなんでか知らんけどLAに
核爆弾が落っことしたAIに人権を
認めなかった
アジア(西側)はAIに人権を認めた
という対立構図をもう最初に
ぶち上げてしまいそのまま
話を進めていくキッパリ感は
わかりやすくてよい
アメリカが持つ戦略兵器「ノマド」
のスケール感とかも非常に
ゲーム的というかつかみやすい
言い換えると
細かなところは気にしてない(笑)
わかりやすいから
ストーリーはシンプル
アジアはどうやら人間の行き来は
自由なままのようでアメリカの
工作員として潜入していた
ジョシュアが恋人として結ばれた
アジア人の女性マヤと
作戦の齟齬から離れ離れ
その時の爆発でマヤは
死んだと思って失意のまま
暮らしていると再びアジアで
AI側の親玉を殺してこいと言われ
もうやる理由がないと断ったが
マヤ生きとる情報を聞き
目の色が変わります
ジョシュアもLAの核爆発で
家族と片腕片足を失うという
AIに対する「単なる機械」
と憎しみの気持ちを
しっかり持っており
作戦を進めると奥にいたのは
子供「アルファO」だった
しかしその子供はAIや機械を
意のままに操れる凄い子
ジョシュアはアルフィーと
名づけそこからロードムービーの
ようになっていきます
前述しましたが
この映画デザインが本当に
よくできてるので
説明を極力省きながらも
だいたい何やってるかが
すごくわかりやすい
死んで間もない人の脳から
情報を移植して取り出す機械
とか結構複雑なようで
一発でわかっちゃう
こういうとこでテンポを
稼いでいる感じ
ダメなSFはこういうとこが
いちいち口で説明しすぎて
ダルかったり作者の感覚の
ズレがきつかったりします
今度上映する
ゴジラ撮った山崎貴監督とかね
(追記:マイナスワンはすごく良かった)
かつて親交のあった
AIハルンとの再会や
創造主の正体などを
知るごとにジョシュアは
AI側につきノマド破壊に協力
ジョシュアはマヤと最後に出会え
アルフィーはあたかも最後の希望
かのように地球に産み落とされ
戦いはAI側の勝利のように
終わっていきます
この結末が意味するものは
なんでしょうか
人間の敗北?多様性の勝利?
色々な意味があるんですかね
稀にみる駄作
やや冗長
米軍は自らのミスでロサンジェルスを核攻撃して100万人を死に至らしめるが、AIの暴走だと嘘をつく。このために西側ではAIが禁止される。
一方、ニュー・アジアでは人間とAIが共生しており、このため西側と交戦状態にある。米軍はノマドと呼ばれる空中要塞を打ち上げて、ニュー・アジアのAI拠点を爆撃している。それに並行して工作員ジョシュア・テイラー(ジョン・デヴィッド・ワシントン)をインドネシアに潜入させ、研究者マヤ・フェイ(ジェンマ・チャン)に近づけてAI開発者ニアマタ(クリエイター)の正体を探る。けれども、ジョシュアはマヤを愛して、妊娠させてしまう。功を焦った米軍がノマドを使ってインドネシアを爆撃し、マヤは行方不明になってしまう。
5年後、ニアマタがノマドを無効化する新兵器アルファ・オーを開発したという情報を得て、米軍のハウエル大佐(アリソン・ジャネイ)は退役していたジョシュアを呼び戻す。ロサンジェルス核爆発で家族を亡くしたハウエルは、AIに並々ならぬ憎悪を抱いている。マヤと再会できるかもしれないという一縷の望みを抱いたジョシュアは、現役復帰を受諾。ハウエルの指揮下、インドネシアの地下研究施設を急襲してアルファ・オーを見つけ出すが、それは少女(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)の姿をしていた――といったストーリー。
ヒーローのジョシュアは黒人、ヒロインのマヤは中国人、ヴィランのハウエルは米軍の白人女性士官と、ハリウッドのコンプライアンスを見事に凝縮した作品。米軍が独善的な正義を振りかざして他国を空爆するというストーリーにも、リベラル派の見方が反映されている。アジアがニュー・アジアという単一国家に統一されているという設定には、中国に対する脅威認識もちらりと窺える(ニュー・アジア軍の幹部ハルン〔渡辺謙〕は日本語をしゃべっているけれどね)。
ラスト、再会を果たしたジョシュアとマヤが生き延びるのかと思ったけれど、そこまでおめでたくはなかった。VFXは大変見ごたえがある。
“KANJI”のタイポグラフィから目が離せん
久しぶりに新しいタイトルのSF映画を観た気がする。
人型AIが日常から軍事まで浸透した世界。
AIが核攻撃をしかけ人間との戦争が始まる、という設定。
よくあるSFの設定にも思えるが、
AI擁護派のニューアジア陣営対、AI禁止派の西側陣営という構図が、近い将来に世界で起こり得るのでは?と思わせて中々絶妙。
個人的にSF映画は、メカやデザインのディテール、作り手の性癖みたいなものを楽しむのも醍醐味の一つだと思っている。
面白いのは、メインの舞台タイの田園風景にてメカメカしいAIが人間と集落を作っている点。
山口晃の大和絵然り、マンダロリアンS1然り、これは間違いなく絵になる組み合わせだ!
メカデザインに関しては、AIの側頭部に穴を貫通させたところで100点。
シリンダー?が回転してるのはかっこいいし、映像もまったく合成感がないのが凄い。
ノマドの形の厨二感はたまらんし、スキャンシーンは中々怖くていいね。
作り手が日本贔屓なのか、ニューアジアでは漢字が沢山出てきて、タイポグラフィとしてはメチャクチャ拘ってる。
日本語監修います?って位のガバガバ表記はお約束(子とか、伸ばし棒の向きとか)。
渡辺謙だけ日本語で喋ってたのは印象的。
あと、ジョン・デビット・ワシントンの喋ってないときの表情、個人的に凄く好きなんだよなー。
ストーリーはブレランやらどっかで観たことある映画SFの組み合わせみたいだし、メカもSWっぽいものが出てきたりするけど、色々作り手の拘りや癖が感じられるいい映画です。
世界観がいい
以前から気になっていたので近くの映画館で鑑賞。制作費を抑えているわりには、テーマであるAi vs 人間(又はアジア vs 米国)という壮大なテーマに合った背景やVFXなど、細部にこだわりが感じられてよくできていると思った。また今も続いているウクライナ戦争や、イスラエル戦争を想起させ、単なるAi戦争アクションというだけで終わっていないところがよかった。ただ少し辛口になるが、ジョン・デビッド・ワシントン(Ꭰワシントンの息子)の演技やセリフが少々クサくてᗷ級感が出てしまっていたところが残念。アルフィー役の少女が可愛くてミステリアスな空気がよかっただけに少々悔やまれた。
とはいうものの、ブレイドランナーや日本の特撮をリスペクトしているような撮影方法はなかなかしびれたので、その辺りが好きな人は必見ともいえる。
※あくまでも個人の感想です。
申し訳ないですが、残念な作品。
ちょいちょい日本文化を挟むあたり、日本好きな監督なのでしょうか?
それでいて、舞台が東南アジア風味だったり、チベット風味。
登場人物もヒロインの母?と謙さん以外日本人風の人は見当たらない。
え?日本は滅んだの?って感じでちょっと気分悪い。
ヒロインにしたって、日本人顔じゃないし。
どうせなら,それこそAI生成のCGで無機質感のあるキャラを出した方が良かったのに。
ヒロインの子は一生懸命演技しているし、愛らしいのでかえって違和感すらある。
違和感の一つには初見の主人公にがっつり感情移入していること。
ストーリーの展開(一緒にいる理由、時間、エピソード)的に無理があるし、いやプログラムですからと言われれば感動要素にはなりえない。
それでいて最後にはリュックベッソンの名作、レオンの終盤のシーンの如く、愛してるという始末。
あと1番のガッカリ要素は、米国の超巨大衛星兵器が落下してきたとき、地上のAIの皆様、両手を挙げて歓喜してるんですねえ。
虐げられてはいても平和を愛する方々がそこで喜ぶ?てか、先の事を考えたら楽観できる状況じゃあないと思うのですが。
って、ヒロインもニッコリわろてはるし、いやあんた、さっきまで号泣してたんじゃないの?って、プログラムだから仕方ないか・・・。
gー13の件は良かった。
日本贔屓だけにゴルゴネタか?と一瞬思いつつ、gー14があんのかい!と逆にがっかり。
とは言え、律儀な彼は本作では屈指の名キャラクターです。
もうちょっと細部を詰めるなり、ひねりを加えれば名作になりえたんでしょうけど、これではちょっと微妙。
つまるところ、お時間に余裕があるかたはどうぞってところでしょうか。
余談ですが渡辺謙さん、日本語セリフだと急に大根感があるのはなんか不思議。
AIと人類ではあっても悪役はアメリカ
近未来で進化したAIが暴走してロサンゼルスを破壊して被爆地となってしまった。アメリカはAIを敵となしてAIロボット狩りを始めます。一方ニューアジアではAIロボットとの人間共存を継続。これによりアメリカとニューアジアでの対立となります。何やら現実社会での分断にやや似たような状態です。AIと人類の戦いという設定は過去に様々作品がありました。本作が異なるのはAIを抹殺しようとする悪者アメリカというところです。圧倒的な戦力にてAIやアジア人を制圧していきます。そんな中アメリカの脅威は人類を滅ぼす兵器を作り出すクリエイターの暗殺です。潜入捜査でニューアジアに潜伏する主人公ジョシュア、そこでマヤと結婚をします。互いに愛し合ってはいてもジョシュアは任務を優先してマヤを失ってしまう。マヤを探して再びニューアジアへそこで出会うAIの少女アルフィー。ジョシュアとアルフィーの逃避行が始まります。「ブレードランナー」を彷彿させる近未来の街、「スターウォーズ」のような様々な兵器など圧倒的な想像力と映像は一見の価値があります。冒頭の様々な設定がややわかりにくいのですが、その後はシンプルな展開となりす。結末は想像通りの物となっています。しかしこれで解決とはなっていません。人工知能の進化にAIと人間はどうかかわるのかというテーマを投げかけるもその先はご鑑賞した皆様でお考え下さいというような感じです。スケールの大きな作品でありながらも感動も痛快さも何もありません。そこが残念でした。あとこれは私だけと思いますがアルフィーは坊主頭であったこともあり、少年と思って観ていました。
AI vs 人間。使い古されたテーマだが圧倒的な「実在感」で魅せる
SF映画に求めるのはコレだよ! って感じの傑作でした。
AIを排除したい西側と、AIとの共存を望む東側。
東側の開発した究極の兵器をめぐる戦いが描かれています。
AI(ロボット)vs 人間という馴染み深いテーマを扱った作品ですが、チープな感じはしませんでした。テーマ以外にも既視感のある要素は数多く出てきますが、うまくひとつのストーリーに乗せていたと思います。特に、ロボットの造形や動き、人々の生活感、そして未来兵器の恐るべき破壊力といった様々な要素が、作中で繰り広げられる戦争に圧倒的な実在感を持たせることに成功していたのが大きかったと思います。大型兵器の描写において地形や人間とのサイズの対比が際立っていたのも上手いと感じましたね。
プロットに強度の足りない部分こそあったものの、「小難しくして頭が良いように見せよう」みたいなよくある下心は感じられず、良いものを素直に描こうという姿勢が貫かれていて非常に好印象でした。
SF映画としては個人的に満点に近いです。
日本リスペクト万歳
ルックは最高。設定のツメは甘い。
撮影のライティングやシミュラントの造形、現代の雰囲気を感じさせる建築物など、映画のルックはめちゃくちゃいい。
ただ、なんでノマドは驚異とされているのか、なんでアルフィーのハッキングは防げないのか、といった疑問が色々出てきて、あまり入り込めなかった感がある。
全443件中、201~220件目を表示