「メッセージ強いヒューマニティドラマ」ザ・クリエイター 創造者 キリンさんさんの映画レビュー(感想・評価)
メッセージ強いヒューマニティドラマ
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これまでのAI反乱映画とはかなり設定が違っていて、ある意味新鮮だったし、DUNEみたいな王道SFのワクワク感はなく、SFの装いをしつつのヒューマニティドラマだった。
以下ネタバレ含むと
これまでAI反乱映画はあくまでも人間が正義でAIが悪だったのだが、この映画ではAI及びAIとの共存を図ろうとするアジアが正義で、AIを排斥しようとするアメリカを中心とする欧米社会が悪という設定。しかも、あたかもアメリカはスターウーズでいうところの帝国であり、開発した最終兵器ノマドはまるでデススターのよう。これって「ローグワン」監督をあえてこの作品に抜擢した所以なんだろうか
これほどアメリカを「悪の帝国」とする設定が巨額を費やしてハリウッドで製作されたってことに少し衝撃を受けた。これってSFを装ったベトナム戦争への反戦映画やんか
いずれにしても、メッセージはAIと共存する社会を作っていこうと、さらには宗教や人種の枠も越えて共存しようよ、ってことなんでしょ
それにしてもアルフィー君の最後のシーンの笑みが気になったんだけど、これは続編への伏線なんだろうか?
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