「只管、森を彷徨います」ペルリンプスと秘密の森 odeonzaさんの映画レビュー(感想・評価)
只管、森を彷徨います
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色彩表現の匠でもあるアレ・アブレウさんの共同製作・脚本・監督だから作家性の強い独特の世界観のブラジルの難解アニメ。
ブラジルだから森と言うのはアマゾンのジャングルでしょうに何故か秘密の森、そこに狐だか狼だかに似た太陽の王国のエージェント、クラエと、これまた熊だか猿だかの風貌の月の王国のエージェント、ブルーオが登場、巨人たちから森を守る為には救世主のペルリンプスを見つけることが使命のようです。二人は揉めたり協力したりしながら只管、森を彷徨います。1時間たっても巨人もペルリンプスも出てきません。
(ネタバレ)
終盤で森は水に覆われ消滅、どうやら森はダムになったようです、巨人と言うのは自然破壊する人間たちのことらしいと分かります、クラエとブルーオも子供に変身して再登場、今度は人間になって自然を守るようです・・。アマゾンの森林破壊は地球環境にとっては現実の危機ですから意図は分からないではありませんが回りくどい展開、映画の殆どはクラエとブルーオが森を彷徨うだけで退屈でした。
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