ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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やっぱりSF映画は大好きですです
自分のAI観が試される
壮大なAIロボットが入ってきた人間社会の、新たなる対立と、共有と権利(AIロボット)との戦い
ジョン・デビット・ワシントン出演、日本からは、渡辺謙が出ているSF・AIアクション戦争作品。
ストーリー設定は、西洋側の奴隷的な使い捨て的ロボットAIに対し、アジア系のAIとの共存的価値観の対立戦争のような構図(観るものの捉え方による)。
映像的作風は、過去の映画作品をリスペクトしたような画が次々と出てくる。「ブレードランナー」「ターミネーター」を主軸に「AKIRA」「地獄の黙示録」のベトナム戦争、アメリカの南北戦争や、インディアン、「ロボコップ」との映画までも脳裏をよぎった。
見どころは、ブレードランナー的なアジアの街並み(TOKYO渋谷、新宿とも見える。映画撮影収録はしています)や、ロボットを使った戦争表現映像。悲惨さやコメディ要素などもあります。
ただ、展開要素が大きすぎて、ストーリー展開、場所の移動などが早く、置いてきぼりに買ったり、ドラマが薄味になりがちなのが残念。渡辺謙の役どころも良いものの、筋書きの設定を深く追っていない(時間をとってない)展開が早く深みが出せていない。
映画の描きたいこと、構図、映像は良いので、そこが残念でした。
アジアの描き方、こんな未来もまだ荒れ果てた平原や住協などあって??
★Dolby-atoms鑑賞
★重低音 ★3.5
★音圧 ★3
★分離度 ★3.5
★サイド(左右、後、活躍度)★3.5
★サラウンド ★3
全体的に音響は良いものの、動きあるものは、「ターミネーター」の冒頭での未来戦闘場面のレーザー銃の銃撃レーザー弾道音が同じに感じました。映画館場内を駆け巡ります。もう少し動きある音声や、環境音ほしいかな。
🎞個人的好み度(★1~5)★4
愛だよ、愛。
AI対人間って事になってるんだけど、どうやら全部人間が悪いって話見たいだな。
AIはアジアの田舎で割と慎ましくボロを纏い人間と共存してたりする。AIの方が人間に寄り添い、人間の様に暮らしている。それをアジアの田舎対欧米という形で視覚化したかったんだと思う。(監督インタビューみたら同じ様なこと言ってた)
AIなんだから監視システムとかすべてネットワーク化して効率化すれば良いのにまるでしてない。お互いハッキングされるから最小限って事になってるのかも知れない。ギャレス監督のオリジナル脚本だからまあ多少の設定の穴、飛躍もある。
「南無〜」は超自然行っちゃってるかも知れない、、そりゃ無敵だわ。しかし世界中でこれだけAI兵器増えてるから、対AI、無力化の研究はどこの国でも今まさに必死に研究してるはずで「南無〜」もわりとリアルな話かもね。
あと、まあデザインかっこいいけどヒューマノイド(シュミラント?)の頸部の穴がずっと気になってしょうがなかったよ。顎の筋肉の位置と、顎骨の頂点がかなり微妙な位置でシリンダー内部に可動部があるし、ホコリやゴミが入りやすくてAIごとなのにハラハラして見てた。
あんなデカいのが空に浮かんでる未来は人間でも嫌だな。ジェマが美しくて尊い。
監督の趣味だと思うが、70〜80年代ロックが割とカッコよくつかわれてる。ギリ幸せに終わり、見応えあった。
ん〜浅い
映像はさすが迫力があります。
兵器の子役の演技は上手でした。
しかし内容か浅い。
最強の兵器?なのに、ただAI攻撃用の衛星を破壊するだけ…。主人公の子供のコピーしたAIだから守る。兵器が作られる過程も全く描かれていない。浅い。
これは自分の想像していた内容ですが、兵器はほぼ全人類を抹殺するだけの力を持っていて、【AIは人類を守らなければならない】という原則に乗っ取って、増えすぎて自ら争い滅亡へ向かっている人類を、敢えてほぼ抹殺、間引きをし、一度人類のリセットを掛けて人類を守るというような複雑な内容かと想像していました。兵器(子供)は人類を殺すが、それは人類を守る為というような内容で、その兵器は、更に自分の子供のコピーであり、主人公がその兵器の対応に苦悩する…みたいな内容で、雰囲気もブレードランナーのような物を想像していました。
それと渡辺謙の無駄遣いだと感じました(笑)日本市場へのサービス?
実際にはローグワンの戦闘シーンと軽いアルマゲドン…と言った感じで肩透かしでした。
既視感がありすぎかつ抑えめな演出に退屈
割りと序盤から退屈してしまい、睡魔と戦いながら最後まで鑑賞しました。
退屈の大きな要因はおそらく2つ。
既視感と抑えめな演出。
他のレビューにもたくさんあるように、本作は、AKIRAやブレードランナー、ローグ・ワン、A.I.などの既視感が多分にあり、プロット展開も演出も何も新鮮さが無く、ただただ都合好く物語が進んでいく展開が目についてしまった。また、オシャレに敢えて抑えめの演出にしているためか、それがより一層退屈にさせているように感じる。
作品自体ではなく、監督や撮影過程について言及した評価しているレビューもあるが、私にとってはそれらはどうでもよく、ただただ「おもしろくない」と思ってしまった。
コレまた凄い先取り?
主旨はコレまた今をトキメク?とでも云うんであろか?
近未来の先取り?A.I.に世界が占領されたら⁈何て話で、良くもまぁ為(ナ)ってはいけない世界を予測した,実はとんでもない作品に想えた…。
私の勝手な思い込みの話だが、ジョン・デビッド・ワシントンの主演作品って{非常に言葉悪いかもしれないが,親の七光りと云う言い方してはいけないと思うが},世間?に兎(ト)に角(カク)小難しいシナリオで仕上げるクリストファー・ノーラン監督の“TENET”の主役も熟(コナ)して、小難しい作品にばかり主演してる様な印象を受けた。
拝聴したのはかなりの前の様な気がしてきた為,いい加減忘れちゃう前に投稿しとかんといかん!と思いレヴューに至ったと云う経緯(イキサツ)で有りまして…。
別の人のレヴューやら,解説等の情報を見ていたら中々レヴューに踏み切れなくなってしまった。
この作品はやれ「ローグ•ワン スター・ウォーズ・ストーリー」の脚本•監督したギャレス•エドワードという事でも話題になった様だ。まぁ.ソレはソレで構わない…。
※子供を主役に持ってくる事は、人其々(ソレゾレ)に今まで育ってきて得た経験値?拘(コダワ)りとは違うかな?が出来上がっちゃってる大人(オトナ)には,出す事は出来る筈も無い!と云(イ)うか知らない!から出来る訳も無い為(タメ)にえぇモノが出ると思う。 悪く言えば狡(ズル)い。 なんて処(トコロ)。
SFアクションに留まらぬ面白さ
愛とAIと
人工知能
Artificial Intelligence
これまで人間にしかできなかった
知的な行為(認識・推論・言語運用・創造等)を
どのような手順(アルゴリズム)と
どのようなデータ(事前情報や知識)
を準備すれば
それを機械的に実行できるか
を研究する分野
かつてはSFの世界の産物だった
人間が作り出した知能
コンピュータの進化に伴って
日常生活に関わる機会が
増えた分野だがその認識や
将来性は人間を楽にする
良いものといったものや
人間の仕事を奪って経済を
破滅させる悪いものだ
など個人個人の認識が
随分異なっている
この作品はそんな分野をテーマに
「ゴジラGODZILLA」「ローグワン」
SF作品で幅広く活躍している
ギャレス・エドワーズ監督が
脚本から担当
でどうだったか
個人的には大変面白かった
上質なプロダクションデザイン
奥行きのある世界観の見せ方がうまく
北米側はなんでか知らんけどLAに
核爆弾が落っことしたAIに人権を
認めなかった
アジア(西側)はAIに人権を認めた
という対立構図をもう最初に
ぶち上げてしまいそのまま
話を進めていくキッパリ感は
わかりやすくてよい
アメリカが持つ戦略兵器「ノマド」
のスケール感とかも非常に
ゲーム的というかつかみやすい
言い換えると
細かなところは気にしてない(笑)
わかりやすいから
ストーリーはシンプル
アジアはどうやら人間の行き来は
自由なままのようでアメリカの
工作員として潜入していた
ジョシュアが恋人として結ばれた
アジア人の女性マヤと
作戦の齟齬から離れ離れ
その時の爆発でマヤは
死んだと思って失意のまま
暮らしていると再びアジアで
AI側の親玉を殺してこいと言われ
もうやる理由がないと断ったが
マヤ生きとる情報を聞き
目の色が変わります
ジョシュアもLAの核爆発で
家族と片腕片足を失うという
AIに対する「単なる機械」
と憎しみの気持ちを
しっかり持っており
作戦を進めると奥にいたのは
子供「アルファO」だった
しかしその子供はAIや機械を
意のままに操れる凄い子
ジョシュアはアルフィーと
名づけそこからロードムービーの
ようになっていきます
前述しましたが
この映画デザインが本当に
よくできてるので
説明を極力省きながらも
だいたい何やってるかが
すごくわかりやすい
死んで間もない人の脳から
情報を移植して取り出す機械
とか結構複雑なようで
一発でわかっちゃう
こういうとこでテンポを
稼いでいる感じ
ダメなSFはこういうとこが
いちいち口で説明しすぎて
ダルかったり作者の感覚の
ズレがきつかったりします
今度上映する
ゴジラ撮った山崎貴監督とかね
(追記:マイナスワンはすごく良かった)
かつて親交のあった
AIハルンとの再会や
創造主の正体などを
知るごとにジョシュアは
AI側につきノマド破壊に協力
ジョシュアはマヤと最後に出会え
アルフィーはあたかも最後の希望
かのように地球に産み落とされ
戦いはAI側の勝利のように
終わっていきます
この結末が意味するものは
なんでしょうか
人間の敗北?多様性の勝利?
色々な意味があるんですかね
稀にみる駄作
やや冗長
米軍は自らのミスでロサンジェルスを核攻撃して100万人を死に至らしめるが、AIの暴走だと嘘をつく。このために西側ではAIが禁止される。
一方、ニュー・アジアでは人間とAIが共生しており、このため西側と交戦状態にある。米軍はノマドと呼ばれる空中要塞を打ち上げて、ニュー・アジアのAI拠点を爆撃している。それに並行して工作員ジョシュア・テイラー(ジョン・デヴィッド・ワシントン)をインドネシアに潜入させ、研究者マヤ・フェイ(ジェンマ・チャン)に近づけてAI開発者ニアマタ(クリエイター)の正体を探る。けれども、ジョシュアはマヤを愛して、妊娠させてしまう。功を焦った米軍がノマドを使ってインドネシアを爆撃し、マヤは行方不明になってしまう。
5年後、ニアマタがノマドを無効化する新兵器アルファ・オーを開発したという情報を得て、米軍のハウエル大佐(アリソン・ジャネイ)は退役していたジョシュアを呼び戻す。ロサンジェルス核爆発で家族を亡くしたハウエルは、AIに並々ならぬ憎悪を抱いている。マヤと再会できるかもしれないという一縷の望みを抱いたジョシュアは、現役復帰を受諾。ハウエルの指揮下、インドネシアの地下研究施設を急襲してアルファ・オーを見つけ出すが、それは少女(マデリン・ユナ・ヴォイルズ)の姿をしていた――といったストーリー。
ヒーローのジョシュアは黒人、ヒロインのマヤは中国人、ヴィランのハウエルは米軍の白人女性士官と、ハリウッドのコンプライアンスを見事に凝縮した作品。米軍が独善的な正義を振りかざして他国を空爆するというストーリーにも、リベラル派の見方が反映されている。アジアがニュー・アジアという単一国家に統一されているという設定には、中国に対する脅威認識もちらりと窺える(ニュー・アジア軍の幹部ハルン〔渡辺謙〕は日本語をしゃべっているけれどね)。
ラスト、再会を果たしたジョシュアとマヤが生き延びるのかと思ったけれど、そこまでおめでたくはなかった。VFXは大変見ごたえがある。
“KANJI”のタイポグラフィから目が離せん
久しぶりに新しいタイトルのSF映画を観た気がする。
人型AIが日常から軍事まで浸透した世界。
AIが核攻撃をしかけ人間との戦争が始まる、という設定。
よくあるSFの設定にも思えるが、
AI擁護派のニューアジア陣営対、AI禁止派の西側陣営という構図が、近い将来に世界で起こり得るのでは?と思わせて中々絶妙。
個人的にSF映画は、メカやデザインのディテール、作り手の性癖みたいなものを楽しむのも醍醐味の一つだと思っている。
面白いのは、メインの舞台タイの田園風景にてメカメカしいAIが人間と集落を作っている点。
山口晃の大和絵然り、マンダロリアンS1然り、これは間違いなく絵になる組み合わせだ!
メカデザインに関しては、AIの側頭部に穴を貫通させたところで100点。
シリンダー?が回転してるのはかっこいいし、映像もまったく合成感がないのが凄い。
ノマドの形の厨二感はたまらんし、スキャンシーンは中々怖くていいね。
作り手が日本贔屓なのか、ニューアジアでは漢字が沢山出てきて、タイポグラフィとしてはメチャクチャ拘ってる。
日本語監修います?って位のガバガバ表記はお約束(子とか、伸ばし棒の向きとか)。
渡辺謙だけ日本語で喋ってたのは印象的。
あと、ジョン・デビット・ワシントンの喋ってないときの表情、個人的に凄く好きなんだよなー。
ストーリーはブレランやらどっかで観たことある映画SFの組み合わせみたいだし、メカもSWっぽいものが出てきたりするけど、色々作り手の拘りや癖が感じられるいい映画です。
世界観がいい
以前から気になっていたので近くの映画館で鑑賞。制作費を抑えているわりには、テーマであるAi vs 人間(又はアジア vs 米国)という壮大なテーマに合った背景やVFXなど、細部にこだわりが感じられてよくできていると思った。また今も続いているウクライナ戦争や、イスラエル戦争を想起させ、単なるAi戦争アクションというだけで終わっていないところがよかった。ただ少し辛口になるが、ジョン・デビッド・ワシントン(Ꭰワシントンの息子)の演技やセリフが少々クサくてᗷ級感が出てしまっていたところが残念。アルフィー役の少女が可愛くてミステリアスな空気がよかっただけに少々悔やまれた。
とはいうものの、ブレイドランナーや日本の特撮をリスペクトしているような撮影方法はなかなかしびれたので、その辺りが好きな人は必見ともいえる。
※あくまでも個人の感想です。
申し訳ないですが、残念な作品。
ちょいちょい日本文化を挟むあたり、日本好きな監督なのでしょうか?
それでいて、舞台が東南アジア風味だったり、チベット風味。
登場人物もヒロインの母?と謙さん以外日本人風の人は見当たらない。
え?日本は滅んだの?って感じでちょっと気分悪い。
ヒロインにしたって、日本人顔じゃないし。
どうせなら,それこそAI生成のCGで無機質感のあるキャラを出した方が良かったのに。
ヒロインの子は一生懸命演技しているし、愛らしいのでかえって違和感すらある。
違和感の一つには初見の主人公にがっつり感情移入していること。
ストーリーの展開(一緒にいる理由、時間、エピソード)的に無理があるし、いやプログラムですからと言われれば感動要素にはなりえない。
それでいて最後にはリュックベッソンの名作、レオンの終盤のシーンの如く、愛してるという始末。
あと1番のガッカリ要素は、米国の超巨大衛星兵器が落下してきたとき、地上のAIの皆様、両手を挙げて歓喜してるんですねえ。
虐げられてはいても平和を愛する方々がそこで喜ぶ?てか、先の事を考えたら楽観できる状況じゃあないと思うのですが。
って、ヒロインもニッコリわろてはるし、いやあんた、さっきまで号泣してたんじゃないの?って、プログラムだから仕方ないか・・・。
gー13の件は良かった。
日本贔屓だけにゴルゴネタか?と一瞬思いつつ、gー14があんのかい!と逆にがっかり。
とは言え、律儀な彼は本作では屈指の名キャラクターです。
もうちょっと細部を詰めるなり、ひねりを加えれば名作になりえたんでしょうけど、これではちょっと微妙。
つまるところ、お時間に余裕があるかたはどうぞってところでしょうか。
余談ですが渡辺謙さん、日本語セリフだと急に大根感があるのはなんか不思議。
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