クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男のレビュー・感想・評価
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ちゃんとキャリアを振り替えれるいい機会。
タランティーノ本人のコメントは一切貰いに行かず、監督作の出演者など関係者の証言で外堀を埋めていくドキュメンタリー。やっぱり不世出の映画作家であり、あまりにも独自の道を歩んできた人だけに、こういう形で筋道立てて振り返ってもらえると、いろいろ整理されてありがたい。あと興味のままに雑多に作品を作っているように見えて、筋の通ったキャリアであり、その上で変化、成長を遂げていることもわかって興味深い。
ただ、ウマ・サーマンの撮影中の怪我や、ハーヴェイ・ワインスタインのくだりなどの負の側面にも触れているのだが、分量的にも掘り下げとしても物足りなくは感じてしまう。踏み込もうとした形跡が感じ取れるだけに、もうちょっと欲張りたくなってしいまいますよ、観客としては。
ヨイショだけでは終わらないQTフィルモグラフィ
タランティーノのフィルモグラフィを常連キャストたちのインタビューで振り返るドキュメンタリー。
ヨイショだけでなく、彼の汚点でもあるハーヴェイ・ワインスタインとの関係性にもキチンと触れてる点に誠実さを感じた。
黒歴史とどう向き合うか?
要はハーヴェイ・ワインスタインとの関係性に対しどう落としどころを見つけるか、ということか。
確かにヤツのやってきたことを見過ごしてきてしまったということがQTにとってキズとなっているのだと思う。
我々ファンはQTの作品が好きだ。そこに前時代的な表現があってもQTは作品中でそれを放置してなかったし、きちんとNO!を突きつけてきたと思う。それは我々ファンが一番わかっていることだ。それでも現実世界で身近に起きていた事件に声をあげられなかった事実にどう向き合うか?これはもう作品の中でカタキを討ってもらうしかないだろう。ヒトラーもチャールズマンソンも叩きのめしてきたQTだからこそ、やってやってほしいものだ。まあ、デスプルーフでかなりやっちゃってる気がするけど。
インタビュー集は大変面白く、本人たちが語っている内容は、それぞれの作品本編の映像と並べて見せられるとしっくりきた。今回コメントしてくれてたメンバー、絶妙な人選で良かったと思う。特にマイケル・マドセン、デビッド・フォスター、ジェイミー・フォックスのコメントには涙出てきました。
次回作に対する期待がますます高まると同時に、全作品をまた最初から見直したくなりました。
コレは好きで知っていないと,此(コ)れっぽっちも面白味も全く味わえない作品…。
そのままだが,彼の作品を好きで観た事がある人にとっては、面白い!と思えるモノだと非常に思った処で有り…。(知らない人には全く持って何も面白味も何も無い!モノだと思う)
という事で,気になりチェックしてた当初はあまり上映館はあまり無いのかなぁ?と思って居た中,私はわりと行く映画館で(この作品を上映するに当たって)上映していた「パルプ・フィクション」(そっかぁ〜,もう20年前の作品になっちゃうんだなぁ〜&私自身も歳喰(ク)ったなぁ〜と感じたりしたが)を観に行けた事でも、色んな事の時代と共に思い出されつつ,面白味は存分に味わえた様な気がした。
ソウ,当時低迷していた?ジョン・トラボルタもこの作品を機に、過去にフィーバーした“サタデーナイトフィーバー"の様に?成れる地位まで復活した!という事らしい&改めて貫禄を感じさせた様にも感じれた。
こうやって時代を遡(サカノボ)ると、私事で申し訳ないが1度死に損なった自分の人生を踏まえて,そんな時代背景を考えさせられる作品にもなっちゃっている様な気がした。 私は基本的にドキュメンタリー作品は好んで観ないのだが…
※すみません🙇,本当に私事でした。
映画を 女性を 愛し続けたからこそ 映画に愛されたタラちゃん
キルビル 映画館での再上映熱望
志村けん著 「変なおじさん【完全版】」を今読んでいて
コントを愛し愛されたけんさんともダブりました
素敵な天才たちに乾杯✨🎶
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