「立派な娯楽作」春画先生 コージィ日本犬さんの映画レビュー(感想・評価)
立派な娯楽作
『黄泉がえり』系ではなく、半ばから『月光の囁き』モードの塩田作品へ。
エンドクレジットに喜国雅彦さんの名前を探してしまったくらいの、妄想全開なフェチ&ド変態映画でありました。
Sの開花とMの正体ばれ。
NTRプレイ。
いやもう、文化的作品だと思ったら大間違いです。
でも、まじめに不真面目、まじめに変態。
最初、春画は導入に使われた、単なる小道具にさえ思えました。
しかし、春画の持つ滑稽な笑いをもたらした町人娯楽であり、母娘が夜のことを教え合うおおらかな性教育教材という文化的意味合いの点を拡大した、立派な娯楽作です。
コメントする