うかうかと終焉

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うかうかと終焉

解説

閉鎖間近の学生寮で住人たちがともに過ごす最後の5日間をつづった青春ドラマ。

街中を自転車で巡りながら空き地の写真を撮影している若いサラリーマン・西島伸太郎は、保存した写真を確認する中で1枚の写真に目をとめる。時は遡って5年前。取り壊しが5日後に迫った学生寮の1室で、美濃部軍平、児玉香奈枝、前野中吉、渡辺美月が麻雀に興じており、伸太郎は興味なさそうに本を読んでいた。その日は美月の退寮記念の麻雀大会で、翌日は児玉が、その次の日は中吉が寮を出ることが決まっている。5人はそれぞれ後悔や悩みを抱えながら毎日送別イベントを行い、思いを込めた落書きを壁に残して1人ずつ寮を去っていくが……。

西岡星汰と渡辺佑太朗がダブル主演を務め、平泉成、草村礼子、前野朋哉らが脇を固める。第23回日本劇作家協会新人戯曲賞を受賞した大田雄史と出口明の戯曲を原作に、大田が自身の母校である京都大学吉田寮をモチーフに脚本をつくり直してメガホンをとった。

2023年製作/87分/G/日本
配給:マジックアワー
劇場公開日:2023年10月13日

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(C)「うかうかと終焉」製作委員会

映画レビュー

5.02023年の個人的に1位か2位

2024年2月24日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

笑える

悲しい

寮生ではなかったが冒頭で建物を目にした瞬間、何十年も昔のことが堰を切ったように押し寄せてきて不覚にも涙があふれてきた
モラトリアムやらディオゲネスの樽からなかなか脱けられなかった自分のすべてを映し出されている気がして恥ずかしさに泣けた
剣菱をラッパ呑みするシーン、思いの丈を書きのこすシーンなど、忘れられないシーンがたくさんあった
同じ時間と場所を共にして早くに死んでしまった後輩たちにも観せたい一本だった
すごくいいやつをありがとうございました

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ガブ

2.5捨て方が分からない

2023年12月25日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館
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uz

4.0年代を超越してよみがえる学生時代 "寮"が持つ自治区!

2023年11月18日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

"寮"という大人不可侵の砦
学生時代の思考と行動、生活のパルチザン!
を、思い出していく。

原作は戯曲(舞台)なので、映画を
静観すると、あれ?あれ?ちょっと違和感!
と、なるけれど
舞台ならば?と考えながら見ていくと
映画に収めようとした監督の苦悩(挑戦)が
随所に!

あー、学生時代の寮とは
時間を超越させていく!

70年前半を学生時代を送った輩にも
わかる、わかる!
そうだよね。わ、蘇らせる映画でした。

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SkyLock

4.5余白のある青春映画

2023年10月18日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

悲しい

楽しい

ありがちな説明的な描写が少なく、キャラクターの背景を想像・妄想しながら楽しめる。
でも想像するための手がかりはちゃんとあるし、わけがわからないということはないと思う。

激しく泣かせたり、落ち込ませたりするシーンはなく、じんわりと、ゆったりとした時間が流れていく感覚が好ましかった。

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endo