あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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響くものがありました 映画のつくりは微妙なところはあるっちゃーある...
響くものがありました
映画のつくりは微妙なところはあるっちゃーあるのですが、そういうところはホントどうでも良くなるほど素晴らしい映画でした。
主役二人ほんとによい。
絶妙な視点がこの映画の肝かな~と思います。
生きてこそ。
少し残念でした。
泣けました、が所々少し残念だったのが感想です。
全体的には普通に良くて、映像は綺麗だったし、主演のお2人の演技もハマっていて感動しました。
百合ちゃんと彰の出会い方は良かったし、鶴さんの優しさや食堂の温かさもホッコリしました。
助演の伊藤健太郎くんと出口夏希ちゃんのペアはすごく良くて、応援したくなったし切なかったです……
千代ちゃんが人形を渡すところも、それに対して石丸さんが幸せになれるよって言うところも切なくて、主演のお2人よりも正直この二人の方が泣けました;
だからこそ千代ちゃんがどういう人生送ったのかがすごく気になって、何かしら記念館で触れて欲しかったです…鶴さんも最後スルーだったし、、。
タイムリープもので、設定が複雑なのかなと思いきや全くそんなことがなかったです。むしろ雑。
設定自体かなり難しいとは思うんです。
ただもう少し上手く描けたんじゃないかな〜。
まずタイムリープしてきて終戦直前の時代に来てしまったならもっと驚いたり、「え、スマホは?!」「夢、、?」とかなるでしょ。ただの岩穴から急に時代変化が起こるのはヒロインからしても謎だと思うし、戻り方も分からないから不安にもなる。それなのにも関わらず、ヒロインはサッと受け入れるから、理解早!って思った。
直前の現代学生シーンで「こんな時代(日々)嫌だ…」くらい呟いてたら、言霊で本当に違う時代に来ちゃったわ…って早めに受け入れても違和感が無くなりそう。
それで物語は進んで、最終的に現代に戻るわけだけどここのタイムリープも残念だった〜!泣きじゃくって見送った後に急に引き戻ってしまって、何きっかけで現代に戻れたのかが謎です。きっかけ自体はまぁどうでもいいけど、あまりにも引き戻し方が急で雑です。
ヒロインもまた理解早すぎて普通に学校通うし。笑
現代に戻ってきたなら「あの後どうなったんだろ?!」「彰は?!?」ってなって図書館駆け込むかネットで調べるかくらいしない??普通。
それで自ら記念館に足運ぶとか。
あと半日くらいしか経ってないのも何、?数日経ってたら警察沙汰になっちゃうから簡単にしたのかな
時間の関係で…だとは思うけど雑さが見えた。
後は、これは個人的にだけど、
教師になった百合ちゃんも見たかった!
教師になった姿で生徒に戦争を教えているシーンとか教室で花瓶に百合をさしてる姿とか。
それと百合の丘はどうなったんだろ?焼け野原になってしまったんだろうけど、タイトルにもあるのに触れることは無かった。
最後の記念館のシーンも教師になってから、訪れるとかでも良かったと思う。全てあの若い頃に経験した夢のようなよく分からない思い出だった、と振り返るような。なんかその方が綺麗に収まる気がする〜、、単なる大学生の独り言だけど、!!
原作がどうやって描かれてるのか気になるところなので機会があれば読んでみます。
若い方が今一番見るべき映画
普通に良かったです
思い出すだけで泣けます
薄っぺらい
せっかくならもっと突っ込んでもよかったのに
泣けるというのはこんなに強いものなのか、というくらいお客さん入ってそこら中でズーズーと終盤泣いている。デートで泣く、やはりこれは鉄板。ただ、やはりなぜ泣くのかを考えたい。
ありがちな設定だけどあるようでなかった本作、意外とタイムスリップしてからがここはどこ?わたしは?あなたは?というエクスキューズが少なくすんなり話に入っていく。主な舞台は特攻兵の立ち寄る食堂、という設定が功を奏してコンパクトな青春と恋愛を展開できて、そして、花の咲くお花畑の丘がとても印象的。
また普通に考えて現代に生きる学業優秀な若者としては、もう少し終戦のカウントダウンに反応したり、更にこのあと起きる原爆投下などに怯えてもよさそうなのだけど、特にそういうことはない。要は恋愛映画のヒロインとしての舞台劇的範囲を生きている。一般的には戦国自衛隊的に、なぜこの時代に飛ばされたのか、どうやったら帰れるのか、に思いを馳せることはない。だからヒットしてるのかもしれないが。そこは寂しいとこである。
しかし、後半、切ない別れと共に現代に戻ったヒロインを見た時に、これは夢なのか?夢だったらあの程度の薄さでもいいか、と思ったりしたら最後の特攻兵の記念館で夢でなくやはりタイムスリップだったことがわかる。ただしその頃はもうみんな号泣なのでそんなことはどうでもよくなってはいるが、泣きのアイテムは手紙、であることは間違いない。
特攻兵たちもさわやかで水上恒司も伊藤健太郎もいいが、上川周作はいい。メッセージ性もいい具合なのだけど、個人的にはこの後の現代が薄汚れた政治家によって憲法改定、戦争に向かっているという世の中を反映させてもよかったと思う。劇中、警官が悪いんでもない、何かのせいだ、となった何かが、今も猛威を振るっているので。
これ絶対泣けるヤツ💧
原作は泣ける小説としてベストセラーらしい。未読なので原作がどうなのかは知らないが、正直言って、この映画は中身が極めて薄い。
戦時下の登場人物の皆んなが皆、リアリティがなさすぎる。いくらラブ・ファンタジーだからといっても…。
だが、特攻隊を扱うこと自体が難しいのだろうとも思う。
特攻隊志願制のウソや、憲兵が庶民を制圧する暴力など、進んで学ばずとも当然に知っている世代にとっては上っ面の薄皮にしか見えないが、今の若い世代の興味を引くには、時を超えて出会ってしまった男女の悲恋物語の背景として見せるのは良いアイディアだろう。そして、そこに切り出して見せられる形としてはこれが精一杯なのかもしれない。
“特攻の母”をモデルとした食堂の女将が登場する。演じるは松坂慶子。
彼女にも壮絶な戦いがあったはずで、そこが描けていれば特攻兵の一人が自分の残りの人生の分まで長生きしてくれという言葉がより生きてきたはずで、本当なら描きたかったところかもしれない。
この映画は、太平洋戦争を、あるいは戦時下の人々をリアルに描くことが目的ではないのだと、理解しておく必要がある。
若い世代の人たちが、軍国時代の日本で何が起きたのか、当時の日本人たちがどう生きてどう死んでいったのかを学ぶきっかけにさえなれば、この映画に意義はあったと言える。
単にカタルシスで終わらないことを願うばかりだ。
と、とやかく言っても、これは泣ける!
たらたら文句を書いたくらい引いた姿勢で鑑賞しても、涙腺を刺激される。
描き方がどうあれ、現に国のために若い命を捨てた者たちが4千人もいた(海上特攻や玉砕を加えればこんな数ではない)のだ。
彼らの崇高さと勇気と無念と恐怖を思うと胸が痛む。
また、生きて帰ってこいと言えずに彼らを見送った人々の思いは、想像するに余りある。
そんな時代に現代からタイムスリップした、少しスネた女子高生・百合が見送る側の人となる。
演じる福原遥の素直さこそが、この映画を観るに値するものにしている。彼女の女優キャリアに詳しくはないが、私が知る限りの彼女の仕事はどれもこの素直さの上にあると思う。それは、彼女自身のナチュラルなのではないだろうか。
百合は、母子家庭の貧しい生活を支えるために昼夜働く母親に苛立ちを隠せないでいた。
他界した父親は他人の命を助けて自分が犠牲になった。その父親のせいで貧しい生活を余儀なくされているとも感じていた。
そんな百合をタイムスリップさせて、彼女に何をもたらせたかったのだろうか。
現在の日本の平和を感じさせたかったのか、必死で働いて養ってくれている母親に感謝させたかったのか、他人のために命を投げうった父親の崇高さを理解させたかったのか、、、
結果的に百合が得たのは、特攻隊員・彰(水上恒司)がなし得なかった夢である教師になるという夢と希望に目覚めることだった。
タイムスリップする前の百合は、進学できる成績なのに就職を希望していて、そこには貧しい生活環境での自暴自棄があって、将来に夢が持てなかったのだ。
それを踏まえれば、過去から帰還した彼女は彰を失った悲しみを乗り越えて、若者らしい夢に向かって踏み出した…ということだろうか。
繰り返しになってしまうが、意義は認めるものの、どれもこれもが中途半端で残念だ。
百合と彰の恋がストイックに徹しているので、せめて百合が想いを募らせていく様子を丁寧に描けなかったものか。福原遥の個性に頼りきった感が否めない。
蛇足だが、福山雅治がなぜ重宝されているのだろう。彼の人気に異論はないが、私は最後に流れた主題歌があざと過ぎて興醒めした。
年齢設定のみ残念
全体的に戦争の悲惨さ。特攻隊などあってはならない事を学ぶのにはいいと思いました。
恋愛としてのストーリーも同じくです。
ただ当時はほとんど子どもに見える人も戦争に巻き込まれた非情さを伝えるには主人公女性は原作通り15才でいって欲しかったです。
もしくは一緒に働く女性をもう少し下にして進路に悩む主人公が「こんな子どもでも」とショックを受けるような描写とか。
実際特攻隊員の平均年齢は20代前半くらいでしょうし女性は18才なら恋愛で無く結婚を既にしてる人も大半だった時代です。
現代では暴力描写も難しいでしょうが軍隊という組織の中で映画のように上官や先輩に口答えする事も許されなかったでしょうしもし意見をしたならどうなった事か。
全体的には満足していますが昭和20年の10代の人間が戦争に巻き込まれた事実と現代では考えられない男尊女卑の時代背景をもう少し主人公を通して伝えて欲しかったです。
あの時代からのメッセージ
感動のあまりに2日続けて見に行きました。
凡作ならどこかでストーリー展開がブレたり不可解だったりするものですが、この作品は127分間ずっと納得しながら見る事が出来ました。
何しろキャスティングが素晴らしい!良くぞこの令和の時代にこの様に真摯な目をした若手俳優を揃える事が出来たものだとただただ感心しきりです。俳優さん達の純粋さを感じさせる演技力がこの映画をより崇高な作品に仕上げています。
演出は控えめであるが故にもう少し見たい場面はありつつも、映画全体を通してずっと涙腺は緩み続け、橋の上の百合の叫びで一気に号泣しました。
私からすると爺ちゃんと婆ちゃん世代の話ですから、あの時代の苦労を乗り越えて我々孫を可愛がってくれた感謝の想いも沸々と湧いて来ます。
福山雅治のテーマ曲も作品に寄り添っており感動!
映画館内は若い世代に溢れており原作者や監督の戦争を今の世代に伝えたいと言う意図は十分伝わっていると思います。
本当に素晴らしい作品ですから、全世代の人に見てもらいたいと思います。
英霊
1日、映画の日(ファーストデイ)ということもあったかもしれないが、公開されて2ヶ月も経つというのにスクリーンはほぼ満席で、話題のアニメ作品を見る時以外はいつもスカスカのスクリーンばかりで鑑賞している私には驚きの光景であった。
正直「若者の恋愛もの」に特攻隊の要素を加えた御涙頂戴映画だと勝手に決めつけ、観ようか観まいか悩んで2ヶ月も経ってからようやく鑑賞したことを後悔するほど、良い映画だった。もちろんツッコミどころが全くないような完璧な作品ではないとは思うが、そんなことは気にならないほど胸に残るし、いろんなことを考えさせられる。
おじさんですらそうなのだから、若い世代はもっと色々感じるものがあるはずだ。他の方も書いておられるが、若者に戦争の愚かさを教えてくれること、我々が今生きている平和な日常が当たり前のものではないことを教えてくれるだけでも、この映画が存在する意味はおおきい。
全体的に引き算したような抑えめな演出や音楽がとても印象的で、派手さはないが、その分きちんと見るものに届くものが多く、非常に好感を持てた。
たった80年前、日本男児はまだ侍だったのだなあ。
彰をはじめとする日本兵、特に神風特攻隊の方々はお国のために命を賭して戦った、紛れもない英霊であると思う。しかし同時に「英霊」と呼び、敬意を払うことで、本来失われる必要のなかった命であったことが煙に撒かれ、先の戦争、無謀な行為が「お国のためだった」と正当化されているような、なにかごまかしのようなものも感じてしまう。主人公の百合がそのことをはっきり感じ取っている言動が殊更印象的であった。
「戦争に負ければ日本は敗戦国として蹂躙される」という彰たちの当時の認識を聞いた時、敗けはしたが、今こんなにも平和な日常を味わえていることを心から感謝したいと思った。
定期的に見返したい作品
今、どれだけ平和な世界で暮らすことが出来ているかを改めて強く考えさせられた時間でした。
百合の言葉1つ1つが自分の心のどこかで思っていた感情をそのまま表していて、そう思えるのはきっと平和な世界を知っているからこそ言える言葉、思う言葉なんだろうと思います。
もちろん、タイムスリップという点に関してはフィクションだとしても、愛する人が"お国のために"と命をかける姿はきっとその当時では当たり前の光景だったのではないかと思います。
それだけでも、どれだけの人が百合と同じ気持ちになって過ごしていたのかと考えるだけで、当時の悲惨さを考えさせられます。
エンドロールで流れる主題歌は、彰の心情が紡がれていると記事で読みました。
珍しく歌詞付きで流れるため、より気持ちが入り涙が止まりませんでした。
当時を知らない世代だからこそ、この作品をきっかけに当時の悲惨さ、むごさ、決して同じことを起こしてはならないという気持ちを定期的に考えていきたいと思います。
中高生の指定図書を見ている感じ。
現代の高校生、百合が昭和20年6月にタイムスリップして終戦直前に特攻隊に志願した彰と出会い、心を通わせていく。でも、戦争中であること・特攻隊でしばらくしたら別れがくるので、切ない思いになる。
時代考証やセットの作りなどにツッコミどころはいくつかある。予算の関係なのか、戦時中のセットや風景はいくつかのシーンばかり。その後ろにはなにもなくガラーンとしていたり、特攻隊として出撃のあたりにはもっとエグい話もあるだろうが、そのあたりはサラッと進んでいくなど。
そういう意味では戦争について中高生に考えさせるにはちょうどよいかも。
今と戦争時の描写がうまい
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