「構想20年と言われて納得」ドミノ マスゾーさんの映画レビュー(感想・評価)
構想20年と言われて納得
ヒュプノシス(催眠)
人を意のままに操りその間の記憶を失う
技法が異なるのか定義は曖昧だが
ポイントは対象者の催眠へのかかりやすさ
かかりにくさに依るところが大きい
ということ
恐怖症の克服に催眠を用いる
といった有効利用もあるようだが
科学的根拠もはっきりしていない
催眠を犯罪に利用した例は
19世紀に存在するそうだが
それが催眠によるものかの立証が
難しいのである
という知ってるようで知らない
ジャンルをテーマに
ロバート・ロドリゲス監督が
構想20年練った今作
どうだったか
その構想が始まった
2000年代初頭と言えば
マトリックス等の仮想現実ものが
流行っていたのを思い出し
その頃のテイストの作品に
感じました
つまり古臭さでしょうか
どんでん返し系なんですが
思い出しても
序盤から節々にあえて雑
というか違和感がある作りで
なるほどとさせてくれるとこは
あります
ただなんというか
催眠をかける瞬間の演出が
なんだかチープ
テイストは深夜にやってる
海外ドラマみたい
原題はHypnoticですが
それをドミノに変えたのも
どうでしょう
ドミノってタイトルの映画
結構多いんですよね
パッと浮かべるだけで
トニスコとデパルマのやつが
あります
ドミノには「頭巾」「仮面」
という意味があり確かにそんな
シーンもありましたね
あと某時間逆行映画で出てきた
シーンと同じロケ地が出てきた
のはちょっと笑った
確かに20年前の構想を
現在のCGエフェクトで再構築
するという意義はあると思いますが
もう少しかなぁという感じ
ただあの終わり方
続編やんのかなぁ
ただの匂わせエンドだと思うけど