「【性のタブーに嵌る人達。”春画先生ったらヒドインんです。アタシの性癖を見抜いて春画の魅力に嵌らせて、自分好みの女にするために色んな事をさせてたんです・・。”ウーム、性は奥深いなあ・・。】」春画先生 NOBUさんの映画レビュー(感想・評価)
【性のタブーに嵌る人達。”春画先生ったらヒドインんです。アタシの性癖を見抜いて春画の魅力に嵌らせて、自分好みの女にするために色んな事をさせてたんです・・。”ウーム、性は奥深いなあ・・。】
ー イキナリ、宇野鴻一郎氏の官能小説の様なレビュータイトルになってしまい、申し訳ない。
だって頭に浮かんでしまったんだもん・・。-
■夫と半年で離婚し、喫茶店のウエイターとして退屈な日々を送る弓子(北香那)は、ある日喫茶店で春画先生と呼ばれる研究者の芳賀(内野聖陽)と出会い、春画の持つ魅力に嵌りつつ、芳賀への想いを抱いて行く。
◆感想<内容に思いっきり、触れています・・。>
■芳賀家に代々務める不愛想な家政婦の絹代を、日本を代表するポルノ女優だった白川和子さんが演じられていた時点で”これは、もしや・・。”とその後の展開を予想してしまったよ・・。
・芳賀が弓子を連れて、春画のギャラリーに行った時に無礼な客から”春画先生は睦会いながら春画を書いた歌麿ですか、睦まずに描いた北斎のどちらですか?”と弓子の方をチラリと見ながら問われる。春画先生は軽妙洒脱な話術でそれを受け流すが、その際の弓子の怒りを帯びた眼を見逃さなかった・・。
ー 春画先生、流石である。
そして、弓子を亡き妻と同じ気性を持つ女にしていく仕掛けがコミカル且つエロティックに始まるのである。あー可笑しい。-
■伝説の七日間のお籠り
ゴックン・・。
春画先生と亡き妻が奈良の山中で偶然出会い、七日間ずっとまぐわっていた・・。
その後、春画先生は妻を失った後、女断ちをしていた・・。
・春画先生担当の編集者辻村(柄本佑)は、弓子を連れ、バーに行く。憤懣やるかたない弓子をなだめつつ、辻村はそのまま酔った弓子とベッドイン。
ー ナント、辻村は弓子と交わっている時の彼女の喘ぎ声を春画先生にスマホで聞かせていたのである。勿論、春画先生の願いである。ホテルの部屋の中、それを聞く春画先生の後ろ姿。ハッキリ言って変態である。ー
・更に別の場で二人が偶然会った、春画先生の亡き妻の双子の姉、一葉(安達祐実)の妖艶な瞳。絶句する春画先生。
そして、春画先生は”或る名画”と引き換えに弓子を”ある人物”に一夜、差し出すのである。それを受け入れる弓子。
目隠しをされて連れて行かれた洋館には、一葉が鞭を持って待っており、弓子に対し飲尿行為(中身は安いワインとビール・・。)を強要し、飲み干す弓子。
更に、ベッドの下には縄を打たれた春画先生が・・。
ー えーっと、この辺りで
”私は何を見させられているんでしょうか?”
状態になるが、面白いので鑑賞続行。-
・弓子は、鞭をバシバシと春画先生に打ち付けながら”私は最低の豚野郎です!と言ってみな”他ここには書けないドSの本性丸出しの言葉を浴びせ、春画先生はそれに従うのである。
ー ウーム、成程ね。春画先生の亡き妻は双子の姉と同じくドSで、春画先生はドMだったんだね!-
<いやあ、今作、春画をネタにして奔放な性を愉しむ人たちを描いた映画でありました。
”伝説の七日間のお籠り”
凄いんだろうなあ・・。
故、檀一雄は愛人と「山の上ホテル」等で、部屋から一歩も出ずに、まぐわっていたそうであるが・・。
僕は未だ最長3日・・(以下自粛)
マダマダダナア・・。
イタタタ、石を投げないで下さい!>
あぁ、そのシーン、近藤サトさんが書いてらしたご自身の経験に似ていますー。
宇能先生も団先生もお屋敷が横浜なので、ちょっぴり勝手に親近感抱いてますw
私は幼少期、かなり貧しかったのですが本だけはウチの両親も寛容でしたね。特に、2人が結婚前に中央公論の、母が日本の歴史、父が世界の文学をそれぞれ全巻、あと父が日本の文学と世界の名著を少々持っていたので、それらを小学高学年から中学にかけて読めたのは幸いでした。
でも、両親は私の読んでいる本には無頓着で大藪を読んでいる事は知らなかったみたいだなぁ。
(2人とも大藪春彦に興味がないのでどんな作品書いてるか知らなかったのでしょうw)
中高時代は菊地秀行氏と夢枕獏氏も愛読書でしたwww
(官能小説でなければ、官能的なシーンが多発する作品でも普通に「好き」と言えるものですねwハードボイルド作品にはセクシャルなシーンも「付き物」ですもんね)
あ、良かった×2
1つは無反応でいらしたのでよほどお忙しいのかな?と心配しておりました。
もう1つは、ご所有なのがその2冊でよかった(笑)
いや、もちろん健全な殿方が「そーゆー」小説をお持ちでも何の問題もありませんが。まぁ、でもやっぱり、ねぇ。(持っていても、そこは女性に対しては隠すのが「男の中の男」かとw)
私も購入はしていませんがその2冊は目を通しました。
「野蛮な読書」は知りませんでした。機会があれば手にしてみますね♪
宇能先生の官能小説の方はきちんとは読んだことないんですw
昔は少年漫画などでも色々とネタにされてましたからなんとなく特徴は聞き及んでいるだけで(むちむちぷりんとかwww)
団先生の方は、、、(内緒w)
鬼団w
ジャイケル・マクソンとかボン・ジョンボビの類じゃなくて、きっと本当に間違えてるんでしょうねw
おはようございます!
キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンは恐らく私2日目に攻めます(笑)
てか、朝一の回で観ても次に繋がるいいスケジュールがないので。
初日はクリエイター、おまえの罪って感じですかね。
おはようございます!
今週の新作どう攻めようか悩んでます(笑)
ディカプリオの作品200分越えってどゆこと!?(笑)
時間感じさせないくらい面白かったらいいんですけどね~
あとこんだけ長いとトイレ行く行かないはその日の自分のコンディションですよね。
あたし、宇能先生なんて、存じ上げないんです。
ヨハン・シュトラウス2世のWein, Weib und Gesangがお好きだなんて知りません。
どちらかと言えば団先生の方が、、、あ、いえいえ、勘違いしちゃった、みたいです。
NOBUさんはじめ、皆様のレビューを拝見して、本作ではとても満足出来ないとわかりました。
倒錯と背徳には美学とポリシーと哲学が感じられなきゃ昂まらないのでコメディは不要です。
結局、純愛コメディなんですね。
それならいっそ春画は要らないです。
焦らし、お預けかと思ったら肩透かしで終わってしまうもの。
あたし、塩田監督とは、絶対「合いそう」にありません。
「本物」かと思ったら「ソフト」程度のお遊びだったみたいな。
嗜好は人それぞれですから何がお好きでも構いませんが、中途半端に春画なんて使って欲しくないんです・・・。
ああっ・・・!
宇能先生っ! 団先生っ!
永田守弘先生ーっ!
あ、つい、よろめいちゃいました。
(ちっ!もう少し平仮名多用しないとダメか!鬼文体の方に振れば良かったわwww 宇能先生ご本人は好きだけれど作風(とゆーか登場女性タイプ)は、どーも苦手ですw 団先生は大好、、、おおっと!なんでもありませんw)
本作、鑑賞したらついつい酷評しちゃいそうだからスルーしますねー。気にはなっていた作品なので情報ありがとうございました♪