あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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期待を裏切らない良作
この映画は、鑑賞前から筋書きが想像出来て、観るかどうか迷ったが、エンディングに歌を入れたことも含めて、教科書通りの作品だった。
せめて、製作者の意図に従うまいと思ったが、不覚にも涙を流してしまった😃
今の世界のありがたさ
ほんの少し前実際に日本はこんな事をしてたのが不思議で今のありがたさがよくわかった。
文句とか色々あるが今の世の中に生まれて育ってきたことがいかに幸福かがわかる映画。
たくさん泣けていい映画。
リアルさ皆無の駄作品
この映画、正直1ミリも響かなかった。
逆に怒りさえ覚えました。
戦争て、特攻って、
こんなんじゃないのです。
よその子を助けるために命を落とした父親に何のリスペクトもなく、朝も夜も娘のために身を粉にして働く母親に対して、バイトするわけでもなく、家事を手伝うわけでもなく、「魚臭い...」の一言。戦時中の特攻隊の報道を「自爆じゃん!」の無神経さ。
こんな尊敬に値する父と健気な母に育てられたのがこんな馬鹿娘??せめてヤンキーな設定ならばまだ納得もしますが、主人公は清楚で可憐な乙女。
これで感情移入しろなんて無理です。
戦争末期に軍人さんがのんきに町をぶらついてたら当時なら鬼畜米英的な怪しい服着た女の子と出会う。のんきな軍人さんは違和感バリバリのその女の子にスパイじゃね??なんて何の疑いもなく、行きつけの食堂のおばさんの所へ。おばさんも顔色ひとつ変えずに住み込みで働かせる。
空襲!!ありえない低空で大編成で飛んで来たB-29は軍の施設なんか狙わない。町だけを破壊する鬼畜の行為。町は大炎上。だが次の日にはなんと!町は瓦礫ひとつありません。
のんきな軍人さんも“お国を守る”なんてチャンチャラ可笑しくて、大空襲の中女の子探して町を徘徊します。女の子は身動き出来ないほどに瓦礫に足を挟まれても、鍛えてますから次の日にはピンピンです。
模擬空戦やら訓練はしません!!そんな暇があったら食堂に行きます。好きな女の子いてるから。軍の宿舎は今の学生寮よりユルユルです。町徘徊します。食堂行きます。
やっぱり飛行機も滑走路も無傷です。ここには門兵すら居ません。民間人が普通に出入りします。特攻に民間人がお見送り...とても自由です。私が習った歴史とは違い過ぎて目から鱗です。
「彰ぁ~~~!!」特攻機を追いかけます。
あの時代が自由で良かったです。
彼らが何のために志願したのか??
死に行く者の心の葛藤など皆無。
彰君にいたってはまるでロボットの様で偉いです。
周りがすすり泣くなか、薄ら笑いの私にはさっぱりわからなかった。
出演者の皆さんもとっても小綺麗で美しく、とても戦時中の映画とは思えないほどにお顔もお着物も美しくよかったです。
因みに、浜辺美波さんはゴジラ-1.0で戦後のシーンで歯に黄色い色素を塗って演技されたそうですが。失礼
ものすごい泣けた
まず、タイムスリップものと戦争を融合させた発想が面白いと思いました
百合の未来の日本知っているからこそ、止めたい気持ちがよくわかりました。しかしながら彰が思う日本の未来は残酷なものしかないという考えはあの時代の人たちそれぞれが持っていたことでしょう。
自ら志願してやってきた少年たちは今か今かと特攻の順番を待っているのがなんとも悲しかったです。
いちばん、心にグッときたのは千代ちゃんと石丸さんの言葉で好きとは言ってないけど心で繋がっいる感じがよかった。
石丸さんのおちゃらけたキャラと千代ちゃんの真っ直ぐな思いがすごく良くて、あれこそ戦争中に起こった本物の耐え忍ぶ恋だと思って泣きました。
あの花が咲く丘で君とまた出会えたら
人を思うことで争いがなくなればいいのに
純愛映画の皮を被った戦争映画、その意義と映画の多様性の必要性
昨今話題の戦争を扱った年末映画4連発。太平洋戦争開戦前夜〜戦中を描いたアニメ映画『窓ぎわのトットちゃん』、戦中末期を描いた実写映画『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』、戦後を描いた実写映画『ゴジラ-1.0』とアニメ映画『鬼太郎誕生ゲゲゲの謎』。すべてを観た上での感想。
たしかに本作は、他の3作に比べるとかなりライトで、本格的な戦争映画をたくさん観てきた層にとっては、浅い・薄いという印象も当然だろうと思う。ただし、「ではこの作品の存在意義はないのか?」と問われたら、むしろ「日本の・世界の未来にとって非常に大きな意義のある作品だ」と答える。
私が観た劇場では、トットちゃんは50代60代、ゴジラ鬼太郎は40代以上の観客ばかりだった。がっつり昭和の作品がルーツなのだから当然だろう。これらを自ら観ようと思う10代はかなり少数派のはずだ。そんな世代が、あの花には足を運んでいる。私の観た回の入場では、10代~20代前半と見られる観客たちが長蛇の列をなしていた。これには心底驚いた。
彼らのような若者が観賞後SNSで感想を投稿し、それを見た他の若者がまた映画館へやってくる。そんな流れができているなんて奇跡的じゃないか。
あと印象的だったのは、映画としては女子がターゲットだと思われるが、観客には男子学生も多かったこと。私の近くにやんちゃそうな男の子の集団がいて、最初はにやけたりしていたものの、中盤からは鼻をすすりはじめ、終盤では嗚咽をもらし、泣き声をこらえるためかうめき声を上げている子もいた。
いわゆる「戦争映画」には見向きもしないであろう層が、純愛映画を観るために押し寄せてきて、ほんの一部とはいえ戦時中の生活や空襲や特攻隊のことを知る。これは非常に大きな意義があると思う。
どんなテーマでもガチのものからライトなものまで作られるべきという映画の多様性の必然性も感じた。
ハンカチとティッシュ必要‼️
序盤からラストまで泣けるのでハンカチやティッシュが必要です🐖💦
マスカラ濃いめで行くと痛い目にあいます‼️
話の内容も濃くて今年見た映画の中でいちばん良かったです‼️
是非見に行ってください‼️
泣けないというレビューに対して
先ずは『泣けない』というレビューについてですが、泣かすのを目的で作品を作ったかどうかもわからずに『泣けない』というレビューは間違ってると思います。
泣ける人は涙腺が弱い人だったり、過去に親や兄弟、恋人など大切な人を亡くした経験があり、オーバーラップし、作品に共感できるから泣けるというものです。
それは、かつて興行収入No.1の持続記録を更新させた『鬼滅の刃』でも言えることです。
この作品に関して、私は汐見先生のファンでもあり、全ての小説を熟読している上で映画を鑑賞していますが、映画という時間枠に収めるために小説の一部を省略したりして、小説より感動が薄くなるのは当たり前のことです。
これはこの作品に限ってのことではないので、泣けないと誹謗するのも小説より感動しないと誹謗するのも間違ってますし、そういう人は本当の映画ファンではないとも思います。
私はこの作品は『戦争撲滅』を訴えるメッセージ作品だと思っていますから今でも戦争をしている国にその国の言葉の吹き替えでその国の人たちにも観て貰いたいし、とにかく、世界中の人たちに戦争の醜さを再認識して貰うきっかけの作品になって貰いたいです。
だから世界中に配信されるような大ヒットを願っております。
脇役と終盤は良かった
終盤は特攻隊の話がメインとなるので感動的でしたが、映画全体としては惹かれるエピソードが少なく、あまり面白くは無かったです。
特に、ヒロインに容姿的な意味ではなく魅力を感じなかったので、そこがとても残念でした。ヒロイン以外の役者さんは皆さん良かったと思います。特に出口夏希さんはとても魅力的で役になりきってました。むしろ主役は出口夏希さんの方が良かったのではと思ってしまいました。
涙は出るけど悲しいだけじゃない
試写会にて鑑賞しました。
戦争について今の若い世代に知ってほしい、という制作意図が感じられました。
戦争ものですが辛い描写ばかりではなく、ファンタジックなラブストーリーとして楽しめました。
福原遥さんと水上恒司さんは、素直な女子高生の百合役、インテリで物静かな特攻隊員の彰役にそれぞれピタッとはまっていました。
特攻隊員役の5人は、それぞれの個性やバックボーンが描かれていて、当時を生きていた方々に思いを馳せずにはいられませんでした。
特攻隊員でありながら底抜けに明るい男の石丸を演じた伊藤健太郎くんにマイ最優秀助演男優賞を差し上げたい。
素晴らしかったです。
予告動画にもあった石丸と千代(出口夏希さん)との場面、名演でした。作中で1番心に残りました。
そして10代の特攻隊員板倉役の嶋﨑斗亜さんのお芝居を初めて見ましたがとてもとても良かったです。彼がマイ最優秀新人賞です。また別の作品でもどんどん活躍される方だろうなと思いました。
福山雅治さんの主題歌「想望」が流れて、百合と彰のラブストーリーが完結したなぁと。
前評判通りしっかりと泣いてしまいましたが、後味の悪い悲しさではなく、爽やかに見終わりました。
勝算のない上層部のやぶれかぶれの最後のあがき
特攻を自爆テロの手本にしたと言う事を聞いたことが有ります。
こんな最低の作戦を参考にして欲しくないなと思いました。
やっと空を飛ぶことを覚えたひな鳥の操縦技術では戦闘機に守られた空母はおろか、ハリネズミの様な戦艦に体当たりなど出来る筈が有りません。
ほとんどが撃ち落とされて海の藻屑です。
本当に戦果を上げるつもりなら加藤隼戦闘隊かゼロ戦のエース坂井三郎やゼロ戦虎徹の岩本徹三でなきゃ無理です。
そんなバカげた作戦なのに、優秀な若者たちが国を思い愛する者達を守る為に命を懸ける事に涙してしまいます。残された遺書の文字の綺麗な事にも涙しました。
お涙頂戴に走る事なく、生きる事の生臭さを抑え、百合の花の香りが漂う様な爽やかな作品になって居ると思いました。
感動!は一応する
したはしたんだけど、石丸と千代のやりとりにね
ちょっと、ゆりとあきらはとってつけたように愛情が芽生えてるところが引っかかるんだよねえ
あきらは常に、危機ある度にストーカーなのかと思ってしまうくらいゆりの側にいるし、どうにもこれお互いどちらかがものすごいブスだったら果たして成立してるの?なんて邪推するくらい美男美女だもんなぁとそんな視点になりました。
そんな文句はありつつも、原作ではなんだか感動したので、涙ありきで鑑賞しました。
ラストはあきらの特攻後のシーンも欲しかったなぁ
色々と不満はあれど、2時間退屈せず見れましたよ
見送る覚悟
18歳のJKが2023年から1945年6月にタイムスリップし特攻隊員に恋する話。
決して裕福ではない暮らしにやさぐれ、人助けをして亡くなった父親や、それを誇りに思う母親に不平不満を爆発させるJKが、家を飛び出し防空壕跡で一夜を過ごしたら、外には見知らぬ風景が…と始まって行くストーリー。
なんだかやけにあっさりとタイムスリップした事実は受け入れちゃうし、帰りたいという感情を示したのも最初だけ?
成績はそれなりに良いみたいだから、大東亜戦争が起きた背景とか戦争の意味とか、現在の国連に於ける日本の立場とか、しっかり学んでいただきたいものです。
内容的には飲まず食わずで倒れ込みそうなところを助けてくれた軍人に恋をして、更には面倒をみてくれた食堂の鶴さんに世話になり、数日を過ごす中で戦争の片鱗を見て、特攻隊員の覚悟や哀しさに触れてという成長物語というところで。ありがちといえばありがちなストーリーだけど、なかなか胸熱で面白かった。
それにしても、劇場は若い女の子の観客が圧倒的多数、鼻水すする音が凄かった。
教師になりたかった愛した人の悲願を受け継ぐ!
特攻隊員との短い恋は、悲しいに決まっています。だから始まったとたんになんでもないシーンでさえ涙が滲んでくる不思議な作品です。ただ基本は、女子高校生の目線で描かれているので、幼さは漂っていますが、作品全体の作りが丁寧なため、チープ感はほとんどなかったので四六時中泣けました。戦争を知らない世代の入門編になりそうな秀作だと思います。原作者が女性ですから、悲惨な戦争を一度ろ過したような透明性に満ちていると言えるかもしれません。また、福原の可愛さ健気さがいっそう戦争末期の理不尽さを浮き彫りにしているのに好感が持てます。福原は母子家庭の中で自分の未来を嘆いていた時にタイムスリップして、人間の命の尊さを学ぶわけです(特攻隊は負けた日本がどうなるのか全く予測できていません)。昭和20年の生活の中で、特攻隊を前にして生きるという意味と、教師になりたかった愛した人の悲願を受け継ぐという価値観まで取得して、福原は高貴な人間に成長していきます。私はその彼女の姿に一番泣きました。誰かの深い愛が、未来に繋がっていくということは本当に美しいのです。感服です。劇中、国のために特攻で死ぬという共同幻想に対して「死ぬことより、生き恥を晒しても生きるべきだ」という生身の人間の言葉も心を揺さぶりました。それでも彼らは出撃していきます。8月15日を前にした7月7日でした。
追記 タイトルにふさわしい百合の花畑は本当に綺麗です。松坂が食堂の女将としてとても優しいのに癒されました。最後に特攻隊で亡くなられた約3800名に黙祷。
泣ける映画
ボロボロ泣きました。涙が滝のように流れるのをグッと堪えた良い映画でした。
散々悩んでたのが戦場の生きるだけに比べたらちっぽけすぎて、スッキリしました。主人公の真っ直ぐな青春にグッときてるし、色々と良かったです。
ただ一つ、見逃してくださいと戦地を逃げようとする隊員に対して、そのまま去るようほっとくのが不思議。普通なら銃撃で殺すのではなかったっけ、戦争は残酷です。
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