怪物の木こりのレビュー・感想・評価
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悪くはないんだけど…
亀梨君は予想外に良かったし、吉岡里帆さんも相変わらず良かった。
菜々緒さんも今までと違った感じで良かったし、中村獅童さんは「首」の時のようで良かった。
すなわち役者さんは押し並べて良かったんだけど、内容がイマイチで…
出だしは凄く良かったのに、ミステリー大賞も取ってるのに、なのに盛り上がらないのは監督のせいなのかな?
本編が終わってスタッフロールの時に流れたセカオワの曲調は映画に合ってて良かったです。
過激描写よりも心理描写を楽しむ作品
三池監督作品である事やサイコパスというワードと予告編から、過激な描写を期待して鑑賞する方も多いかと思います。
しかし、今作はサイコパスである人間が犯した罪そのものよりも、その半生や生き方に焦点が当てられた作品です。それ故、若干肩透かしを食らった気分にさせられる方もいるかもしれません。
個人的には原作読了済みという事もあり、違和感なく楽しめました。設定や結末は原作とは異なる点が多くありますが、映画としてのエンターテインメントに上手く昇華されていたと思います。
主演の亀梨さんの演技はとても良かったです。原作の二宮とは人物像が違う印象はありますが、そのビジュアルの良さがサイコパスを演じる上でとてもプラスになっていると感じました。特にラストシーンの美しさは素晴らしく、惹きつけられました。
染谷さん演じる杉谷も良かったです。サイコパスである彼の友情や執着というものについては原作でも考えさせられましたが、映画ではまた違うアプローチがなされている印象で、またあれこれと考えてしまいました。
私が涙脆いのもありますが、後半は登場人物達の心理描写や切なさ、やるせなさに泣かされました。過激な描写をメインに求める方でなく、登場人物の心理描写や人間ドラマを楽しみたい方におすすめします。
脳チップ笑
原作は気になっていましたが、読む時間がなかなか取れないので映画でいいやと鑑賞してみました。
まあ、主演亀梨くん、三池監督な時点であまり期待はしなかったです。
亀梨くんを鑑賞する映画!と割り切って行きましたがこれがなかなかどうしてハラハラドキドキ面白かったです。
最初安っぽい血液ブシャー2連発に嫌な予感しましたけどね笑
俳優陣がとてもよくて、特に中村獅童は良かった
やさぐれた役似合いますなあ
ミスリードもなかなかで犯人が予想つきませんでした
それにしても染谷将太の顔怖かったわ
怪物の木こり
サイコパスの人に同情して泣かされる事になる映画を誰が想像したでしょう。。
人並みの感情を取得したとしても 因果応報が我に返ってくる とてつもない悲劇。愛も憎しみも殺人で表現する事しか出来ない世界に生きても死んでも 幸せの意味を知らないのならば どんな罪も許してあげてほしい なんて。。非現実的 非常識な思考回路に洗脳されてしまう奇妙な体験を味わったような作品です。亀梨和也さんの異常な2面性の振り幅ある演技が圧巻でした。別の誰かともう1度観に行って 感想を言い合おうと思います。
カイブツはつくれる♡
合図もなく一斉に銃を構える警察官、血の噴き出し方など、出だしから演出がわざとらしい。
早速リアリティラインの引き下げを決定。
「脳を奪う」というあらすじとアタマの展開で、ターゲットや動機は早くも察しがつく。
しかし、木こりのミスリードはなかなか上手い。
いや、終盤で乾を浮上させたあたり、上手くはないのか?笑
途中までは杉谷と見せかけての映美だと思ってました。
キャラの背景や関係性、過去の深堀り、殺害シーンなどもないのに(ないから?)、中盤ダレる。
2回目の襲撃などを削って、100分程度でサクっとまとめた方がよかったのでは。
「タケシ」だと思ってたわけでもなかったし、面識ないはずの二宮に何故「犯人が分かった」のか。
…このせいで騙されましたよ。
「東間の家」ですぐ分かるのもおかしい。
当時のデータがあっても現在の所在を調べるのは容易ではないし、全員が東京にいるのもご都合が過ぎる。
演技自体も全員微妙(まさかの獅童が一番よかった)。
だがそれ以上に、難しい台詞を自然に言えない方ばかりで、警察やら医者やらまったく“プロ”に見えなかった。
キャスティングは悪くはないけどハマりきってもおらず、申し訳ないが“第三候補”みたいな印象。
『サイコパスvs殺人鬼』という煽りにしては、意外と地に足のついた展開なのも拍子抜け。
(オチとしては綺麗だと思うけどね)
二宮弁護士は少しくらい仕事するべきだと思います。
怪物の木こり
このミス大賞作品の映像化は
内容がショッキングな為難しいと
思ってましたが、見事に映像化された作品は
素晴らしく、三池監督のバイオレンスも
大迫力で、サイコパスばかり強調されるなか
亀梨和也の二宮彰は圧巻。美しく刹那い
まさかのラストは涙があふれていました。
これぞ映画!今年沢山観た映画のなかで
私的にNo.1作品でした。
視点を変えて見てみると…
予告編から気になっていたので、原作を早めに読んでからの鑑賞。
いつも言ってますが、原作を読んでる場合、監督や脚本がどう料理したのか?
という視点で見るのが好きです。
・冒頭の過去事件からの掴み
・連続殺人犯がなぜ〝脳泥棒〟なのかの謎解き
・二宮と杉谷の関係性
などが多少粗くもあるが、比較的分かりやすく描かれていました。
原作で、消化不良気味だったラストの落としどころについても、個人的には、とても上手く改変したなという印象です。
原作自体も、少し強引にもってった?という部分があったのですが、改変したラストの展開に向けて、逆算して作られたような伏線などとても無難にまとめられていた、と思います。
このドラマ、実はサイコとかホラーではなく、人間性回復という視点で見てみると違う風景が見えるような気がします。
※実際問題としては、児童向けなのに内容はR15という矛盾に満ちた絵本は作られないと思います。
感情が芽生えるが…
気になってた映画だったので鑑賞!
二宮彰は有名な弁護士事務所で働く有能な弁護士ですがサイコパス。
ある日駐車場で襲われ頭蓋骨を骨折する重症を負います。
絵本の怪物の格好をした人物に襲われたことで
頭の中にチップが埋められていたことに気づきます。
そして世間では頭部を破壊して脳を盗む連続殺人が起きていました。
警察は調べていくうちに怪物の木こりは児童養護施設の出身者を狙っていることがわかります。
その被害者達は31年前の東間翠の事件で生き残りで脳チップを入れられていました。
なぜこんな事件を起こしたのか…
理由はサイコパスだった息子の治療。
脳チップを入れサイコパスにした子供達のデータを集めていました。
同じサイコパスでお互い利用し合っている関係である杉谷にチップのことを相談します。
杉谷に31年前の事件ことを聞き、脳チップを取り出すことが目的と考えます。
二宮は怪物の木こりから警察に情報が漏れることを防ぐために先に始末しようとします。
ジョギング中に襲われるもなんとか逃げ切ります。
子供が後ろを指さして襲われるところはびっくりでしたね…
前に暮らしていた児童養護施設に行き
当時電話で心理テストのような質問をしてくる人物がいたことを知ります。
夜に怪物の木こりが襲ってきますが正体は真似をした杉谷でした。
二宮が本当にサイコパスではなくなっていることを確認するために襲ったといいます。
斧を手に取っても殺さなかったことにがっかりしました。
刑事でプロファイラーである戸城は、乾が妻を殺害した可能性のある剣持を殴って異動させられたことと31年前の東間事件の生き残りのタケシは剣持武士だったことを知って驚きます。
戸城は二宮の家に行き車にGPSを仕掛けます。
二宮に怪物の木こりと関わっているか聞きますがはぐらかします。
二宮のスマホに怪物の木こりから縛られた婚約者の荷見の写真が送られてきます。
東間の屋敷へ向かい怪物の木こりと戦いますが罠に足を挟まれ動けなくなります。
怪物の木こりはマスクを脱ぐと正体は二宮の予想通りの剣持でした。
剣持は以前に殴られた時にチップが壊れて普通の感情を取り戻していました。
そして妻を殺してしまった罪にさいなまれていました。
自分と同じように脳チップを埋め込まれてサイコパスになった人間達を殺して被害を食い止めようとしていました。
二宮は荷見を盾にしてサイコパスであるような演技をします。
剣持は斧を振り下ろせず乱闘になり動けなくなります。
そして二宮は剣持が子供の頃に助けようとしてくれたことを思い出します。
二宮は荷見を抱えて屋敷を去ります。
戸城達が屋敷に着きますが剣持が自ら放った火で焼け死にました。
二宮は家に帰り荷見を抱きしめますが父親を殺したのが二宮だと知った彼女は刃物を腹部に刺しました。
二宮は荷見を殴り首をしめ「これで正当防衛になる。戸城刑事のところへ行け」と言ってその後に倒れます。
ここで終了!
亀梨さんと染谷さんのサイコパスの演技がすごかったですね!
個人的に二宮と戸城の絡みがもうちょっとみたかったです
あと血がよく出るぐらいでそこまでのグロくはない印象…
剣持が怪物の木こりで昔の事件の生き残りなのはびっくり😳
面白い映画をありがとうございました😊
観終わった後なんともいえない切なさ
ただのサイコパス映画では終わらない。最後の切なさもの悲しさからの主題歌「深海魚」の流れが素晴らしい。
亀梨和也さんは目で演技の出来る人。上手かった。
染谷さんが本当のサイコパスで終わるという驚愕の設定も恐ろしい。
前半と後半でガラリと変わる映画のストーリー、見応えありました。
冒頭の映像が惜しまれる
グロいのは苦手なのでスルーしようかとも思ったのですが、映画の日で鑑賞料金が安かったので、「青ブタ」「ナポレオン」に続けて鑑賞してきました。それなりにグロシーンはありますが、なかなかおもしろい要素の詰まった作品でした。
ストーリーは、自他ともに認めるサイコパスの弁護士・二宮彰が、ある日、怪物の仮面を被った人物に襲われて大けがを負った同じ頃、被害者の脳を抉り出して持ち去るという猟奇殺人事件が立て続けに発生し、一連の事件は同一犯によるものではないかと思われる中で、二宮の過去に隠された秘密と事件の真相が明らかになっていくというもの。
サイコパスの犯行と思われる猟奇殺人事件でホラー風味を漂わせ、その裏にある意外な動機やそれにまつわる二宮の過去を紐解いていくというミステリー展開が興味をそそります。その一方で、サイコパスと思われた人物の心に変化が起き、葛藤していたという人間ドラマも盛り込み、物語に奥行きを与えようとしているのは好印象です。
しかし、真相が明かされてからのカタルシスが薄いのがとにかく残念です。冒頭の児童大量殺人という胸くそ悪い過去シーンが、つかみとしていいのですが、伏線としてはやりすぎです。以降の事件との関連をいやでも考えてしまいます。しかも、二宮にも本人も知らない脳チップが埋め込まれていることが早々に示され、猟奇殺人の目的が脳チップにあることは明らかです。おまけに、犯人も名前やキャスティングから絞れてしまいます。それなのに、明かされた犯行動機には納得がいかず、むしろなぜそのような思考に至ったのか疑問です。
では、脳チップの破損により、彼らがこれまでの悪行に向き合い、良心の呵責に苦しむ姿が描かれたかというと、こちらは描き足りない印象です。セリフで少々語られますが、映像による説得力が乏しく、人間ドラマとしては薄いものに感じます。そのため、ラストもカタルシスに繋がらないのだと思います。
とはいえ、戸城のプロファイリングから犯人像を的確に絞り込む展開は、なかなかおもしろかったです。そういう意味では、よくわからない絵本のくだりは切り捨て、本物サイコパスの杉谷にもっと暗躍してもらい、戸城視点で物語を進めるサイコスリラーとしてもよかったのではないかと思います。
主演は亀梨和也さんで、サイコパスを好演しています。しかし、それ以上にサイコパスを強烈に感じさせたのは染谷将太さんで、彼が扮する杉谷にはもっと大きな役割が欲しかったです。他に、菜々緒さん、吉岡里帆さん、中村獅童さん、渋川清彦さん、堀部圭亮さんらが脇を固めます。
2023年劇場鑑賞290本目。舞台挨拶中継つき。ネタバレができない...
2023年劇場鑑賞290本目。舞台挨拶中継つき。ネタバレができない本編前に中継する映画はセンスがないので面白くない、が経験則であるので不安が高まります。
予想通りふわふわした感じでしたが、菜々緒がノーパンノーブラで真横が黒のシースルーというとんでもない格好で、横乳もおしりも丸見えという状態だったので映画はどうでもよかったです。
まぁそういうわけにもいかないので(笑)
予告からサイコパスVS連続殺人鬼ということでしたが、どっちも連続殺人鬼です。しかし、どちらもサイコパスというわけではない、というのが今作のキモになっています。
サイコパスイコール殺人犯というわけではなく、他者への共感がないだけで、自分へ好意を持って色々してくれる人を平気で傷つけることができるというのがサイコパスであって、殺人が自分にとって逮捕などのデメリットがあると判断してそこに至らない人もいるわけです。虫を食べるのに抵抗ないけど食べる機会がなかったり、意外と高いので買ってまで食べないとかだったりするのと同じですね。
劇中はっきり言って主人公側の方が全く落ち度がない親切な人たちを殺すので、事情を鑑みても不快極まりなく、正直襲ってる木こりの方を応援していました。
木こりの正体は意外だし、筋も通っていましたが、オチが予想通りすぎてそこも今ひとつでしたかね。舞台挨拶の時点でもう6回観てこれが7回目という方がいましたが、そんな繰り返して見る映画じゃないぞこれ・・・
サイコパスVSサイコパスではあるけれど
予告を見た時はもっとシンプルな展開を想像していたけど、
良い意味で裏切られて先が読めない展開の連続で見応えがあった。
サイコパス二宮がラスト数分まで何を貫こうとする男なのか読めそうで読めないのも良かったと思う。
最後エンドロールを静かに聴く事で余韻を楽しめる良質な映画。
絵本とのマッチングよかった
モチーフの絵本の物語と主人公たちの立ち位置のリンク、のうのうと生きるでなく、因果が巡るのは好みだった。
サイコパスに関するイメージとか、脳手術とか自分の認識と違うところもあったし、あの医者はどうなのとかあるけど、亀梨さんの芝居も良かったと思う。中村獅童は最初DQNが上手過ぎてそうとは思わなかった。
亀梨くんハマっていると思う。
亀梨くんのサイコパスっぷりが良かったです。悪い笑顔がかっこいい。だけど、染谷くんともっと怖くてゾッとする「悪」をやって欲しかったです。悪が足りないかな。
でも、おもしろかったですよ。
この日3本目の映画だったけど、ワクワクして見ることができました。
本物のサイコパスは?
怪物の木こりvsサイコパスvsプロファイラーという感じでしょうか?
何とも切ない展開に誰も救われない空気感が重いです。それぞれの役割を演じきっているところは良かったと思います。
キーは脳チップ?勝手にサイコパスにされたものが自我に目覚めるかどうか?まで目が離せない展開です。
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怪物の蛙化現象‼️❓木こりの、ひき肉です‼️❓
原作は読んで無いのですが、心理の深掘りや、キャラ立てなどが評価されているそうです。
映画は、そんなの全て骨抜きです、カケラもありません。
それぞれの生い立ちや深層心理は全てスルー、ほんの少し触れるだけ、ほとんど雑談です。
キャラは完璧で、みんなハマり役のように感じますが、本当に犬死にみたいなもんです。
特に、医者や恋人の吉岡里帆なんて、なんかセリフが空々しくて、俳優が可哀想です。
脳泥棒の犯人なんて、ほとんど描かれないのに、最後に出てきても、感情移入もできません。
亀梨くんなんて、本当に主人公として、彼しかいないくらいなのに、残念でなりません。
良い説定と、ハマり役の俳優、最低の脚本、監督は映像だけは気合い入れて、本当にバラバラな映画でした。
出てる俳優の誰かが好きなら、是非。
サイコパスだらけで面白かった
怪物の仮面を被った犯人が斧で被害者の頭を割り、脳を奪い去るという連続猟奇殺人事件が発生した。警察が被害者の共通点を探ってたが、犯人はサイコパスの弁護士・二宮彰を襲った。犯人はなぜ脳を奪い、なぜ二宮を標的にしたのか、警視庁のプロファイラー・戸城が犯人の行動を予測する中、二宮の協力者で自身もサイコパスの医師・杉谷、殺人事件の容疑者だった剣持ら、剣持を追っていた刑事など、さまざまな人物が絡む話。
誰が犯人の木こりなのか、なぜ脳を持ち去られたのか、など推理要素があり面白かった。
BMWを追いかけるインプレッサ、流石に速いなぁ、って思ってたら横転後の血しぶき。冒頭からゾクゾクした。
冷徹なサイコ弁護士・二宮彰役の亀梨が良かった。戸城嵐子役の菜々緒は相変わらずかっこよく、映美役の吉岡里帆は可愛かった。杉谷役の染谷将太も気持ち悪くて上手かった。
血が飛び散り、ちょっとグロいけど、面白かった。
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