劇場公開日 2023年10月20日

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キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価

全306件中、221~240件目を表示

3.5アメリカの暗部を描く衝撃作でした。

2023年10月23日
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上映時間3時間26分を覚悟して見ました。前半の人間描写やカット割りは見事で時間を忘れるほどの出来でしたが、後半は裁判劇と事件後の顛末エピソードの寸劇がテンポ感が変わってしまってダラダラしてた気がしました。
油田地帯の土地の権利を保有する裕福なインディアン部族が徐々に狡猾な白人達に財産を奪い取られてゆく悲劇を描いたスコセッシらしい歴史劇です。
20世紀初頭の時代背景も丁寧に描いていて二人の主役の演技合戦は見ごたえがあります。
アメリカの暗部を描いた渾身の力作です。軽い娯楽作品ではないので覚悟を決めた人にだけお勧めです。

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Yoji

4.0あまりの情けなさにビックリ

2023年10月23日
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レオ演じる主人公アーネストの軽薄さが光る今作。
初めはデニーロ演じるキングにいいように使われて多少可愛そうとも思ったが、次第にアーネストの意志の弱さに辟易し、やることなすこと全部半端で上手くいかない姿に哀れになってしまう。
終盤の立場を二転三転させる姿は滑稽で、自分の意思はないんかと呆れた。自業自得だが、最後全てに見放された時の虚脱感もお見事。

デニーロの怪演も凄い。オセージの支持を集める聖人のような姿の裏で、着々と富を得ようと画策する腹黒さが凄まじい。アーネストとの圧倒的な格の差に震えた。

アーネストがいなければ本当のキングになれたのにね…

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いたかわ

3.0ディカプリオの演技力でクズ男オブザイヤー決定

2023年10月23日
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悲しい

単純

長い。
話の中に大きな山場や盛り上がりも感じられずの約3時間半。
けれど退屈かと言うとそうでもなく、登場人物たちがこの後どういう行動に出るのか、どういう選択をするのかと目を離せなかった。
なにしろロバートデニーロとリリーグラッドストーンを除くほとんどの人物が、びっくりするほど頭が悪い且つ、性格が悪い。ロバートデニーロも頭は良さげに振る舞うけど、性格が悪い。
ディカプリオに至っては、頭が悪くて考えなし、後先考えず他人に操られ行動して嘘をつき、挙句、自分はバカじゃないと思っている救いようのない人物。ついでに三下にはイキり散らかす超超超小物。
欲に忠実とか貪欲とか聞くと、己の信念を持ち、手段を選ばず欲しいものを手に入れる悪党を思い浮かべるが、このキャラクターは本当に小物。信念も無ければ計略を巡らせる頭脳もなく、他人に言われるまま流されて悪事を働く。
こんなにも無能で嫌な奴と3時間半を共にしたストレスがすごい。エンドロールが始まったら叫び出しそうだった…が、スコセッシから“静かに黙って最後まで動かず観てろ”というメッセージを受け取り、心の嵐が過ぎるのを待った。

この映画の素晴らしいところは、とにかくディカプリオの演技力が高いというのが知れるということ。
演技力が高すぎてクズ男すぎて、映画が終わる頃には嫌いになっていた。
早く次の出演作が観たい。

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uru

4.5至福の映画体験

2023年10月23日
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鑑賞方法:映画館

全編206分と身構える長さながら、体感は106分程度。恐るべき面白さ…
20世紀初頭のネイティブアメリカンに対する虐殺・搾取の真実を描く!
映画の尺以上の物語を詰め込むためにめちゃくちゃテンポは良い。そしてテンポ良く丸め込まれていく、驚くほどしょうもない男、ディカプリオ。
そしてまるで新興宗教の教祖のような丸め込み師、デニーロ。最高…ww
言われることに適当に返事しているうちにのっぴきならない状況に追い込まれ、やがて最愛の妻までも…
そしてそれを妻からやんわり詰問されると言うね…
面白すぎるだろう!
残念なのはこれを制作したのがAppleのため劇場公開が極めて短いこと。絶対に劇場で観るべき。

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ぱんちょ

4.0サイコパスすぎる

2023年10月23日
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2023年劇場鑑賞247本目。
こんな長いのにパンフレットないとは・・・。マイナス0.5。
観る前はもうちょっと削れるだろと思っていたのですが、そこまで無駄なシーンはなく(ダイジェストっぽくする方法もあったでしょうが)仕方ないかなという印象。脳はそこまで長いと感じませんでしたが身体はそうもいかず、大福食べてみましたが結局トイレに行くことになりました。

この大量殺人の恐ろしいところは、仲良くしている人を金のためにあっさり殺すところだと思います。完全にサイコパスで、徐々に狂気にかられていくのではなく、それが当たり前のことのように行っているのが嫌でしたね。

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ガゾーサ

5.0スコセッシの映画

2023年10月23日
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西宮IMAXで観ました。これは大傑作だと思います。ビートルズのホワイトアルバムみたいな。ホエールの俳優の弁護士に大声で説教されしゅんとなるデカプリオが最高でした。モリーの母親が亡くなるときのシーンや最後のネイティブアメリカンの躍りのシーンは黒澤明や伊丹十三や北野武など日本映画っぽいと思いました。

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どめ

2.0お話に山もなければ谷もない・・・

2023年10月23日
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鑑賞方法:映画館

知的

監督、マーティン・スコセッシ、出演レオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロで、アメリカの実話を描いた作品とくれば面白いはずと思い見に行ったのですが・・・・

正直、日本人には少々民族的な部分で分かり難いかな・・・また、お話に山も無ければ谷もなく、淡々とお話が進み200分もある映画なので、ちょっとがっかり・・・・

お話に山もないし谷ももないので、演技派であるレオナルド・ディカプリオ、ロバート・デ・ニーロを起用しても、「はい、演技しています」的にしか見えないので、さすが、レオナルド・ディカプリオ、さすが、ロバート・デ・ニーロとも言えない・・・

どんなにいい俳優さん使ってもお話が淡々としては、やはりどうにもならない見本みたいな内容だったかな・・・

かえって脇のインデアンの系の俳優さんの方がいい感じな演技だったかな・・・・

実話なんだろうけど、もう少し脚色しても良かったかな・・・・

結局、無駄なシーンをもっと無くして、ぎゅと話を作った方が分かりやすかったかな・・・・

日本も、昔は、こうだったんだろうな・・・・あまりにも簡単に欲の為に人を殺しちゃうんだから・・・・

しかし、ちょっと期待し過ぎました・・・・・

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sally

3.0展開がなくて、退屈

2023年10月23日
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わかりきった犯罪をただただ追っているだけにしか思えない。
人物の葛藤も起伏がなく、わからない。
女優は雰囲気があって良かった。

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ドラゴンミズホ

4.0★5つはないかな

2023年10月23日
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ディカプリオの顔芸が見どころ、という売り文句だけど、顔芸というほどのものでもなく、ただ役に没頭している表情の演技力の賜物。

といっても、見どころというとディカプリオの演技、に尽きる。
デニーロは出てくる時間は多いけど、普通かな。

史実を元にしているということでストーリーはしっかりして見応えはあるが、なにぶん長いのでちょっとダレてしまう人はダレてしまうと思う。

ディカプリオは自分とほぼ同い年でタイタニック以降リアルタイムで見ているので、年を重ね演技力がアップしていくのが単純にうれしい。

20231021 大阪ステーションシネマ

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デビット・ボーイ

4.0ここの人物は

2023年10月22日
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「ダメ男」なんていう軽い言葉では言い表せないことをやってる男ですよ。
彼も息を吸うように人種差別をする人間の一人。

その男がわずかに想像力を持てたってだけ。

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Pocaris

4.5命の軽重を問う

2023年10月22日
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悲しい

怖い

難しい

際に起きた事件の映画化も
最近ありがちなその旨の提示はなし。

底本もあるようで
『デヴィッド・グラン』によるノンフィクションのタイトルの邦訳は
〔花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生〕。

随分とヒドイと思いつつ、ある意味
本作の内容を端的に現わしているかも。

物語りの舞台は1920年代のオクラホマ州オーセージ。
主人公が第一次世界大戦帰りであることや、
スペイン風邪に罹患しなかったことなども歴史的背景として語られ。

押し込められた居留地で、たまさか石油が噴き出したことから
突然裕福になった「オセージ族」。
その資産を悪辣な手段で奪おうとする白人たち。
更にはそのことに起因する殺人事件を捜査するFBI。

FBI自体は1908年の創設も、
事件当時の捜査局長は敏腕で鳴らした『ジョン・エドガー・フーヴァー』。
原作のタイトルとは異なるも、
この時期に一気に名を馳せるようになったのは間違いのないところ。

戦場帰りの『アーネスト(レオナルド・ディカプリオ)』は
土地の権力者の叔父『ウィリアム(ロバート・デ・ニーロ)』を頼りその地に赴く。

最初は使い走りのようなことをしていたのだが
次第に裏の仕事にも手を染めるように。

一方で(叔父の唆しもあり)「オセージ族」の娘『モーリー(リリー・グラッドストーン)』と結婚、
莫大な資産の相続者となる権利も得る。

しかし町では「オセージ族」が謎の死をとげたり、殺害される不可思議な事件が頻発。
本編でも最初の方は、誰が犯人かは判然とせず。

しかし薄皮を剥くように、善人の面の皮がめくれて行き、
ついには真実が白日の下に曝され。

莫大な金の為には、人間はここまで非情になれるのかとの切ない思い。
或いは先住民の命はそこまで軽んじられるのかとの戦慄にも似た感情。
そうしたものがないまぜになり背筋が寒くなる。

更には、自身の親族さえ犠牲にできる非道さの源泉は
どこから来るのだろうか、と。

『アーネスト』の本質は気のいい男。
そこがつけ入るスキがありまくりで
良いように利用された結果の不幸とも言えるのだが。

三時間を超える長尺も冗長なシーンは皆無。

繰り返される平穏な日時が、次第に異質なものへと変化し、
気付いた時には恐ろしいことになっている経緯の描写が秀逸。

また、善意の隣人の本質が次第に明らかになる過程を描くには
これだけの尺はどうしても必要に思える。

僅か百年前の出来事も、
最後に語られる関係者のその後については驚きを隠せない。

これだけの犯罪に課せられる量刑が軽く感じられ、
また恩赦まで施されるのは何故なのだろう。

命が(それも先住民の)が軽んじられた時代のせいか、
それとも彼の地ならではの考え方なのだろうか。

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ジュン一

5.0ディカプリオが素晴らしかった。デ・ニーロも。一面的でない複層的な様...

2023年10月22日
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ディカプリオが素晴らしかった。デ・ニーロも。一面的でない複層的な様相。冒頭とラストの俯瞰からのシーンも素晴らしい。しかしこの暴力の連鎖こそがスコセッシか。先住民に対する大虐殺。

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えみり

4.5黒金

2023年10月22日
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スコセッシ節とも言える映像カットインでの状況説明があまりに秀逸で、本当に3時間半も経ったのか不思議に思えるほど。
「真実」と「現実」はかくもこんなに違うものなのかと、結末まで含めてただただヒリヒリするばかり。
実話を基にすると、全員が普通の善人ではなくなるし、悪人にも人間味が出てきてしまうのはしょうがないが、誰にとってもスッキリしない終わり方だなと。
事実はやはり創作物よりも何倍も残酷だ。

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ヨッシー

4.5善人面した悪人の恐ろしさ

2023年10月22日
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怖い

興奮

知的

思ってたよりデニーロが活躍してて一番やばかった。ディカプリオの、こ汚いおっさんぶりもなかなかのもの。3時間あったなんて全く感じない面白さでした。

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satsuん

5.0ない

2023年10月22日
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これはコメディだ!時間を感じさせない映画でした。
落ちもよかったです。でもね、2回目鑑賞無しね。

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トニー

4.0凄かった!

2023年10月22日
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興奮

知的

難しい

これ以外の言葉が見つかったら追記します!笑

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一言レビュー

4.0公開前からのかなりの話題からの鑑賞を試みてみた処…。

2023年10月22日
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難しい

久々にレオナルド・ディカプリオを観た様な気がした。
&私事の話で大変恐縮だが,何かしらで気が付いた事が有れば(何もここに記録する必要は無いだろう‼︎と突っ込まれそうだが、一方通行何で失礼致しま〜す🙏)記憶障害?を患(ワズラ)ってしまっちゃった私で有りまして、映画鑑賞を大変好む為,記憶の傍(カタワラ)の1つとして此処(ココ)に記録させて頂こうと思います。
話が滅茶苦茶ズレました。
(全くの知人でも何でも無い中なのは当たり前&勝手に呼び捨てにしちゃうが)ディカプリオは11/11で私と同い年になる事で親近感も沸(ワ)く訳でも無いが、昔から見てるだけにもっと若いと思ってはいたが…。
勝手に友達にしちゃうが、私にとってはインディアンという人種?って云(イ)う言い方はもしかしたら差別になるならば、此処(ココ)で撤回(テッカイ)して置きます。は,やっぱりインディアンは生活習慣とかで併(ア)わせるのは難しいモノなんですか?と…。 ロバート・デ・ニーロは口煩(ウルサ)く言いますか?と…。
話が一寸飛びました。 趣旨自体は非常に面白い!とは思えたが,いかんせん身近じゃない?インディアンとの生活習慣,価値観?には、一寸距離を感じてしまった為に1つの映画作品に入り込めなかったのが正直な処(トコロ)🤦。

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サクちゃん

5.0完璧

2023年10月22日
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「タクシードライバー」に衝撃を受けて
以来、マーティン・スコセッシ監督の
映画をずっと追いかけてきたけど、
本作が彼の集大成じゃないかと思う。
今年観た映画の中で、今のところベスト1です。

ネィティブアメリカンが掘り当てた石油利権、
オイルマネーを貪ろうとする鬼畜のような
白人たちの実話だが、激しい物語の
割には、淡々としかし濃い緊張感の中、
話は進んでいく。

3時間半という上映時間は人によっては長いかも
しれないし、エンタメ感にも欠けるので
うーん、という方もいるかもしれない。

でも僕はディカプリオの史上最低の
ダメ男ぶり、デニーロの笑顔と冷酷の
演技、ネィティブアメリカンたちの風習、
1920代のアメリカの風景、
そして何より、人間のどうしようもなさを
描きながらも、奥底に流れる「赦す」、という
愛を一瞬だけ魅せてくれた、哀しみに
胸を打たれました。

いやーそれにしても、アメリカの黒歴史に
怒りをぶつけ、ネィティブアメリカンの人々に
多大なる敬意を払い、御年80歳にして
共同脚本を書き、これほどの映画を作るとは。

マーティン・スコセッシ監督に、敬礼です。
エンドロールも美しいので、ぜひ最後まで
観てください。
僕もあと2回は映画館に行くつもりです。

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高坂圭

1.5長時間作品。疲労感の末に軽く鬱でした。

2023年10月22日
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元々ウルフ・オブ・ウォール・ストリートの大ファンだったので期待して鑑賞。

正直あまり刺さらなかった。

金に汚い人たちの話。

話の途中で色々と思うところはあったけど物覚えの悪い僕にとっては登場人物の顔と名前がうまく一致しないままストーリーが流れていったという感じ。

ビックな俳優たちなだけあって演技にはやっぱり凄いものがあったとは思う。

けど、ただストーリー自体に物足りなさを覚えたというか何と言うか…

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てつ

4.0傲慢な人間と弱い人間

2023年10月22日
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鑑賞方法:映画館

怖い

さすが約3時間半の上映時間ということでトイレが心配なのか、通常は真ん中から埋まっていくシアターのシートが、見事に出口に近い通路側のシートから埋まっている 笑。
でもダレることなくほどよく緊張感が続き、体感はそんなには長く感じませんでした。
面白くはあったのですが、白人の登場人物の誰ひとりにも共感もできないし同情もできないので見終わったあとの感動もいっさいありませんでした。
傲慢な人間(キング)と弱い人間(アーネスト)が、見事に描かれていると思います。

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光陽