「カオス」K.G.F: CHAPTER 1 かばこさんの映画レビュー(感想・評価)
カオス
「CHAPTER 1,2 」を続けて観ました。
上映時間、合計6時間。昼ごはんとおやつ持参。
そして、CHAPTER 1.
巨大金鉱が発見され、そこを掌握したスーリヤワルダンは住民を鉱区に閉じ込めて奴隷のように使役してのさばり、金鉱発見と同じ1951年に生まれた貧しい男児が、10歳で亡くした最愛の母の言いつけを守って巨万の富を持つ王になるべく裏街道を邁進、カリスマ的ギャングにのし上がり、金鉱を巡る抗争に加わっていく、でCHAPTER 1は終わり。おハナシはこれから、CHAPTER 2 で、ってところ。
何かの手違いで編集途中のものを上映してるのか?! と思ってしまった。
なんかのエピソードの途中に唐突に別のハナシが始まり、しかも細切れ、あっちこっちに飛んで時代も場所もいつなんだかどこなんだか、そして元は何のハナシだったっけ??
ロッキーが超人的に強いのは分かったが、過激な抗争シーンが延々続き、誰が誰といつ、何で戦っているのかよく分からない。人がたくさん出てくるが誰が誰やら。公式HPで相関図出してましたが。
ウィークデーの、朝起きる直前に見る夢みたいな散らかりよう。
すぐ脱線するのでハナシが進まない。同じところをぐるぐる回っているような、デジャヴュのようなシーンが多くてしかも長い、停滞台風みたい。
いくらインド映画とはいえ、編集したんですよね?と問いたくなります。
幼いロッキーが亡き母の教えを胸に刻んで腕っぷしと頭脳と根性でのし上がっていく様は壮絶で、ほこりと汗と血とドロと武器にまみれた姿が神々しいカリスマなロッキー兄貴は強くて頼りがいあって、毒を持って毒を制す的なところは爽快。
(ただし、女性の口説き方は。。。)
ムリダンガムがんがん響かせてロッキーを称える歌が流れる場面だけ気分上がったけど。
それしか響くとこない。そもそも、ヤシュが濃すぎる。
これが3時間続くの、CHAPTER 1。
席を立とうとは思わなかったけどカオスすぎて寝てしまいました。
そもそも大まかにしかわけわからないから寝ても大丈夫。
トイレに行っても大事無いので安心して水分摂れます。
「CHAPTER 1」は、適当な人物紹介と一応の状況説明と、次の「CHAPTER 2」の3時間に向けて体力回復するためのもの、ってことでいいかな。