「カッコ良すぎる」BAD LANDS バッド・ランズ ヨークさんの映画レビュー(感想・評価)
カッコ良すぎる
説明的過ぎない骨太なハードボイルド映画。良い意味で国産らしくないなと思ったら「ヘルドッグス」と同じ監督で納得。
実在する詐欺やヤクザ、半グレの会話を盗み見ているような隠語や造語が飛び交うスピード感が良い。観ながら瞬時に想像して理解していかないと追いつかないくらいの速さが命のやり取りをする現場の緊張感を生み出すリアリティ。
ほんで宇崎竜童がカッコ良すぎる。金に翻弄されてきた者が最後に「金では買われへんもんがあるや」と言う重み。壊れた老人かと思いきや、恩人の為に覚醒して最期を迎える。散り際の美学。
あと、岡田准一がチョイ役で出てて豪華。
江口のりこなんかも端役。
そして難波や西成の慣れ親しんだ街並みが舞台で嬉しかった。
コメントする