キラーズ・オブ・ザ・フラワームーンのレビュー・感想・評価
全385件中、281~300件目を表示
だれない
ジョン・ウィック(3時間)と迷ったが、こっち(3時間半)を見た。
オールした次の日だったから耐えられるか心配だったけど、眠くもならず見ることができた。
社会派ではあるが、定期的に衝撃的なシーンがあり退屈な場面はあまりない。映画館で集中してみるのが正解かも。
1920年代、オクラホマ オセージ郡にいる先住民オセージ族が60人余り殺害された事件が題材である。
レオは家族思いであるが、叔父のデニーロに言われるがまま殺害命令出すし、普通に人殺すし矛盾してる。裏表があるっていうより欲望に抵抗できなかった感が強い。奥さんに投与してるインスリンに混ぜた鎮静剤が毒だってことに気付いていたのかな、、。
罪悪感からか自分に入れたシーンもあったし、最後の奥さんの質問に答えられなかったし、きっと知っていた。
それでも奥さんへの愛は本物だっただろうから複雑。
自分では手を下さないデニーロがいやらしい。
この時代の命は軽いなぁ。家族や友人が徐々に殺される虚しさや、次は自分かもという怖さに耐えられなくなりそう。
オセージ族という存在も、こんな事件があったのも知らなかった。忘れてはならない歴史をこうやって知ることができる映画大好き。
本来ならディカプリオはFBI役のオファーがあったらしい。
だがFBIが主人公だと、当時の白人とオセージ族の関わりが深く描けないという理由で、オセージの旦那役であるアーネストになったらしい。
FBI役にブレイキング・バッドのトッドが出てて嬉しかった。
★5つはないかな
ディカプリオの顔芸が見どころ、という売り文句だけど、顔芸というほどのものでもなく、ただ役に没頭している表情の演技力の賜物。
といっても、見どころというとディカプリオの演技、に尽きる。
デニーロは出てくる時間は多いけど、普通かな。
史実を元にしているということでストーリーはしっかりして見応えはあるが、なにぶん長いのでちょっとダレてしまう人はダレてしまうと思う。
ディカプリオは自分とほぼ同い年でタイタニック以降リアルタイムで見ているので、年を重ね演技力がアップしていくのが単純にうれしい。
20231021 大阪ステーションシネマ
命の軽重を問う
際に起きた事件の映画化も
最近ありがちなその旨の提示はなし。
底本もあるようで
『デヴィッド・グラン』によるノンフィクションのタイトルの邦訳は
〔花殺し月の殺人 インディアン連続怪死事件とFBIの誕生〕。
随分とヒドイと思いつつ、ある意味
本作の内容を端的に現わしているかも。
物語りの舞台は1920年代のオクラホマ州オーセージ。
主人公が第一次世界大戦帰りであることや、
スペイン風邪に罹患しなかったことなども歴史的背景として語られ。
押し込められた居留地で、たまさか石油が噴き出したことから
突然裕福になった「オセージ族」。
その資産を悪辣な手段で奪おうとする白人たち。
更にはそのことに起因する殺人事件を捜査するFBI。
FBI自体は1908年の創設も、
事件当時の捜査局長は敏腕で鳴らした『ジョン・エドガー・フーヴァー』。
原作のタイトルとは異なるも、
この時期に一気に名を馳せるようになったのは間違いのないところ。
戦場帰りの『アーネスト(レオナルド・ディカプリオ)』は
土地の権力者の叔父『ウィリアム(ロバート・デ・ニーロ)』を頼りその地に赴く。
最初は使い走りのようなことをしていたのだが
次第に裏の仕事にも手を染めるように。
一方で(叔父の唆しもあり)「オセージ族」の娘『モーリー(リリー・グラッドストーン)』と結婚、
莫大な資産の相続者となる権利も得る。
しかし町では「オセージ族」が謎の死をとげたり、殺害される不可思議な事件が頻発。
本編でも最初の方は、誰が犯人かは判然とせず。
しかし薄皮を剥くように、善人の面の皮がめくれて行き、
ついには真実が白日の下に曝され。
莫大な金の為には、人間はここまで非情になれるのかとの切ない思い。
或いは先住民の命はそこまで軽んじられるのかとの戦慄にも似た感情。
そうしたものがないまぜになり背筋が寒くなる。
更には、自身の親族さえ犠牲にできる非道さの源泉は
どこから来るのだろうか、と。
『アーネスト』の本質は気のいい男。
そこがつけ入るスキがありまくりで
良いように利用された結果の不幸とも言えるのだが。
三時間を超える長尺も冗長なシーンは皆無。
繰り返される平穏な日時が、次第に異質なものへと変化し、
気付いた時には恐ろしいことになっている経緯の描写が秀逸。
また、善意の隣人の本質が次第に明らかになる過程を描くには
これだけの尺はどうしても必要に思える。
僅か百年前の出来事も、
最後に語られる関係者のその後については驚きを隠せない。
これだけの犯罪に課せられる量刑が軽く感じられ、
また恩赦まで施されるのは何故なのだろう。
命が(それも先住民の)が軽んじられた時代のせいか、
それとも彼の地ならではの考え方なのだろうか。
文句ない大作。
たった400年くらいの歴史しかないUSAだけど、その大地には太古の昔からの石油が眠っていて、(よく言えば)フロンティアスピリッツ溢れる白人たちの開拓のずっと前からネイティブアメリカンたちは歴史を紡いでいた。なんてことは既知のことだったはずだけど、現場で何が起きていたのか教わった。異文化が融合する際の利権目当ての婚姻・財産剥奪・隠蔽。ダーク過ぎる真実。
最後には悪のベールを剥がすFBI連邦捜査局のプロパガンダ演劇みたいな舞台設定。「え、この壮大な映像劇は劇中劇だったの?」という拍子抜けの展開も小気味よかった。最後にモーリーの訃報報道記事を読み上げる役で出てきたスコセッシ監督、感極まって涙ぐんでいたようにも見えたし。
贅沢なキャスティング、空撮よし、接写よし、長回しよし、美術・音楽に(多分)妥協なしで練り上げられた大作。長尺だけど劇場で見ればダレることなく楽しめた。
デカプリオの顔七変化は見ものです。久々にリタイアおじいちゃんじゃなくて終身悪役デニーロも健在でよかった。(ずいぶんシュリンクしてたけど仕方ない。)モーリーの役者さん、モナリザみたいに美しかった。最後の最後、やっぱりクズだった夫を見限って立ち上がったところ、かっこよかった!
彼らがまみれたのは油ではなかった。欲にまみれ、手を血で汚し…
スコセッシの前作『アイリッシュマン』は興奮モノだった。
久々のマフィア物、デ・ニーロと24年ぶりのタッグ、共演にアル・パチーノ、ジョー・ペシ、ハーヴェイ・カイテル…。
製作費2億ドル、上映時間3時間超え…。
キャリアに於いても一本出るか出ないかくらいの超大作。
しかしこのレジェンドは、またしてもKO級の力作を放ったのだから恐れ入る。
1920年代の米オクラホマ州。
先住民・オセージ族が暮らす居留地で油田が発見。彼らは一夜にして裕福な富を得る。
それに目が眩んだのは、欲深い白人たち。やがてオセージ族を…。
これが実際にあった事件だというから衝撃…。
石油利権、人種差別、凄惨な事件…。
人の暗部、知られざるアメリカの歴史の闇に、スコセッシが斬り込む。
まず、この話題。
共演はこれが3度目。レオナルド・ディカプリオとロバート・デ・ニーロのスコセッシ新旧常連が、スコセッシ作品で初共演!
この2人がスコセッシ作品で共演する日を待っていた。
スコセッシ×デ・ニーロ×レオ…『アイリッシュマン』の時のように、もうこれだけで見たい!
その感想はレビューと共に追々触れるとして、
売れっ子ジェシー・プレモンズを始め、復活ブレンダン・フレイザーやジョン・リスゴーなどちょい役ながら豪華。何より新星リリー・グラッドストーン! オセージ族役の役者たちも含め名アンサンブル。
スコセッシ組のスタッフたちの仕事ぶりもいつもながら。
本作も200分超え。尺の長さについてはすでに色々言われ、確かに長さも感じるが、これだけは言える。
ただ無駄な200分じゃない。その長尺を存分に使った、見応えたっぷりの200分!
またまたまたまたスコセッシが新たなる代表作を発表。
80歳を過ぎても尚、代表作を更新し続けるなんて、もはや別次元か仙人か生き神様の領域。
例のMCU批判発言についてはとりあえず今は置いとこう。レジェンドはレジェンドであり続ける。
『アイリッシュマン』に続き、配信会社提携。
確かに題材からヒットは難しそう。
それでも本作を作りたかったスコセッシの熱意は尊敬もの。
『アイリッシュマン』はあのムードやカッコ良さに痺れたが、本作は題材や話に面白味あり。
原作のベストセラー・ノンフィクションではプレモンズ演じる捜査官の視点で語られるらしいが、映画は大胆脚色。レオ演じる主人公の視点から。
捜査官視点でも事件を追う捜査サスペンスの面白味あったろうが、映画の事件に大きく関わる一人の男の視点にした事によって、そこで何が起きたのか、何故起きてしまったのかを、痛烈に見せる事に成功している。
本当に、何故こんな凄惨で愚かな事件が起きてしまったのか…?
発端…と言うか、オセージ族は何も悪くない。油も神から授かりたもうたもの。
これも偏見かもしれないが、先住民と言うと、荒野でテントに住み、簡単に衣服を纏い、狩猟など昔からの風習や暮らし。
しかし本作では、荒野ではなく一つの町の、立派な屋敷に住み、高級車に乗り、上品な服を着ている。白人の紳士やご婦人と変わりない。
こういう先住民の描かれ方もハリウッド映画で初めてではなかろうか…?
そんな彼らに、白人たちが媚を売る。運転手すらする。
ハリウッド映画に於ける先住民と白人の立場逆転は新鮮だった。
しかし、白人たちがいつまでも先住民たちにおべっか使い続ける訳がない。
石油も富も何もかも、我々のものに…。
白人の誰か一人がそう思い妬んだ時、事件の発端が始まったのかもしれない…。
この町にやって来た主人公の男アーネスト。叔父を頼って。
叔父ウィリアムは町の有力者。“キング”と呼ばれ、町の発展に貢献し、オセージ族とも良好な関係を築いている。
石油採掘の仕事で多くの者が町を訪れ、富を手にし、先住民と白人の理想郷…一見は。
アーネストも叔父の下で働き始める。運転手の仕事。
オセージ族の娘モーリーと出会い、惹かれ合い、やがて結婚。娘も産まれる。
幸せと順風満帆に思えたが、叔父のある仕事に関与した事から…。
オセージ族と良好関係築き、穏やかで懐広いウィリアム。
が、彼の真の顔は…。
オセージ族の富を根こそぎ奪おうとする。
そのやり口は狡猾。
オセージ族に保険を掛け、不審死に見せ掛ける。
白人の男とオセージ族の女性を結婚させら、やはり相手を不審死に見せ掛ける。
それも直接指示ではなく、それとなくそうさせるように。
アーネストもまた。モーリーを少しずつ少しずつ追い詰めていく。
彼女の親姉妹を。謎の連続不審死に疑問を感じ、彼女が雇った探偵を。
手を下す。表向きは妻を愛し、妻を心配する良き夫面して。
いや、アーネストがモーリーを愛しているのは本当だ。
アーネストを愛しているが、叔父には逆らえない。
心身共に弱っていくモーリー。そんな彼女にアーネストは薬や注射を処方。が、それはただの薬や注射ではなかった…。
戦慄したのは、連続殺人の数々が、劇的に起こるべくして起きたのではなく、日常茶飯事のように描かれる事。
ウィリアム配下のこの町の白人にとって、オセージ族を殺すのはいつもの事なのだ。
だからオセージ族がどんなに不審死しても、誰も取り合わない。
州警察も動かない。FBIも動かない。
テイラー・シェリダン監督『ウインド・リバー』でも米辺境地でのネイティブ・アメリカン殺人事件を題材にしていたが、彼らを守る法はないのか…?
同じアメリカという国に住んでいながら、先住民というだけで差別偏見・疎外され、法も適用されない。
なら、アメリカの自由と正義と法は何処に…?
それは言わずもがな。“アメリカ白人”のみに。
オセージ族の数名がワシントンに招かれ、大統領に直接訴えた事から、やっと捜査が入る。
捜査官が調べ始めると、あっという間に事件の全貌や関与者が明らかに。
事件自体は拍子抜けするほど愚かで単純なものなのだ。
しかし、関与した者たちの欲、傲慢、悪事、愚行の数々が情けなく哀しく恐ろしい…。
先述の通り、アーネストがその凡例だ。
妻を愛している。子供たちを愛している。
でも、金や恵まれた今を手離したくない。
叔父を敬愛している。
叔父が怖い。
叔父の言いなりに…。
本人自身にも卑屈な面や闇の部分もあるが、客観的に見れば小悪党。いや、どうしようもないダメなクズ人間。
あの豪華客船の王子様が…。ショックを受けるファンもいるだろうが、寧ろ私は、レオの熱演にはいつもいつも絶対的信頼。風貌も凄みも、ジャック・ニコルソンのような怪優になってきた。
温情深い名士の腹の底は、底無し沼のような大悪党。金や利権、権力への貪欲さは人一倍。
この存在感を前に、レオも萎縮。『ケープ・フィアー』とは別口の、デ・ニーロ最恐も過言ではない。
だって誰しも、善人と思った人物の本性を知ったら…。
当初レオとプレモンズの役は逆だったらしいが、レオの希望で変更。結果的に良かったと思う。レオはクズ男をさすがの巧さで体現し、プレモンズは鋭さと柔らかさを併せ持った捜査官を好演。
特筆すべきは、モーリー役のリリー・グラッドストーン。彼女が真の主役と言ってもいい。
オセージ族として、良き妻として。
身近な者たちが殺され、精神に異常をきたしていく。
体調も悪化。その衰弱ぶりは見てて痛々しいほど。
夫を信じ、愛している。が、その夫は…。
終盤捜査官に保護され、病院にて療養。その時、事件の全貌や関与者の事を聞いた筈だ。
どう思っただろう。夫が関与している。自分の愛する者や親しい者に、夫は手を下したかもしれない…。
それでも彼女は夫を責めたりはしなかった。まだこの時点では夫を信頼していたのかもしれない。
が、夫は性懲りもなく嘘を付く。“インスリン”と。
モーリーが夫に落胆し、見限った瞬間。
私も何か胸の奥に、重いものがドーンと落ちた気がした。
ノンフィクション本となり映画になり、事件の顛末は知られている。
事件の真相は隠し通せるものじゃない。アーネストやウィリアムら関与者は逮捕。
そこでもウィリアムは悪あがきを続ける。弁護士も策略。私は今も尚この町の絶対的権力者だ。
アーネストは自分を裏切ったりしない。
アーネストが本当の事を言えば、無論叔父は罪に問われ、自分も含め手にした全てを失う事になる。
土壇場で証言撤回。やはりこの男は最後の最後まで…。
しかし彼がまた心変わりしたのは、悲しい報せ。どうしようもないクズ人間でも、家族を愛する男だったのだ。
それは嘘偽りない、彼の本心と全てだった。
それに気付くのが遅すぎた。
気付いた時、娘を亡くし、妻からの愛も失われていた…。
20世紀初頭、アメリカで起きた衝撃の事件。
それをある夫婦を軸にした事によって、哀れさ、悲しさ、愚かさを浮き彫りに。
本当に、何故こうなってしまったのか…?
欲に目が眩んだ罪深き者たち…。
ラストシーンがユニーク。
大抵事件のその後を黒画面にテロップで追記するが、“朗読劇”という形で。
モーリーの最期について触れる。それを朗読するのは、スコセッシ!
モーリーや犠牲になったオセージ族への追悼、白人たちが犯した愚罪の謝罪を、映画を通し、代弁も。
二度と、こんな悲劇と愚罪が起こらぬよう…。
スコセッシが問い、訴える。
ディカプリオが素晴らしかった。デ・ニーロも。一面的でない複層的な様...
ディカプリオが素晴らしかった。デ・ニーロも。一面的でない複層的な様相。冒頭とラストの俯瞰からのシーンも素晴らしい。しかしこの暴力の連鎖こそがスコセッシか。先住民に対する大虐殺。
正直、ちょっと長い…
話が動き始めるのに1時間くらいかかるので、最近のアクション映画を見慣れた感覚では、話が動くまで長いと感じられました。 その後も家族を大切に思いながらも、流されて悪事に手を染める主人公の様子が淡々と描かれます。(本当に全編同じ圧力で、誤解を招くかもしれませんが、最後の最後まで山場が無い。) ラストで愛する妻にまで嘘をついて、捨てられる主人公を下卑た笑いでデュカプリオが演じています。 鑑賞時には、前日から水分を控え体調を整えて臨んで下さい!
黒金
スコセッシ節とも言える映像カットインでの状況説明があまりに秀逸で、本当に3時間半も経ったのか不思議に思えるほど。
「真実」と「現実」はかくもこんなに違うものなのかと、結末まで含めてただただヒリヒリするばかり。
実話を基にすると、全員が普通の善人ではなくなるし、悪人にも人間味が出てきてしまうのはしょうがないが、誰にとってもスッキリしない終わり方だなと。
事実はやはり創作物よりも何倍も残酷だ。
公開前からのかなりの話題からの鑑賞を試みてみた処…。
久々にレオナルド・ディカプリオを観た様な気がした。
&私事の話で大変恐縮だが,何かしらで気が付いた事が有れば(何もここに記録する必要は無いだろう‼︎と突っ込まれそうだが、一方通行何で失礼致しま〜す🙏)記憶障害?を患(ワズラ)ってしまっちゃった私で有りまして、映画鑑賞を大変好む為,記憶の傍(カタワラ)の1つとして此処(ココ)に記録させて頂こうと思います。
話が滅茶苦茶ズレました。
(全くの知人でも何でも無い中なのは当たり前&勝手に呼び捨てにしちゃうが)ディカプリオは11/11で私と同い年になる事で親近感も沸(ワ)く訳でも無いが、昔から見てるだけにもっと若いと思ってはいたが…。
勝手に友達にしちゃうが、私にとってはインディアンという人種?って云(イ)う言い方はもしかしたら差別になるならば、此処(ココ)で撤回(テッカイ)して置きます。は,やっぱりインディアンは生活習慣とかで併(ア)わせるのは難しいモノなんですか?と…。 ロバート・デ・ニーロは口煩(ウルサ)く言いますか?と…。
話が一寸飛びました。 趣旨自体は非常に面白い!とは思えたが,いかんせん身近じゃない?インディアンとの生活習慣,価値観?には、一寸距離を感じてしまった為に1つの映画作品に入り込めなかったのが正直な処(トコロ)🤦。
大作
長い!
時間見た時はそう感じました。
実際に見てみると、まぁら長いことは長いんだけど、体感的にはそこまでではなかった。
理由としては、ストーリーが面白くて、役者さんが素晴らしかったからかな。
スリルあるサスペンスというわけでも無く、派手なアクションが、あるわけでもない。
静かに進むヒューマンドラマなんだけど、そのドラマがよくできている。
とにかくレオ様のダメさが極まってるw
この時代の背景や、人間関係を考えると気持ちはわかるんだけど、とにかくダメな方に進んでいく。
最後に一つ決断するけど、時すでに遅し。
そして、最後の最後でダメな部分を見せて終わるという。
何もスッキリしないし解決もしない。
それでも見た後に面白かったと思えるのは脚本が良いからなんだろうなぁ。
とにかくモリーが可哀想でした。
完璧
「タクシードライバー」に衝撃を受けて
以来、マーティン・スコセッシ監督の
映画をずっと追いかけてきたけど、
本作が彼の集大成じゃないかと思う。
今年観た映画の中で、今のところベスト1です。
ネィティブアメリカンが掘り当てた石油利権、
オイルマネーを貪ろうとする鬼畜のような
白人たちの実話だが、激しい物語の
割には、淡々としかし濃い緊張感の中、
話は進んでいく。
3時間半という上映時間は人によっては長いかも
しれないし、エンタメ感にも欠けるので
うーん、という方もいるかもしれない。
でも僕はディカプリオの史上最低の
ダメ男ぶり、デニーロの笑顔と冷酷の
演技、ネィティブアメリカンたちの風習、
1920代のアメリカの風景、
そして何より、人間のどうしようもなさを
描きながらも、奥底に流れる「赦す」、という
愛を一瞬だけ魅せてくれた、哀しみに
胸を打たれました。
いやーそれにしても、アメリカの黒歴史に
怒りをぶつけ、ネィティブアメリカンの人々に
多大なる敬意を払い、御年80歳にして
共同脚本を書き、これほどの映画を作るとは。
マーティン・スコセッシ監督に、敬礼です。
エンドロールも美しいので、ぜひ最後まで
観てください。
僕もあと2回は映画館に行くつもりです。
モリーが主人公でありキリスト 最後にスコセッシ本人が涙ぐみながら?...
モリーが主人公でありキリスト
最後にスコセッシ本人が涙ぐみながら?「殺人に対する言及はなかった」と語るシーンが全てを集約していると感じた
サスペンス+人間の弱さ
3時間超であったが、無駄のないサスペンスシーンが続き、飽くことなく見終えた。デカプリオ演ずる甥っ子の流され感と奥さんの切なさ、デニーロの悪者っぷり、が心に残った。名演だった。パンフレットで復習したかったが制作なしで残念だった。
長時間作品。疲労感の末に軽く鬱でした。
元々ウルフ・オブ・ウォール・ストリートの大ファンだったので期待して鑑賞。
正直あまり刺さらなかった。
金に汚い人たちの話。
話の途中で色々と思うところはあったけど物覚えの悪い僕にとっては登場人物の顔と名前がうまく一致しないままストーリーが流れていったという感じ。
ビックな俳優たちなだけあって演技にはやっぱり凄いものがあったとは思う。
けど、ただストーリー自体に物足りなさを覚えたというか何と言うか…
傲慢な人間と弱い人間
さすが約3時間半の上映時間ということでトイレが心配なのか、通常は真ん中から埋まっていくシアターのシートが、見事に出口に近い通路側のシートから埋まっている 笑。
でもダレることなくほどよく緊張感が続き、体感はそんなには長く感じませんでした。
面白くはあったのですが、白人の登場人物の誰ひとりにも共感もできないし同情もできないので見終わったあとの感動もいっさいありませんでした。
傲慢な人間(キング)と弱い人間(アーネスト)が、見事に描かれていると思います。
全385件中、281~300件目を表示