「女性をリスペクトするタラちゃんに拍手👏」クエンティン・タランティーノ 映画に愛された男 あさちゃんさんの映画レビュー(感想・評価)
女性をリスペクトするタラちゃんに拍手👏
見終わって、ひとまず安堵した
ハリウッドの宿痾の代表のように成り果てた帝王ハーヴェイ・ワインスタインの性暴力事件と愛するタランティーノ監督の関係性に私も気を揉んでいたからだ
この記録映画って、まるでタラちゃんの立場を擁護するために作られたように監督の女優たちへのリスペクトが入れ替わり立ち替わり俳優側から語られてゆく不自然な程に、そして本人は一切登場しない異色なドキュメンタリーだ
才能溢れるがキャリアゼロの若者で只の映画オタクのレンタルビデオ店員だった新人脚本家が映画好きな周囲の映画関係者たちに支えられてワンチャンものにしアメリカンドリームを掴むヒストリーが8作品の時系列振り返りでテンポ良く描かれてゆく
資金面、興行面等で支えてもらってきたのが渦中のワインスタインなので、今も収まるどころか燎原の炎のように拡大炎上🔥し続けるミートゥー運動に対するタランティーノ陣営の世間への防衛的なメッセージのように見える内容
確かに対応を過てば映画人として致命傷を負いかねず、この作りも致し方無しと私は思った
タラちゃんファンなら、そんな曇った目で見ないで、タランティーノ組面々からタラちゃんへの愛とリスペクトに満ちた証言を素直に心から楽しんだ方がいい
最後かもしれない10作目が待ち遠しい🫶
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