「劇場に響き渡る猫のゴロゴロはとても良い」猫と、とうさん toyotoさんの映画レビュー(感想・評価)
劇場に響き渡る猫のゴロゴロはとても良い
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アメリカでは、男性が猫好きと公言するのをはばかられるムードがあるようですね。この映画で初めて知りました。
男性性とか女性性とか、リーダーシップの望ましい在り方とかのステレオタイプというものはどんな国でもあるんだろうなぁ、と感じました。
編集がぶつ切れなので「あれ、この子と飼い主は前に出てたかな?」と混乱してしまう場面もありましたが、猫たち、かわいいです。
時々、猫たちのリラックスしたゴロゴロ音が劇場いっぱいに響いて思わずニコニコしちゃう。最高に癒されました。
好きだったのは、消防署の猫とホームレスの猫のお話。
SNSで人気の猫たちは飼い主に商業的に利用されちゃっている感があったり、それはさすがに太りすぎでしょ!っていう猫もいたりして、でも、まぁ、それが現代の猫の姿だよなとも思いつつ観ました。ところどころにツッコミどころはあります。
おじさんたちを”地に足がついた人生”につなぎ止める猫たち。
自由な猫たちが、人と人、あるいは人と社会との〝かすがい〟になっている姿が、なかなかに面白い作品でした。
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