劇場公開日 2023年10月13日

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「前半は春画、後半は春画先生の性癖の話」春画先生 カール@山口三さんの映画レビュー(感想・評価)

4.0前半は春画、後半は春画先生の性癖の話

2023年10月15日
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鑑賞方法:映画館

楽しい

何かに魅入られた専門バカの異常行動は常人には奇異と感じるのは当たり前なのだが、
春画先生は果たして如何なものか?

今日の情報化社会で知るところによると、
この程度では凡人の域を少し越えたところではないだろうか?

話の展開はオーソドックで、
映倫審査ではR15+に指定されたが、
商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった様に、話しもすんなりと終えてしまう。

だが、鑑賞後なんだかとっても後味がわるい。

誰がが騙されて犠牲となった様な後ろめたさが余韻を引く…

どうもキャスティングのバランスが嫌味なのだろう⁈

また、安物の日本家屋がチープで品格を貶めているのではないか?

何れにしても、
春画を芸術として無修正でスクリーンに映写させたことはかなりの功績として称賛したい。

お疲れ様でした。

(^ω^)

江戸文化の裏の華である「春画」に魅せられた型破りな師弟コンビが織りなす春画愛を描いたコメディドラマ。

肉筆や木版画で人間の性的な交わりを描いた「春画」の研究者である「春画先生」こと芳賀一郎は、
妻に先立たれて以来、世捨て人のように研究に没頭する日々を過ごしていた。

そんな芳賀から春画鑑賞を学ぶ春野弓子は、春画の奥深い魅力にのめり込んでいくと同時に、芳賀に恋心を抱くように。
やがて、芳賀が執筆している「春画大全」の完成を急ぐ編集者・辻村や、芳賀の亡き妻の姉である一葉の登場により、大きな波乱が巻き起こる。

「きのう何食べた?」の内野聖陽が芳賀、
アニメ映画「ペンギン・ハイウェイ」やNHK大河ドラマ「どうする家康」の北香那が弓子を演じ、
柄本佑、白川和子、安達祐実が共演。
「黄泉がえり」「月光の囁き」の塩田明彦が原作・脚本・監督を務めた。

映倫審査ではR15+に指定され、商業映画としては日本映画史上初めて無修正の浮世絵春画がスクリーン上映される作品となった。

カール@山口三