「キャスティングの妙」BAD LANDS バッド・ランズ かぜさんの映画レビュー(感想・評価)
キャスティングの妙
初期の傑作KAMIKAZE TAXIを彷彿とさせる出来ばえ。キャスティングがうまい!天童よしみなんか登場するまで想像つかなかった。心ない毒親によって、犯罪の世界に負のスパイラルのように入り込んでしまう犯罪者の子供たちの悲哀がよく描かれている。冒頭は、早口の大阪弁と展開の速さで一瞬置いてかれそうだったが、その後の流れは伏線の張り方も良く出来ていて、暴力的な描写が多い割には音楽の使い方のうまさも相まって、不思議な程、見終わった後の不快感がない。
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