違国日記のレビュー・感想・評価
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BSのスペシャルドラマでもいいのでは。
二人の関係が愛おしくて仕方がない
ヤマシタトモコさんの同名漫画を映画化したとのこと。心がポカポカする好きな作品だった。
新垣結衣さん演じる人見知りな女性小説家マキオ。姉夫婦が事故で亡くなり一人残された姪の朝(早瀬憩ちゃん)を急遽引き取ることに。
二人の生活。
この空気、凄いなぁ。
愛おしい空気だった。
おいしい空気を吸った。
観る我々は二人の間に築かれて行くかけがえのない関係を知る。
そしてこれはマキオの成長記でもあった。人と暮らすことをためらって生きてきた彼女が大きな一歩を踏み出した。
夏帆さん演じる親友、そして瀬戸康史くん演じる元彼?の心のこもったサポートも👍
そう、マキオは一人で生きてきたわけではなかった。朝が加わり明るい未来しか見えなかった。
忘れられし父親
公開終了日、滑り込み鑑賞。あっぶね〜見れてよかった。
まあまあ平均点の映画だった。恐らく、漫画だともっと深いところまで描いているんだろうけど、映画となると2時間に収めないといけないわけだから、かなり粗い仕上がりになっている。
姉との因縁は?姪への愛は?そもそも、亡き父親の存在は?ツッコミどころ満載だし、なんか中途半端な終わり方で消化不良。満足度は低め。でも、超自然体なガッキーがかなり良かった。正直、演技上手なイメージ無かったし、印象的な役もパッとは出てこなかったんだけど、今回はかなりハマり役で良さ爆発していたと思う。
槙生というキャラが好き。
親子でも友達でもない存在。特段関わりがあった訳でも、互いのことを知っている訳でもない。だからこそ言えることがあるし、ぶつけれることがある。傍から見れば突き放して見えるような向き合い方も、朝にとってはすごくいい教育になるだろうし、朝がいるおかげで彼女もたくましく生きようと思えるはず。世の中、いいことばかりじゃないけれど、自分を誰かひとりでも思ってくれる人がいれば、がんばろうと勢い込むきっかけになれるよね。色々と参考になった☺️
朝役・早瀬憩も、ものすごくいい表情していて、グッドアクトだった。目に感情を乗せるのが非常に上手い。ガッキーとのタッグもお見事。これは今後が期待できる女優さんかも。「あのコはだあれ?」にも出るのか...楽しみ。
描き不足、説明不足は否めず、俳優たちに頼りっきりな気もするけれど、原作パワーのおかげか、心にジーンと響く作品ではあった。餃子にもちやらなんやら色々入れてみるの、今度やって見よーっと🥟
両親を亡くした傷心と、母親とは異なるちょっと変わった大人の女性との...
しっとり
表面上を漂うような
人と交わるためには、自分を持つこと
瑞々しい! 私は私、あなたはあなた、という愛情のスタイル
これは良かった。
小説家の主人公が、事故死した姉の娘を引き取り、共同生活が始まる。「私は姉が心底嫌いだったので、あなたを愛せるか分からない。でも一緒に帰ろう」と手を差し伸べる。
仕切りのある愛、といいますか、私とあなたの境界をなくして、飲み込んで行くような愛ではなく、私は私、あなたはあなたという区別は、尊重したままの愛情のあり方(あるいはその模索)を描いて、心地よい。
言葉にできることはする。でも、できない事や、したくない事は、はっきりとできない、と言う。それは私の領分だから。一見、ぶっきらぼうでクールに見えるけど、その距離感が良い。
原作の漫画は、台詞と余白、という感じだったが、映像になる事で、思いっきり瑞々しい方にふれている。可愛すぎる。
引っ込み思案は親の影響なのか
サイコーです、だった
『夜明けのすべて』並にめちゃくちゃ良い。尺もそこそこあるし、このホームドラマっぽいのにシネスコか!と思いながら、観ていくと、いい意味でどんどん武装解除されていくのはひょっとしたら映画のリズムなのかもしれない。
瀬田監督らしい言葉のキャッチボールとアクションと編集と音楽のリズム、それが絶妙にブレンドされてるのでまったく飽きがこない。叔母と姪のまさかの悲しみからの同居ではじまる人と人との心のキャチボール。震える小さな掌から握手の反復、いってらっしゃい・いってきますの反復、じゃれあいから抱擁、シネスコの端から端を使ってとにかく近寄ったり離れたりを繰り返す群像劇。言ってみれば人の営みのそれのみを描き出してるのかもしれない。横位置での距離感と時間の生み出す変化、の映画。体育館と海辺のシーンのツーショットは音楽のバランスも含めて見事なアンサンブルだと思う。
言わせたくなる原作の膨大なセリフと過去回想という武器を使わずに自身の映画スタイルでこれをまとめあげたのは相当なものだと思う。新垣結衣はその長身の身体特性と相まって、これが素なのではないかと思える愛おしさがあり、早瀬憩は逆に小動物(というかもらわれてきた子犬)のようにコロコロヨタヨタ動き続けることで観客の観察の対象物足りえてる。あさをとりまく高校生たちも出番は少ないけれど魅力的で、特にラストのライブシーンはなかなか邦画では体験できないセンスのよさだった。
おそらく原作はいいのでしょうが…
漫画と映画は別モノ
なんかいい
生きづらさとの付き合い方がじんわり
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