劇場公開日 2023年10月20日

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「ディカプリオとデニーロ、2人の演技に見入りました。」キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン のりたまちびさんの映画レビュー(感想・評価)

4.0ディカプリオとデニーロ、2人の演技に見入りました。

2023年11月4日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

怖い

知的

1920年代のアメリカのお話…と聞いて、ビックリするくらい、白人のインディアに対する搾取のてんこ盛り。
西部劇ってかなり昔(200年くらい前)のことだと思っていたけれど、この頃も、田舎の方だと銃をバンバン撃つ感じだったんですね?
ホントにナチュラルに暴行・殺人・爆破が起こるので、何回もビクッと身体が反応しました。

映画評でクズ男と言われているアーネスト。
もっとひどい人間と想像していたけれど、妻であるモリーに惚れている家族思いの男性で、そこは好感を持ちました。
ただ、このアーネスト、学ばない、考えない、働きたくない典型的なヒモ男。
ディカプリオは、それを本当に見事に、魅力的に演じきりました。
アカデミー賞などにノミネートされるんじゃないでしょうか。

この映画を観て、翻って、私も、日本の古来からいる人たちのことを何も知らないことに思い至りました。
アーネストに対して、学ばないというのがおこがましく感じました(^-^;
日本のことをちゃんと知る努力をします。

いくつかのレビューで上映時間を短く感じたとありましたが、私はしっかり3時間と認知しました。
入場前にトイレに行くこと、座り心地のいいシートのシアターで観ることをお勧めします。
私はお尻が痛くなり、何回かもぞもぞしました。

のりたまちび