ドミノのレビュー・感想・評価
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ドミノを倒すな
大好きなタイプの映画だと思ったので期待大で観たが、やや微妙だった。
どんでん返しのどんでん返しのどんでん返しの…、という構想の話で、成功すればものすごく面白かったと思う。でも、この構想を実現するシナリオが非常に難しかったということなのだと思う。
何が真実なのか不安になり、現実がゆらぐ。このタイプの話は、「インセプション」とか「メメント」とか「シャッター・アイランド」が成功例だろう。
話の筋は複雑だが分かる。でも、展開にいちいち納得感がない。どんでん返しで謎が解けるというより、むしろどんでん返すたびに「いやいや、おかしいでしょ」ってなってしまう。
ヒプノティクスの組織は、主人公のロークに「レヴ・デルレインを見つけろ」という言葉の謎を思い出させるために12回(?)もロークの娘がさらわれた、という同じ筋書きの物語を演じさせていた、ということだけど、この物語はゴキブリを踏みつぶすところまでやたら細かく決められているにもかかわらず、どうして思い出させるためにこんな筋書きが必要なのかの必然性が全くない。
主人公が物語の中で「レヴ・デルレイン」の秘密に迫り、それが解明されそう、という寸前で主人公が「これは現実ではない。レヴ・デルレインの秘密を解明してはいけない」と気づく、という展開だったら、納得できただろう。
この映画の一番の見せ場は、これまでの壮大な話はすべてセットみたいなはりぼての街で行われていたこと、と明かされるところ。
このシーンもうまくはまればすごく面白く観れたのだろうけど、納得感のなさが邪魔をしてうまくはまれなかった。
終盤の展開で、「催眠にかかっていたはずの主人公が、実は催眠にかかっていたふりをしていただけだった」、というところは、どうやって催眠から覚醒したのか、種明かしがほしかった。もし主人公の前もっての計画だったというわけでなく、偶然とか根性で主人公が助かったのだということになってしまうと、「本当の黒幕は主人公自身だった」という最後のオチが成り立たなくなってしまう。
あと、最後に主人公の家族がさわやかすぎる笑顔をしていたのに違和感があった。主人公も敵もお互いに催眠をかけられる状況にあり、何度もどんでん返しがあったのに、なぜ主人公の家族は、「またこれがどんでん返しになるかも」と思わないのか。普通は現実に対する疑いをもってしまうだろう。
シナリオのディティールはともかく、面白い構造の意欲的な映画だということは評価したい。主人公ははじめは何も知らない巻き込まれタイプだけど、最後はすべてを知っている黒幕になる。さらわれる娘ははじめは無力な救うべき対象だけど、最後は最強の存在になる。相棒のニックスの立場の変化も面白い。
そういえば、主人公が娘のいる家に行ったとき、きれいに並べられたドミノを倒したの見てびっくりした。並べた人に許可とらないで倒すなんて、ありえないでしょ! 映画観ながらこんなこと考えるのって僕だけ?
ポンポさんならこう言うね
ワルサーP38の使用者はおらず??
娘が行方不明となり心を病む主人公ダニー。突如現れた異次元能力をもつ男こそが真相を知ると、彼を追うダニーだったが…と言った物語。
最序盤、超人モノ作品に飽きて久しいワタクシですが、図らずも超能力に対する耐性をもちつつも、それを除けば何物でもない一般人が強力な能力者に挑むという展開がユニークだと思い、心をガッツリ掴まれたんだけどなぁ…。
それに加え、結果論ですが細かな点はわからずとも、展開としては割と序盤でもう粗読めてしまうというのも。逆に、各々の強さとかそのあたりはハッキリわからず。
冒頭5秒、既に騙されている…
上述の通り、展開は予想通りだが細かな点はよくわからず、騙されているというよりは混乱させられているといった感じで、唸るようななどんでん返し感や爽快感はなかったかな…。そしてワタクシ、やっぱり子供は少し苦手なのかな…。。
とは言え、最序盤はかなり高ぶったし、やはりベン・アフレック氏はカッコ良いですね‼
この方の主人公感は凄い‼
今後の作品にも期待したいです。
家族を取り戻せ!
悪夢は続クーよ、何処までも〰️
最終兵器息女
本来、設定すら明かされていない「冒頭5秒で騙される」ことは有り得ない。
(予告やあらすじを見てる前提の作品は三流だし、そこで極端なミスリードをするのも卑怯)
しかし「もしかしたら」の期待は捨てきれず、鑑賞。
…全編想定内でした。
他者を操る能力が出る以上は、何かしらの異能、あるいは電脳世界含めた異世界であるのは必定。
結局はこの範囲からはみ出せていないのだ。
娘を隠してたのが主人公側だったり、最後にボスが生きているのもよくある展開。
むしろ、どうやって娘の支配から逃れたのか、それなのに何故主人公たちを見逃したのかと疑問が湧く。
そもそも最強の力があれば大量殺戮の必要もなく、能力の開発をやめさせることも可能なハズ。
愛する娘に何させとんねん。
エージェントの経歴すら把握していない組織、オリンピックの入場と見紛う派手なジャケット。
そして12回もの試行の末に身につけた抜群の演技力。
必要なのか疑問を感じるハリボテのセットも含め、彼らは映画を撮った方がいいのでは。
とはいえ、これは様々な作品に触れてきてしまった弊害でもある。
この手の仕掛けに不慣れな方には面白く観られるレベルには仕上がっていたと感じます。
娘役の雰囲気はよかったです。
結局誰が1番レベル高いのよ?
4年前に誘拐されて行方不明の娘を捜す刑事と、なぜか娘の写真を追いかける人を操る能力を持つ男の話。
特に何かを唱えたり触れたりする訳でもなく、幻視をみせるは人を操れるはって。最早何でもありですね。
何が起きているのか、何をさせようとしているのか、誰がマウントをとっているのかと先が読めない展開ではあるけれど、何が起きてもどうせこれも…とも思えてしまうから、あまり盛り上がらず、やっぱりねという感じになってしまう。
急に解説のように全てが説明されて、回りくどっ!っていう印象がw
しかもこれってエンドレスじゃ?
シーズン何とかとか言ってなかなか終わらないアメドラ観てるみたいな感覚かな。
ひねりにひねってしまった割には…
まぁ、面白い作品ではあった。サイコスリラーというジャンルになるのでしょうか?催眠術の強力版で人を思うがままに操る。かなり無理矢理にストーリーであっても、なかなか面白く鑑賞した。クリストファー・ノーランの「インセプション」の影響も受けているようにも思えた。ラストシーンでの見せ場も結局、子供が最高最強だったの落ちには、捻り切れなかった甘さが出てしまったように感じた。二匹目のドジョウを狙う気も満々なラストの付け足しには、苦笑してしまった。脚本を捻りに捻った割には、単純なエンディングになってしまったようだ。
膝から崩れ落ちる
な、なんだこれ...。
ある意味、めちゃくちゃ騙されましたよ。予告作った人天才だな。大どんでん返し映画と思ってみたら、子供だましな激ショボSF映画。もうやめない?超能力者やらなんやら言うの。マルチバースと同じくらい飽きたよ。一年で何回もやんな。
それやっちゃおしまいでしょ、をとことん詰め込む謎のスタイル。インセプションを目指してるのか知らないけど、そもそも緊張感が無ければ、重厚感も無い。新鮮味もないし、ワクワクもしない。とにかく何一つ勝るものなし。相当期待していたのに、ベン・アフレックの演技以外、何も応えてくれないから、ショックがデカすぎて立ち直れない。なん、なんなの?ストーリー一旦抜きにしても、誰一人として好きになれるキャラクターが居ないのは、問題外じゃないの?何をどうしたら、こんな駄作になっちゃうの?
今更、そんなネタばらしされても観客は満足しません。意識高い系映画にしようとしていることに、段々腹が立ってくる。雰囲気だけで終わらせるんじゃないよ。拍子抜けもいいところ。我々の考えの逆をいくだとか、よーく考えたら分かるだとか、そういうのじゃないと納得できない。後から設定を付け足したって、シラケるばかりですよ。
もう、なんでもかんでもSFにしようとしたり、風呂敷を広げようとするのやめない?最近のワーナー配給映画が面白くなさすぎます。どうしちゃったんだろう。もっとワクワクするような映画、頼みますよ。
予告がうるさい
ロバート・ロドリゲス
ロドリゲス監督,まさかのノーラン化?
この監督さんの作品は、『デスペラード』『フロム・ダスク・ティル・ドーン』のように、ぶっ飛んだ血みどろバイオレンスとお下品なエロとギャグがお約束なんだけど、今回はクリストファー・ノーランが作りそうなお話しでした。ノーランの『テネット』ほどわかりにくくはないけど、洗脳能力のルールや世界観がイマイチ腹落ちしないんで、ちょっとモヤモヤ感が続きます。いま見えている画面が現実なのか幻覚なのか、いつスイッチしたのかが分からないサスペンスが肝なんだけどね。とは言え、真相が分かってからのラストまでは怒涛の展開で、猛烈な能力を発揮するドミノの女の子は超能力者と言うより魔女に近く、ここらへんのタッチはロドリゲスらしいケレン味です。いっそのこと、後半の研究施設のシーンとクライマックスのシーンを丸ごとスイッチしたら面白かったかも。あ、それじゃあ、『ブラジル』になっちゃうかー。役者では、ペン・アフレックは相変わらずの渋い二枚目振りで、絵になる役者さんです。悪役のウィリアム・フィクトナーも、不気味感たっぷりで魔王のような雰囲気がいいし、子役のハラ・フィンリーも眼力の強さがまさに魔女の片鱗を感じさせます。
特殊能力
原題の「Hypnotic」の意味である「催眠」が本筋
和題「ドミノ」と言うより、原題の「Hypnotic(ヒップノティック)」の意味である「催眠」が映画の本筋。
「ドミノ」って言うと、連鎖的な意味を持つ映画かと思うやん。
まあ、連鎖が関係ないかというと…関係ないわけでは無いけれど、ミスリードを誘ってる。
思い切って「催眠」という題にした方が、お客さんが入ったような気もするけど、どうやろ?
映画としては、「どこまでが現実の話なんだ?」っていう感じが最後の最後まで引っ張られて面白かった。
エンドロールで帰ったお客さんは誠に残念。
それにしても、まるで「インセプション」みたいなCGはいらんのやないかな?
CG使わない方が現実と催眠の違いが無くて、なおスリリングになった気がするけど。
ヒプノティックが見せる…実在しない世界、虚構と現実が織りなすリアリティとは。
どうもね
ここの映画comのレビュ-がyahooに比べて書きにくいのよ。
記載デ-タのバッファが残らんから 記事が飛ぶのよ。
最悪だわ。(これで3度目・・・トホホ 長文かけないなぁ)
正しく ”内容確認” 押して投稿してるのに・・・
システムが駄目なんかな。(=_=)
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今日、「ドミノ」観たわ。
なんか、94分でサクッと上映終わったよ。
気軽に楽しめるSFやったわ。
原題タイトルが(HYPNOTIC)でドミノじゃないねん。
でもドミノ倒し出てくるから ドミノでもOKかな。
超能力ゾンビ・メメント・インセプションチックな
ノ-ラン意識した作品ですね。
監督はロドリゲスさん。久しぶりだな彼の作品は。
同じシ-ンが2回出てきて、最初の虚構世界が、実際はどうだったかが比較して観れます。
そこはナルホドね~と感じた。
国家の秘密研究機関が 催眠術で相手を思うままにする超能力を身につけた人材を育成していた。そこの機関のメンバ-同士のカップルに子供が出来て
その子が最強の能力を持ってるって事が判明する。しかし その子供を国家機関より守るために二人は とある罠を仕掛け 研究機関組織を破壊しようと計画する。
デルレーン役(ウィリアム・フィクナー)が最後に変化して復活するんやけど
続編あるんかな。(本音はいらんけどw)
気になる方は 劇場へ!!
ひと押しで世界は動き出す
クリストファーノーラン作品を観たことがなければ楽しめたかもしれない。
物語としては脳のハッキングにより他人を自在に操る能力者と、それを追う刑事を主役に導入が始まり、行方不明の娘を探すというもの。
序盤から催眠術による幻覚がトリックの軸となっているが、多用するにつれて映像の価値が極めて薄まっている。
一方で台詞は90分という上映時間の制限なのか、ほとんどが説明的なものという二重苦。
しまいには取ってつけたという表現がこれ以上なく当て嵌まるラストには力が抜けた。
唯一、主人公の記憶を蘇らせるためのシナリオで、道中の描写がほとんどなく、重要なシーンが立て続けに起こる映画的な展開を、実は組織の敷地にある映画制作のセットで演じていたという箇所はアイロニックで嫌いではなかった。驚きの展開として意図されているのであれば後出しが過ぎるが、、
インセプションを観たことがある人なら誰もが想起するようなシーンを用いられていたこともあり、映像の中で理解や解釈を促す力の差を感じざるを得ない。
期待させすぎ。時間の無駄でした。
ベン・アフレックは、ウィリアム・フィクナーの夢を見るか?
予告編でウィリアム・フィクナーが出てきて、
監督がロバート・ロドリゲスで、
脳をハッキングするって言われたら、
見るしか無いでしょう…主演苦手だけど。
ヒッチコックというより、フィリップKディック的虚実錯綜感と、SFペーパーバックのB級感(ロドリゲス流)で、80年代SF映画(大作では無い)の味わいで、見て正解でした。
冒頭5秒で騙されるって言われたら、構えて見てしまいますが、
実際は、冒頭5秒でセラピストが持ってるペンでリズムを刻む時点で、催眠を示唆していて原題のヒプノティックからも、騙すって言うよりどストレート勝負って感じでした。
エレベーターのボタンの妙な配列など、細かな違和感を積み重ね、幻視強制者フィクナーの能力描写で、現実が揺らぐサイキックを見せてからの、主人公の現実が瓦解する描写は、心地よかったです。
幻視強制者フィクナーの能力描写で、所謂インセプション的な列車が空まで〜って言うのは、
余計だったかなあ、無い方が良い気がする。
記憶を戻し12回も自白を誘う幻視を繰り返されて、13回目が始まった時の舞台装置や、セットに俯瞰ショットは、映画というフィクション内のフィクションの入れ子構造という、大好物な展開で、嬉々とスクリーンを眺めてました。
12回も繰り返して、写真のFIND LEV DELLRAYNE のアナグラムも解けない機関自体のお間抜け感は否めませんし、娘登場からの、サイキック強者の暴れっぷりには、ちょっと邪悪さも感じてまだとんでも展開あるかってヒヤヒヤしましたが、中々満足いたしました。
後、
主人公が現実を疑い、
コンピューターの検索で、
dominと打った後、間を開けてiqueと
打った時に、邦題ドミノで正解❗️と
思いました。
おまけ映像は、続編の示唆と言うより
何となく終わらないよー悪夢は、って
言う、お決まりの締めだと思います。
続編は、要りません。
文字修正済 24.3.12
全305件中、181~200件目を表示