「哀しき世界」哀れなるものたち 奥嶋ひろまささんの映画レビュー(感想・評価)
哀しき世界
まず、自殺した女性のお腹の中にいた子の脳を
自殺した女性に移植して物語が始まると言うありそうで
なさそうな設定に、おっ!と思いました。
その手術を行うゴッドのビジュアルも素晴らしかった。監督ティムバートンだっけ?と思う世界観で
ワクワクしました。
マッドサイエンティストかと思ってたゴッドは
とても父性に溢れてて、
ベラの奇想天外な冒険モノかと思ったら、
ファンタジーな世界で現実の社会の問題を見せたり、
女性が独り立ちして生きる難しさをベラの冒険で見せる
手腕は素晴らしかった。
ところどころ倫理と道徳を超えちゃってて、
笑っていいのか分からないところもありましたが
見応えありました。
ゾンビランドのエマストーンがこんなに素晴らしい女優さんになられるとは思いもしなかったけど、
エマストーンだから出来た魅力的なベラだと思いました。
売春婦になる理由として、
20分で事がすんで残りの時間で世界を知ると言う
発想は、目からウロコと言うか、
スゴくカッコよかったです。
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