あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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酷すぎて文句しか出てこない
小説を読んだ人なら設定が違って
納得出来ないと思う。
小説を読まずに行った人からすれば
何が言いたいのか全く伝わらない
中途半端な内容で本当に薄い。
お金払って観る価値があるのかと
自分で勿体なく感じた
よくあるやつ
結構昔にスイーツ(ryっていう言葉が流行りましたが、今この時代に思い出すとは思いませんでした。まず設定がチープすぎる。過去にタイムスリップする作品なんてそれこそ世にいっぱいあるのでその時点で食傷気味。それを上回るだけの要素があるなら良かったのですが、大体予想どおりの展開。開始10分くらいで後悔してしまいました。
原作って携帯小説だったんですね。
ちょっと自分には合わなすぎた。
現代人に特攻の時代を体験させる稀有な大傑作
小説投稿サイトで発表されたものが話題となって単行本化され、漫画化され、さらに映画化されたという珍しい作品である。この映画の公開日は 2023 年の12月8日という意味深い日付で、すぐ見に行くこともできたが、翌月に鹿児島まで旅をして海軍特攻基地のあった鹿屋と、陸軍特攻基地のあった知覧を訪れる予定だったので、敢えて見ずに出かけて、戻ってから見た。結論から言うと、この映画を見てから旅立てば良かったとつくづく思った。
驚いたことに、公開から1ヶ月以上経つのに、客席は半分以上埋まっており、そのほとんどが女子高生などの若い女性たちで、私のようなオッさんは数えるほどしかいなかった。コロナウィルスの影響が下火になったせいで、映画館も間に空席を置かずに客を入れるようになったが、何と、私の両隣と前後を女子高生に囲まれるという普段ではあり得ない状況に陥った。聞いてみたら、何度も見に来ている子らがほとんどだという。
主人公の女子高生・加納百合は、幼い頃に父親が見知らぬ子供が溺れているのを助けようとして落命してしまった家庭に母親と二人で暮らしている。暮らしは決して楽でなく、スーパーの魚売り場で終日魚を捌いて生活費を得ている母親に対してあからさまに「臭い」と嫌悪感を表し、父親は自分たちより他人の子を救う人生を選んだと悪態をつく。どこかの反日野党の代表のような精神の持ち主である。高校の三者面談の夜に母親に反発して家を飛び出し、近所の洞窟のような場所で寝落ちして目が覚めると見知らぬ土地にいて、日付は昭和 20 年の6月になっていて、近くに陸軍特攻の基地があるという経緯で物語が始まる。基地の名前は桜田陸軍基地という架空の基地である。
訳がわからず、空腹でフラフラと彷徨っていた彼女を見かねて近くの食堂に連れて来てくれたのが、秋田出身の特攻隊員・佐久間彰だった。連れて行って貰った食堂で住み込みで働くことになり、その後の物語はほぼこの食堂を舞台に展開される。特攻基地の近くの食堂というと、「ホタル館」として広く知られる知覧の「富屋食堂」かと思われるが、現代の百合が社会見学で訪ねたのが、私も行ったことのある茨城県阿見町にある「予科練平和記念館」であったことから、タイムスリップした際に位置の移動を伴わないとすると、特攻基地は昭和 15 年から鉾田市にあった陸軍飛行学校であろうと考えられる。この学校は戦況が悪化した昭和 19 年から「鉾田教導飛行師団」となり、陸軍で初めての特攻隊「万朶隊(ばんだたい)」が編成されて鉾田を飛び立ったのを初めとして、その後、終戦まで次々に特攻隊が編成され、出撃した兵士の多くがフィリピンや沖縄などの洋上で戦死している。映画のロケは茨城県行方市で行われたようだが、強烈に記憶に残る白百合の咲き誇る丘のロケ地は静岡県の袋田市にあるらしい。
タイムスリップ後も百合が戦時中の価値観を理解できずに現代的な言動に終始するのには時々イラッとさせられるが、大きな包容力で守ろうとする佐久間の魅力は終始光っていた。自身も空襲で死ぬ目に遭い、戦災孤児に遭遇し、佐久間やその仲間との別離を経験するにつれて、百合の人柄も劇的な変化を見せる。
驚嘆すべきことに、この映画の物語は決してお涙頂戴に甘んじず、当時の価値観や希少な飲食物の有難さをリアルに描き出している。このような映画を現代の若い子たちが繰り返し見て、館内にすすり泣きが溢れているというのは、実に素晴らしい状況だと思わずにいられなかった。声高に上から教えても逃げ出す子たちが大多数だろうが、自分たちの目線で当時の状況を体験しているのに近いのだと思う。勿論、「日本は戦争に負ける」などと口にするのを警察官に聞かれてしまった場合は、あんなに生易しい処分では済まなかったはずであるし、軍人たちはもっと張りのある大声で叫ぶように喋っていたはずであるが、口当たりを優しくしようという配慮なのだと思う。
音楽担当は初めて目にするお名前だったが、物語を邪魔しない曲を付けていた。タイムスリップものでは定番の時を隔てたメッセージの切なさは、本作でも涙を絞っていた。エンドロールで流れる福山雅治の歌は、映画の内容を見事になぞるものとなっていて、聞いてる間中涙が止まらなかった。本編中よりエンドロールの方が泣けたなどというのは初めての体験だった。
(映像5+脚本5+役者5+音楽5+演出5)×4= 100 点。
やっぱり私はひねくれ者
泣いたよ。泣いたさ。
でも映画としての出来はどうなの?
百合の心情があまり描けてないような気がする。どうしていきなりタイムスリップして戻ろうとも足掻かず、説明しようともせず。まず携帯探すよね?小栗くんの信長が普通じゃない?
彰も違和感あったと思うんだよね。なんで突っ込まないの?
わっかんないんだよなぁ。尺が足りないの?
恋愛感情も深くなるにはエピソード的に弱い。
恋に落ちる瞬間てあるじゃない?彰はあの時代の人だけど、百合は違うよね。表情でなんとかできなかったのかなぁ。
演者は良かったです。特に中嶋朋子さん。上手いなぁと思いました。
あと、久しぶりに前の方の席で観たせいか空襲の場面がすごく臨場感あって怖かった。
食べ物が美味しそう。グルメレポーターかよ!
「汚れつちまつた心を、たまには純愛物で浄化しなきゃ」とか思って。
鉄板にもほどがあるって話ですよね。死別がまず前提の物語って。
そこをあえて泣きに行こうと思って。
劇場の無料鑑賞ポイントも貯まっていたので。年明けのお誕生日をボッチで祝おうと思って。
寂しくなんかないよ。 うそだよ寂しいよ!
まずね、言いたいことは、百合がタイムスリップしたトリガーのアクションが弱っちすぎると思ったのね。
「えっ、あんなんで行っちゃうなら、私だっていつ戦国時代に行ってもおかしくないかも?」って思って、ちょっと怖くなったの。信長なんかじゃなくて、名もなき足軽として。血と泥にまみれて犬死にしていくような。
そしてね、予想が外れちゃったの。
彰が特攻する死の間際に、それこそが大きなトリガーとなって、百合と同じ時代に行って、ふたりはめでたく幸せに結ばれましたとさ。みたいな?そんな全く的外れな予想をしてたの。←なんやねんなそれ(笑)
でも、その肝心の特攻シーンなんて、これっぽちもなかったのね。すげぇ肩すかし感ぱねぇ。
私の期待では、山崎監督作品には及ばないものの、VFX駆使して見せ場作ってもらえると思っていたのに…
本宮ひろ志先生が描いていた『ゼロの白鷹』みたいな熱い展開を望んでいたのに。
「うおぉぉぉぉーーーー!百合ぃぃぃぃーーーーー!!」みたいな。
そこは一切なしだったのよん。作り事とはいえ、人が死んでいくところを見たがるなんて、悪趣味だな…とは思いつつも、かなりがっかりしたのが本音。
出撃命令が下ったところとか、鶴屋食堂での別れだとか、ところどころ“うるっ…”ときたシーンはあったのですが、涙零すほどじゃなかったの。
でもね、この映画ね、全く見どころがなかったのかと言えば、そうでもなくて。
Dolby Atmosで観ていたためかもしれませんが、食事の租借音が、とても美味しそうに聞こえたの。
百合が軍粮精を噛む、コリコリという音。ってか、戦時中のキャラメルって、あんなに固かったんだ。まるで金平糖みたい。
その軍粮精なんですが。私が見つけていなかっただけかもしれませんが、グッズ売り場で販売していればよかったのに。あるいは、入場者特典で配るとか。食べ物関係はそのあたり、規制がうるさいのかな?
揚げたて鯵天のサクサク音も美味しそうだったなぁ。
戦災孤児の子にあげたトマトのサクサク音も。ってか、トマトだと、ブチャブチャになりそうなんだけれど。それだと汚いか…
かき氷のシャリシャリ音だとかもよかったなぁ。
一歩間違えれば下品なクチャラーになる寸前の絶妙な租借音。
鶴屋食堂で鯵のお刺身やお漬物をおかずに茶色い麦飯食べてみたいなぁ、って思ったの。
かき氷に砂糖乗っけただけの雪だとかも。
そんだけー!
こんなに泣けると絶賛されている作品でさえ、涙の一筋も流せないほどに私の心は汚れきっていたみたい。残念。
私の情がもっと深ければ、泣けていたかもなので、ちょっと甘めの採点にしました。軍粮精みたいな。
【追加の余談】
この映画のフライヤーって、何故か売店窓口へ行かないともらえなかったの。
そこで困ったことが起ったの。タイトル長いじゃないですか。
だから
「あの花が咲く丘で…(息継ぎ)…君とまた出会えたら…のフライヤーいただけますか(ゼェゼェ)」みたいになったの。
「あの花のチラシもらえますか」でよかったの?
「いただけますか」って、御曹司かよ!(笑)
少女漫画のような恋愛映画
個人的に戦争映画が好きなので今回も期待して映画館に足を運びましたが、とても残念でした。
理由は3つあって、
1.主人公の女の子の空気の読めない発言が癪に触る
2.展開が読めすぎて内容が薄い
3.現代の価値観で描かれすぎている
です。
私にとってこの作品が評価されているのは日本の映画界のレベルが下がっている感じました。
過去の日本に感謝ではなく、今の当たり前の日常に感謝という戦時中を下に見ている作品でとても残念でした。この映画で感動して泣いている人は、戦争が何の為だったのかを勉強して欲しいです。
人の為に自分を犠牲にする事が、現代では無駄でコスパの悪い事としているが、私は自分の人生を充実させる為には自分中心の価値観だけで無く、人のために行動する事が大切だと思っています。
観るべき映画
とにかく泣ける。お涙ちょうだいの恋愛モノかと思って観たら、良い意味で裏切られた。
確かにお涙ちょうだい感は否めないが、それでも泣いてしまうし、戦争の醜さを若い世代に語り継ぐのにふさわしい作品だと思った。平和な日本で何の不自由もない生活を出来ていることは当たり前じゃないのだと痛感したし、今私が温かい部屋で家族とともに温かいご飯を食べているこの瞬間にも世界では、戦火に追われて帰る家のない人や、親を失った子どもが沢山いるのだという事実に戦慄した。戦争のない世界がいつか訪れてほしいと心から思った。
観終わった後、何故かは分からないが、親に産んでくれてありがとうと、友達にいつもありがとうと、好きな人に好きですと伝えたくなった。観ようか迷っている人には是非観てほしい。
これは新しい物語なの?
物語のすべての展開が過去に見たことがあるような内容で、そうなるだろうなと予測した通りに1秒1秒が進んでいく映画。
でも、特攻隊(日本の戦争)モノを観たことがない人たちには良いと思うし、観て欲しいし、こういった映画を毎年毎年作り続けて、若い日本人たちを啓蒙していく意味はあるという点で星ふたつ。
穴澤大尉の遺書や鳥濱トメさんを思い出す
この作品にはモデルとなった実際の特攻隊員と食堂の女将がいると思います。
彰が百合に遺した手紙は、
穴澤大尉が彼女に宛てた遺書
1945年4月、出撃直前に『会いたい、話したい、無性に。』
と遺した遺書を参考にしていると思われ、食堂の女将は幾多の特攻隊員を見送り、戦後は特攻平和会館の設立にも尽力された
鳥濱トメさんでしょう。
永遠の旅に向う若者達が
最後にこの方に出会えたのは
唯一の救いであったと思います。戦後78年もの間、日本が戦争をしなかった理由の一つに彼等のような若者を二度と出してはいけないという反省が有ったからだと思います。
特攻は美化できないが心情には理解できた
反抗期の女子高生が戦時下にタイムスリップ。
よくある設定だが、特攻隊員との交流を通して、大切な人を残して飛び立つ隊員たちに感情移入しっぱなし、そして今を生きる幸せを再認識させてくれた。
特攻は美化するものではないが、隊員たちの国のため、愛する者のため、これからの未来を守るため特攻を決めた覚悟は賞賛したいし、この人たちによって今の日本があることを認識させてくれた。百合と彰、石丸と千代の関係性もずっと微笑ましいし、やはり結末が分かっているからとても切ないし、めっちゃ涙出た…
伊藤健太郎を大スクリーンで再び観れたことに感激!やっぱり才能のある俳優だし、どんどん出て欲しい。
エンディングはましゃ、彰目線かな?涙腺を更に攻めていくピッタリのバラード!
カップルだらけで居心地は少し悪かったが、デートムービーとしても、戦争を風化させず隊員を悼む面でもオススメ。
内容が薄い
戦争の体験でもなければ、全くの空想。映画や小説はこんなものかもしれませんが。
それを楽しむものだと言うのも分かりますが。
これを見て楽しむのもいいが、知覧特攻平和会館に一度は行ってみて欲しいな。
そこで触れて欲しい。実際の手紙。内容。
と、思いました。
そっくりそのまま知覧に行ったことがない奥さんに伝えました。知覧に行こうと。
「放心状態で」
今年5本目。
帰って来て凄過ぎて放心状態で内容書けないので特攻隊員と女性の恋愛とだけ書いておきたいと思います。伊藤健太郎嬉しい。学生の時に歴史の勉強をしたのはこの映画を見る為だったと感じます。号泣過ぎました。
とても美しい作品
原作の小説も読み、映画も2度鑑賞しました。
原作の方はもっと乙女向け恋愛小説感が強いのですが、映画のほうは原作よりもあの戦時中の独特な雰囲気の描き方が非常にリアルだと思いました。
でも、通りすがりの脇役の人の服装で、ジーパンや短パン、Tシャツを着て歩いている姿を見てすごく驚いたんだけど、気のせいかしら?
あの戦争末期の時代にあの服装?うーん…。
水上恒司さんが演じる彰くんすごくかっこいいし、福原遥さんが演じる百合ちゃんもとても可愛くて、配役が本当に素晴らしいと思った。彼らの演技力にも拍手です。
百合ちゃんも素直で思ったことを真っ直ぐに言えるのは良いけど、あの当時あんなこと言ったら普通はぶっ飛ばされるだけじゃ済まなかっただろうなぁと言う場面もちょくちょく。
でも今の時代だからこそ、ああいう描き方がしっくり来るのかもしれない。
百合ちゃんの現代的なその発言でみんながその意見に賛同して動くのではなく、あの戦前当時の「お国の為」「生き恥」という彼らの独特な言い回しや主張、行動が変わらないまま話が進んでいったのはリアルでとても良かったし、余計に茶番ぽさがなかったのかなぁ、と思う。
小説含めこの映画は、戦時中や戦前を舞台にした女性向け恋愛小説が大好きな私にとって、全体的にとても良い内容でした。
あと、映画の脚本にはキスシーン(もちろんラブシーンも)ないので余計に美しく切なく見えたのかも。
先ほどAmazonで映画のチラシ付きパンフレットも購入しちゃったので、今後しばらくずっと余韻に浸っていると思います。
なんか女性のお花畑感がある
女性の都合のいい感じがありますね。
全然いいんですけどね。
確かに良い話です。
幸せは周りの所有率で変わるもので、
戦時中は死にまくってたから、
現代のように生きてるだけで幸せとはならない。
手紙を送ったり写真を持ち歩いたり、
今ではスマホですよね。時代は変わりました。
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