「あと1作なの?」クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男 Eijiさんの映画レビュー(感想・評価)
あと1作なの?
タランティーノの映画づくり最終章に入る前のおさらいという感じだったでしょうか。
楽しく振り返ることができましたし、それぞれの作品がつながっていたっていうのは新たな気付きでした。個人的には、「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」のエピソードも、もう少し観たかったなーと思いました。
マイナスなニュースの部分もきちんと盛り込まれていました。いつも思うのは、画面を通じてしか観ていない人の人間性を正確に判断することはできないわけで、不確定な情報のなかでアーティストやその作品の評価にまでフィルターがかかってしまうのは残念な気がします。
1994年公開初日、新宿にあったミラノ座の大きなスクリーンで「パルプフィクション」を観終えたとき、それまでに感じたことのない、忘れられない衝撃を受けました。以来、監督作品は欠かさず観ています。あのときのような衝撃を残す作品には未だ出会えていない気がします。
本当に次の10作品目が最後の作品になるのなら、その内容が楽しみだし、必ず鑑賞します。
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