劇場公開日 2024年1月26日

哀れなるものたちのレビュー・感想・評価

全651件中、261~280件目を表示

3.5『マイ・フェア・レディ』を極端にダークにエロティックに

2024年2月5日
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鑑賞方法:映画館

笑える

怖い

単純

共感していただける方が実は結構いるのではないかと思うのですが、本作観て頭に浮かんだのは『マイ・フェア・レディ』でした。不遇な女性が面倒見の良い男性と出会うことで花開くという構図。まあ、本作の主人公ベラは結局そうした男性の助けを必要とはしないのですが。

もちろんR18指定となるに相応しいくらいのダークさ、エロさがあります。そこまで極端にしないと本作のメッセージは伝わらないというわけでもないかと思うのですが、そうした振り切った要素があるからこそ、忘れ得ないインパクトを残しますし、その振り切ったエクストリームな世界観だからこそ高尚な芸術性を感じることができるのかもしれません。

全体的な作品はもちろん、エマ・ストーンの体当たりの芝居についても良くも悪くも評価が分かれる作品。今年のアカデミー賞、一発逆転劇あるかなぁ。

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Yutes79

4.5純粋て無垢な好奇心の旅

2024年2月5日
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ムービー好き

5.0素晴らしい映像化

2024年2月5日
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笑える

楽しい

難しい

映画を見てすぐに、なんだか凄く納得がいかない、とてつもない消化不良を起こしているような気持ちになりました。

この気持ちを落ち着かせるために、帰りのバスの中で原作小説の電子版を買い、家についた後も一心不乱に最後まで読みふけってしまいました。

この感想は、原作小説まで読み終わった後に書いているものです。

この映画は素晴らしい映画です。映像表現の美しさ、主人公ベラを演じるエマ・ストーンの怪演、独創的で豪華な衣装、凝ったメイクやセット、良いところを挙げればきりがありません。

「哀れなるものたち」という題が何を示すかについて、映画を見た人と原作小説を見た人でかなり印象が異なると思います。自分は映画だとしっくり来なくて原作だとしっくり来ました。

自分がこの作品で一番気に入ったポイントは懸命に生きる人達の生き様を軽快な笑いに変えていることです。作中の登場人物を「馬鹿だなぁ」と笑い、しかしそのすぐ後に、似た愚かさが自分の中にもあるということに気づき、そこはかとなく嫌な気持ちになる。その一連の流れが堪らなく良いのです。

映画が気に入った人は原作もオススメです。恐らく吹き出して笑ってしまうと思うので、公共の場で読むのは控えたほうが良いでしょう。

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kazasiki

3.5出演してる役者さんたちの割には。

2024年2月5日
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kazu565

3.5前半は少し退屈 後半の展開は面白い 着地はまぁまぁ笑

2024年2月5日
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羞恥心がないと人の欲望はどうなるのか?全てを試すように、それこそ実験的でシニカルな内容でした。

ベットシーンが生々しいということだったが、そうでもなかった。あれは、お互いに欲求を満たしあっているだけで、それ以外に何もない。食事をしているのと同じだ。外で食事して見せ合ってることにも恥ずかしさがないなら大丈夫なはずだろう。強いていうなら、不快感があるとしたら、食事にもマナーがあるように、性行為にもマナーを求めているからだろう。おそらく笑

こちらが気恥ずかしく思える時は2人だけの世界観で成立している「愛」というものを感じる時であり。嫌悪感は「陵辱」の時だ。ベラにはどちらも無い。だからそこには行為の分析とそれに伴う快楽があるだけ。

見知らぬ他人と相席できる人なら、概ねの人はたぶん流されるように貪れるだろう、それが好みの容姿であればなおおさらであり、そこに喜びが伴えば、何度でも繰り返す。欲望とはそうしたものだ。心など関係ない。

食事は生きるため、睡眠も生きるためだというが、過剰な摂取や贅沢な品々は本当に必要か?より多くを求めているのは、ほとんどの人がそうだろう。

すべからく、全ての人は、自分の欲望に対してマッドサイエンティストに、もれなくなれるということ。延命治療でさえその一つだ。今生きてる世界とはそういう事で、自然に逆らうとはそういうことだと思う。

なのでこの映画に対しては、心揺さぶられるという事はなく、まぁ、そうかな。というくらいでした。良い点は、衣装とカメラアングルと、エマ並びに俳優陣の美しさだろう。羞恥、それすらも耽美という美なのだ。

人は知らない感覚に惹きつけられる。そして、飽きる。残酷な生き物。それを踏まえて考えるのが理性、そこから始めて、人間として倫理観を歩み始めるのだろう。

映画でファンタジックに表現されている部分は、原作では詳細に語っているとのこと。読んでみようかなぁ。思案中笑

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大粒 まろん

3.5順応し、悟り、覚醒し、立ち向かう。

2024年2月5日
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ラーメンは味噌。時々淡麗醤油。

3.5私の陳腐な人生観ではなかなか選択しえない映画

2024年2月5日
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悲しい

知的

難しい

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浅見探偵

4.0自分の力で幸せになる方法とは

2024年2月5日
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ヨーロッパ的一般常識、キリスト教的社会規範からの開放と女性の自立について、SF的シチュエーションを駆使して表現した作品

基本的にこの監督はアングラで評価されて来たという経緯の持ち主なので、シネコン系エンタメ作品を多くみる人が急にこの作品を観ると拒絶反応を示す可能性が大いにありえる内容の為、注意が必要

ビジュアルと視覚効果、女性の美というものの映像表現に優れた作品である
その一方で、女性の性の開放や社会思想、ヨーロッパ中心の世界観には賛否が分かれるかもしれない

この監督には、今後も興行収入に振り回されず好きに作品をつくって欲しい

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mvlv

3.0エブエブと同じくらい向いている方向が?

2024年2月5日
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カツラギ

4.0単に女フランケンの話かと思ったら

2024年2月5日
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欲求に前向き!
言いたいことは真面目か!
アヒルとブタがいい♡

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れこほた

4.0楽しめました。

2024年2月5日
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何はともあれ楽しめました。
味わい深い映画。教養があればあるほど楽しめる感じがして、ヨーロッパの人たちのほうがぐっとくるんだろうなと思いながらの鑑賞。
ストーリーだけならかなり奇天烈だけど、役者がきちんと演じてるから面白くなるんだろうね。

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khapphom

5.0男なんてろくなもんじゃない、ほんと

2024年2月5日
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笑える

楽しい

興奮

このハードな“女性映画”は、男性の僕が気安く「感動した」などとは言えない。
だけど、ここ何年かでは一番面白い映画だった。
いろんなことを突きつけられる映画である上、笑える小ネタも多くて退屈できない。
撮影、美術、衣装もかなりキテる。
音楽もすごくいい。

体は大人だけど、脳味噌は真っさらなベラは自分の本能、性欲、知識欲に正直で、男性(=世間)に服従せず、期待に応える気も全くない。
成長するベラは人生の軋轢に悩むが、2人の老女(客船の貴婦人や娼館のマダム)との出会いで道を開いていく、というエピソードに考えさせられた。
男との出会いなんてマイナスばかりで何の意味もなく、結局、女性同士の出会いでしか前進できなかったという…。
男なんて碌なもんじゃない、ほんと。

エマ・ストーンの瞳のファンで、もしネトフリの「マニアック」を観てなかったら是非観てほしい。
彼女はクレージーだ。

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Ferma

4.0かわいい子には旅をさせよ

2024年2月5日
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怖い

知的

難しい

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こじろう

5.0エログロというクチコミを見て鑑賞を躊躇いましたが、そのような描写す...

2024年2月5日
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エログロというクチコミを見て鑑賞を躊躇いましたが、そのような描写すら絵画の様な美しさでした。

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khs69

2.0最初の90分は、辛かった。

2024年2月5日
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難しい

最初の90分は、この映画選んで失敗だったーと思ってた。残りは、そこまではなかった。
でも、この不思議な世界観を映画館で見ることが出来て良かったかな。

哀れなるものたちを2時間眺めさせられる映画だった。
登場人物に共感できなくてキッツイ。

ポリコレってこういうことなのかな?
ここまで吹っ切れると、それはそれでいいのかも。

主人公がモンスターどもって言うシーンだけは、凄く共感できて良かった。
この映画への私の感想にぴったりだと思った。

ミイラ取りがミイラになるって話なのかしら。
グロテスクな映画だとおもった。

サイコパスな人たちが怖い、でも、過去・現在・未来において、こんな世界もあるんだろう。偉人とか、医療の進歩とか、少なからず、こういうことの上に成り立っていて、私もその恩恵にあやかっているのだろう。
高尚に見えて底が浅く感じてしまう。こう思うのは、まったく共感できないからかもしれない。私の理解力の範疇外の映画のように思う。

不思議なのは、ハウルの動く城で感じた不思議な感じをたびたび思い出したこと。
ハウルの街並みとかを実写化したらこういう感じなのかな。
(ハウルの動く城は好きです)

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はなはなとみんみ

3.5好奇心と自由とダークファンタジー

2024年2月4日
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広角レンズの多用は少し疲れて食傷気味になるが、
映像への凝り方はかなりのもので、
アメリやシェイプオブウォーターを彷彿とさせる。

設定やストーリー自体はそれほど複雑ではないが、
映像や演出(セリフ)が幻惑的で、
見ていて飽きさせない。
それでも2時間半は長く感じるが、、

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あつん

5.0最後までずっと面白い

2024年2月4日
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映画には中弛みがつきものですがこの映画はラストに向けどんどん面白くなる
フワフワしたファンタジー映画だと思って観るのを躊躇っている人はもったいない
エログロ映画です

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承太郎

4.5さながら神秘の泉に近づく雌鹿。

2024年2月4日
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てつ

4.5旅に出てみたくなりました。

2024年2月4日
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笑える

旅に出てみたくなりました。

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きっぴー

3.5ホラー?コメディー?社会派?

2024年2月4日
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笑える

怖い

難しい

アカデミー賞ノミネート発表前に鑑賞。
のっけから結構なグロ&エロです。
が、笑える部分も多く飽きることなく見終えました。

音楽、映像、衣装、そのどれもが現実とファンタジーのはざまにあり、
もしかして全部妄想でしたなんて結末もあるのではと思ったほどです。

無垢な人間が極めて短い期間で経験と成長を繰り返すときっとこうなります。
経験先行で知識と知恵と感情が伴わないからです。

今思ってもやっぱりコメディー色強いし作者のメッセージについては私には
わかりませんが、この映画に携わり走り切ったすべての関係者に感服です。

お付き合いしたてのカップルでの鑑賞は勧めません^^

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モリコ