コマンドーニンジャ
2018年製作/68分/フランス
原題または英題:Commando Ninja
スタッフ・キャスト
- 監督
- ベンジャミン・コンブ
- 脚本
- ベンジャミン・コンブ
-
エリック・カルレシ
-
フィリップ・アリエ
-
ステファン・アセンシオ
-
オリビエ・ドブレメル
-
テマン・ファグール
-
セシル・ファーグ
2018年製作/68分/フランス
原題または英題:Commando Ninja
エリック・カルレシ
フィリップ・アリエ
ステファン・アセンシオ
オリビエ・ドブレメル
テマン・ファグール
セシル・ファーグ
この映画に疑問をもってはいけない。
疑問をもつ時点で停止ボタンを…
ニンジャというか最後には猪八戒が出てきたところで納まった。
たまには流し観映画も良いものです。
導入のテンポは近年の大作映画も見習って欲しいくらいに良いです。
全体的な雰囲気は80~90年代の映画風で
内容はB級よろしくパロディの連発
この映画は整合性など考えずに頭を空っぽにしてノリで見る系の映画ですね
EDソングも好みでニンマリでした。
大作映画の面白さとはまた違った面白さがあって大変良かったですね
エロは必然性のないヌードシーン、グロは腕はおろか胴体、頭まで一刀両断、はみ出る内臓、飛び散る血潮、頼むから日本刀で薪を割らないで。ナンセンスは全編、フランス映画なのにベトナム戦争、ベトコンが忍者集団、忍術の師匠がなぜベトナム人?、おまけに恐竜迄登場。死んだはずの人物が何の説明もなく生きている。宿敵レッド忍者が死んだはずの元妻ってどういうこと?
タイムトラベル迄出てきてSF映画だったのかしら、ベンジャミン・コンブ監督はアメリカのB級映画ファンなのでしょう、クラウドファンディングで資金を集め、好き勝手なごった煮アクション映画をつくりました。まさに忍者への冒涜映画、なんと続編迄ありそうな雲行きでしたが、私はもう結構・・。
いや〜本当に素晴らしいなアメリカ映画は。
豊富なアーカイブと足りない脳みそのマリアージュがこういうB級にも能わぬZ級映画を大量に生み出してくれているのだと思うと太平洋に向かって五体投地でもしてみたくなる。いや〜本当に素晴らしいなアメリカ映画は…
…え、アメリカ映画じゃないんですか?このテイストで?
あまつさえ「フランス映画」なんですか…?これが…?ウソだろ…
内容といいショットといい何から何まで中途半端で68分が永遠に感じられたし、資金だけは無駄に投下されているであろう小手先のギミックだけが悪目立ちしていた印象だったが、「2018/フランス映画」というパッケージの表示が目に入った瞬間に何もかも許せてしまった。
こういうフランス映画を見るとマジで感動してしまう。フランス映画というとゴダールとかカラックスとかノエとかいったカイテ・デュ・シネマ的な知性主義・歴史主義者しかいないような印象が強いので、フランス制作の素朴なバカ映画というのはそれだけで稀少だし需要がある。
ニンジャだの80'sオマージュだのといったよくあるバカ映画のお約束のみならず、「ポストクレジットでドット画のアニメーションを垂れ流す」などというガチで浅はかな奴にしかできないユーモアまで醸出してくれるあたり本当に完璧なバカ映画だといえる。
この先の人生で二度と見返さないことが何の心理的負担にもならない映画に巡り会えた僥倖に、心の底から感謝…🙏