「黒川 jesus 原作逸脱」BAD LANDS バッド・ランズ テニーさんの映画レビュー(感想・評価)
黒川 jesus 原作逸脱
黒川作品は大好物で今や小説は先生の本しか読まないぐらいで
だから当然ながら原作も数回読んでいます
タイトルを勁草からbad landsに変更すると知って
かなり悪い予感がして、というのは黒川作品は
漢字2文字の熟語にするのが基本であり
まるでジーザス&メリーチェインというか
プライマルスクリームのようなタイトルは意表をつくどころか
大阪の街と合わないと危惧した
原作が映画化される場合、内容をある程度変えるのはよくあるが
ここまで変更して結局何が良かったのか全く分からない
疫病神でもジャニーズを(準)主役にしたが今回も同様の手を打って
これも悪手だと思えてならない
最初の20分ぐらいまでのオレ詐欺事件のやり取りは良くて
ここから原作通りにいくと思ったら、余計なシーンをいくつも挟む
・ビリヤードとコーヒー
・賭場&殺し未遂
・東京の悪人
・レズもどき
・暗号資産
など覚えているだけでもいくつもある
黒川作品は疫病神と伊達堀内シリーズ以外は
派手なケンカや乱闘シーンはほぼない
というか不要な内容になっている
そこが醍醐味であり面白いのに封印している
映像として派手なシーンが必要なのも理解できるが
それなら伊達堀内を映画化した方が良かった
中途半端な乱闘シーンを入れるなら
この女優とジャニーズでは派手さは期待ができず
そんな矛盾ありきのキャスティング
でも多分、もう一回は観るので★3つにしました
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