「受け入れる」違国日記 赤福餅さんの映画レビュー(感想・評価)
受け入れる
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『人が人を受け入れる』なんて言うことは、とてもむずかしいと思う。
身内でさえそれができるかどうかはわからない。
それは常に人は『環境ごと』に『瞬間的』に『多様にわたって』変化してゆくからだと思います。自分自身でそれがわかって行動できるなんていうことは稀でしょう。
繋がり続ける事自体むずかしい。
だから槇生自身、朝を引き取った理由は本人ですらわからないが、その時はそれが最善だと思った。
後から考えても現実の方が早く過ぎすぎて、理解の方が追いつかない。
自分は原稿が書けていないのに、朝は日に日に成長してゆく。
槇生ができたのは、せめて朝に『アドバイス』を送るというのが精一杯。
朝は家族(特に母親)に十分受け入れられて生きてきた。
一方、槇生は家族から否定されて生きてきた(母親からの何の手助けもなく…最後和解)
そんな二人が、
お互いがお互いに気持ちを言葉にして送り合う。
さながらエコーのように。
そして二人は引き合うようにして海岸へとたどり着く。
そこでお互い少し前向きになれた感じ合う、違った向きで。
けれどもそれはそれでいいと、いやそれがいいと思ったのでしょうね。
『失敗したらどうしよう?』
『もう一回やれば良い!』
よいコトバです。
昨年の『生欲』に続いて新垣結衣さん出演作を観ましたが、良い役者さんですね。
ナチュラルな演技が観ていて非常に気持ちがいいです。
また出演作があるでしょうから、今後も観ていきたいです。
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NOBUさんのコメント
2024年6月24日
今晩は
寅さんへのコメント有難うございます。
段々、残りが少なくなってきて、名残惜しいので少しペースを落とそうかな。寅さんを見ると、寝つきが良くなる気がします。では。