違国日記のレビュー・感想・評価
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おそらく原作はいいのでしょうが…
登録しているYouTuberさんが原作をお勧めしていて、
ちょうど映画化されたし、まず映像で観てみよう
と思い立ち鑑賞。
原作未読のままなので、あくまでも推測ですが、
これ、映画化に向いてないのでは?
せっかく役者陣の演技はすばらしいのに、
内容の匂わせ感や押し付けがましさの
バランスがイマイチ…
心情、裏背景重視なら、アニメ化やドラマ化で
もう少し時間をかけて丁寧に作れば良いものを、
映画的な辻褄合わせと、視聴者に考察を促す放置感が
合間って、結果的に
「は?」
という感想しか生まれませんでした。
なんか、残念。
漫画と映画は別モノ
ヤマシタトモコ著『違国日記』を読んで、ボヤけていた感情の輪郭に触れることができた。心が震える体験だった。日々への憤りも甘えも信頼も、槙生や朝たちの物語とともにあり、彼女彼らが見せる喜怒哀楽に自分の行き場のない感情が昇華されていく感動があった。モノローグに紡がれる美しい言葉は真摯で、鋭く深く心に響いた。
原作が優れていればいるほど、映画化は困難なのかもしれません。本作は映画としての完成度は高く、役者陣製作陣の才も光る瑞々しい映画でした。ただ、私が見たかった映画『違国日記』ではなかった。では私が見たかった映画『違国日記』とは? 漫画をまた読み直し、しばらく夢想しながら楽しみたいと思います。
なんかいい
良かった
母親を好きな娘が
母親を嫌いと公言する叔母と生活をする
その日常を淡々と
登場人物の心の中は穏やかではないけども
なかなかに好きなタイプの映画です
他人と生活するのは大変よね
それを引き取り手のない姪を勢いで。
大人同士なら嫌ならやめてしまえばいいいけど
子供相手にそれはできない
お互い歩み寄る努力をするのが美しいな、と
他人のため努力できることがすごいよな
生きづらさとの付き合い方がじんわり
気の合う人と会話したり、おいしいものを食べたり、好きな歌を聴いたり歌ったりすることで、生きづらさみたいなものと何となく折り合いをつけていく姿がじんわりと描かれていた。
とりわけ、バンドの仲間と一緒に、朝が目をキラキラさせながら歌うシーンは出色だった。
ただ、主人公の槙生が発達障害というのはよく分からなかったし、そういう複雑な描写がほとんどないにもかかわらず139分という上映時間は長く感じた。
早瀬憩ちゃん‼️
新垣結衣さん扮する槙生は、大嫌いで疎遠になっていた姉夫婦が事故で亡くなり、残された姪・朝を引き取ることになる・・・‼️ちょっと変わり者の槙生と朝の日々の絆の芽生えを、槙生の親友や元カレの助けを借りたり、槙生の姉や母への思い、部活や友人たちとの交流などの朝の思春期の揺れを絡ませながら描いた好編‼️ガッキーはもちろんなんですけど、朝役の早瀬憩ちゃんの魅力が凄まじい‼️
生き方。
突然目の前で訪れる両親の死。中学生の女の子がこの後一緒に暮らすのはお母さんのことが大嫌いだった人だった。多感な少女と自分で自分を不適合者と信じる叔母。お互いがお互いの距離感でどう生きてゆくかをいそがずゆっくり探す。
冒頭から最後までどっぷり入り込みました。言葉を生業にする叔母が言葉で相手を責めない。傷つけない、その理由。そして少女の言葉にならない感情の成長。最初に登場した悲しさも寂しさも追いつけない表情から、最後の感情が爆発した笑顔まで一気に見入ってしまいました。
凄く面白かったです。
ナチュラル〜
みんな普通にこうやって、どこか近くの街で生活してそう!
スルゥ~と心に入ってきたよ。
特に、新垣さんは、なんだろう良い意味で芸能人のオーラが完全に消えていて、
素じゃないの?!って思えるほど自然。
でも、とてもステキでした。
朝も醍醐もえみりちゃんも、周りの人物も、みんな良かった!
ただ、笠町くんは槙生ちゃんと並ぶと、ちょと美男美女感が際立っちゃて、
男前かよ〜ってツッコんでました 笑
ちょっと、女の子でワチャワチャやってるときのナユラル感は薄まっちゃう感じがしましたね。
原作は未読なのですが、そちらも男前なのかな?
とにかく、登場人物、みんなどこかに共感できたし嫌じゃない。
しいていうなら、わたしも槙生ちゃんだったら、
槙生ちゃんの思い出の中のお姉さんは、好きじゃないな。
みんな、いろんな考えの人がいて、適度な距離感で関係を築いてるのに共感。
そして、血が繋がっていようがいまいが、関係性は当事者同士の問題なのかなーって思う。
ただ、朝ちゃんは、思春期真っ只中、大人の階段登る〜の途中なので、
大人が目を掛けてあげなきゃいけない部分、
また、目を掛けて欲しいんだよね?って、甘えたい、頼りたい気持ちのところも
上手に表現されているなーって思いました。
最後のボーカルも、槙生ちゃんの気持ちで笑顔になっちゃいました。
鑑終わったあとは、とても、ほっこり優しい気持ちにで、夜ごはんに餃子を食べました!
違国に生きるわたしと、あなた
原作は2017年連載ヤマシタトモコ作。全11巻のコミック。
私は未読であるが、高い評価を受けファンも多い。
人見知りの小説家、高代槙生と突然の事故で両親を亡くす中学生の姪、田汲朝の共同生活を繊細に描く。
違国日記というタイトルに強く惹かれ鑑賞。
原作からは、カットせざるを得ないエピソードは多くあったと思われるが、「今」という時代を見事に描き出す数々の描写。心に強く印象づけられるセリフ…空気感、優しくユーモアあるシーン、シビアな現実…
監督は俊英瀬田なつき。原作のエッセンスをうまく映像、そしてシナリオに落とし込んでいる。
多様な生き方、思春期時代特有の葛藤、突然の喪失、などのエピソードを丹念に積み重ねて物語を紡ぐ。
不器用で心に闇を抱えながらも、姪である朝との生活を選ぶ槙生演じる新垣結衣、見事な演技。評価された正欲を未見である私は、正直驚いた。女優になられたな、と。TV大河の鎌倉殿の13人でも存在感は示していた。
また朝を演じる早瀬憩。複雑な役どころを、瑞々しく時に躍動感を感じさせながら演じている。
脇を固めるキャストも良い。
槙生の理解者醍醐奈々の夏帆、槙生の元カレ笠町の瀬戸康史、少ない出番ではあったが弁護士役の染谷将太…存在感をフィルムに焼き付けている。
この作品の核心的メッセージであろう
人と人は絶対にわかりあえない…それでも……
槙生の、あなたを愛せるかどうかはわからない、でも、わたしは、決してあなたを踏みにじらない、
じぶんの感情は自分だけのもの…だから誰ともわかちあうつもりはない…
一生忘れられない言葉の数々、シナリオは映像作品の骨格だ。
相手の立場に立って、相手を理解し共感し、他者を思いやり…
言葉で言うのは容易く、しかし真に理解することは難しい。
人はそれぞれ違う国に生き、違う言葉を話す。たとえ地理上で同じ国に生きていても。現実に生きていて理解できないことが多い。見ている世界も違えば価値観も違う。抱えている事情も違う…
それでも…違国で生きながら、時に軽くゆっくり国境を越えて少し近づきまた離れ、また越境し関係性を作っていく。そこに物語が生まれるのだろう、と原作者ヤマシタトモコもインタビューで述べている。
もがきながら関係を作っていく行為こそ尊いと。
派手な事件は起こらない。スーパーヒーローもいない。
また明日、違国で生きる遠い人、近い人、そんな中でもがきながらも生きていく。
生きづらいと感じている人たちが、少しでもほんの少しでも次の一歩を踏み出せるように…
踏み出せなくてもいいか。
ラストシーンの光の中で。
現代に生きる、私たちに続く地平の物語を観せてもらいました。
ガッキーは好きですが…これで良いのでしょうか
ガッキーを見たくて鑑賞したので、見たいガッキーが描かれていて、ある意味不満はないです(レビューが概ね好評なのはそのせいでしょう。)。が、原作ファンからの長い長い酷評を見ると、原作未読なものの、本作で不明な点や不可解な点があるのは、原作からのあり得ない改変のせいだ、と分かります。
慎生が発達障害という設定らしいが、本作で描かれた慎生ではガッキーが醸し出す明るさのため、発達障害は形だけで、健全過ぎてそのようには見えません。そもそも内省の様子がほとんど描かれていませんが、原作にあるという含蓄あるセリフや重要なやり取りが省略されていると聞くと、さもありなんです。また、朝の言動も、同様に原作からの大きな改変があるようで、キャラ設定が短絡的で共感しづらいです。さらには、笠町や塔野の配置やキャラ設定が不自然なのも、原作をうまく取り込めていない結果のようです。
本作を見ていると、慎生の発達障害というよりも、慎生と母との会話からして姉の発達障害や母の発達障害が気になるのですが、これらは深堀されないで終わります。その他、思わせぶりなシーンやエピソードが盛られているけれど、何を描きたかったの?、どんな映画を作りたかったの?、ガッキー主演映画で、ガッキーを格好良く描く以外に という感想です。
バンドで歌う朝がとても良かったです
新垣結衣さん主演、ストーリーも良さそうなので鑑賞。
原作の漫画は当然読んだことがありません。
事故で両親を失くした朝(早瀬憩)を母の妹である小説家の槙生(新垣結衣)が引き取り奇妙な同居生活が始まるのだが…というストーリーで特別大きな出来事は起こらず淡々と静かな日常が描かれているのだが、そのなかで少しずつお互いの距離が縮まっていくのが良いです。
悲しみを抱えているはずなのに努めて明るく振る舞い前向きに高校生活を送ろうとする朝、朝の母である姉のことをなぜかひどく嫌う槙生。
お互いに変に気を使わず正直な心をさらけ出すことで最初はぶつかっても絆が生まれていく。
ただ静かすぎて、正直に告白すると昼飯を食べて午後一番の上映回を見たせいもあると思うのですが、途中何度も睡魔に襲われてしまいました。
また、朝と友人えみりとのJKの会話、槙生と親友奈々との女子会のような会話を聞いていると男の私としましては妙に居心地の悪さを感じてしまいました。
いいお話なんですけどね~なんでだろう?
想像とは違ったけれど。
役者陣はコマーシャルな方達が多くて作品にリアルは感じない。漫画原作だからなのか、あらすじ読んで想像していた痛みを感じる映画ではなく、微笑ましいおとぎ話のような映画でした。それはそれで良し、あっさりと楽しめました。
槙生の散らかった部屋が好き
ガッキーの槙生がしっくりし過ぎてて
リアルな星野(新垣)家ももしかして物が溢れてて
散らってるんじゃないか?って思ったり
小説家で人見知りに違和感ないのが凄い。
推し武道の舞菜
映像研のソワンデ
虎に翼の山田よねさんの子ども時代
中高生役の学生キャストもみんな上手くて素晴らしい
笠町と塔野のイイ意味で無駄使いも良かった
アニメにもなるらしいので
そちらも楽しみ
生活の話だけど
冒頭大きな出来事がありその後は日常を描いたお話。
感情的には凪。
こうゆう生活の話は個人的に退屈と思いがちだけどそんなことなくみきれた。
ただアクションなどのように凹凸はないので眠くはなりがち。
ラストの数秒寝てしまい大後悔。
みる時はしっかり寝て万全でのぞむのがオススメです。
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