あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。のレビュー・感想・評価
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英霊
1日、映画の日(ファーストデイ)ということもあったかもしれないが、公開されて2ヶ月も経つというのにスクリーンはほぼ満席で、話題のアニメ作品を見る時以外はいつもスカスカのスクリーンばかりで鑑賞している私には驚きの光景であった。
正直「若者の恋愛もの」に特攻隊の要素を加えた御涙頂戴映画だと勝手に決めつけ、観ようか観まいか悩んで2ヶ月も経ってからようやく鑑賞したことを後悔するほど、良い映画だった。もちろんツッコミどころが全くないような完璧な作品ではないとは思うが、そんなことは気にならないほど胸に残るし、いろんなことを考えさせられる。
おじさんですらそうなのだから、若い世代はもっと色々感じるものがあるはずだ。他の方も書いておられるが、若者に戦争の愚かさを教えてくれること、我々が今生きている平和な日常が当たり前のものではないことを教えてくれるだけでも、この映画が存在する意味はおおきい。
全体的に引き算したような抑えめな演出や音楽がとても印象的で、派手さはないが、その分きちんと見るものに届くものが多く、非常に好感を持てた。
たった80年前、日本男児はまだ侍だったのだなあ。
彰をはじめとする日本兵、特に神風特攻隊の方々はお国のために命を賭して戦った、紛れもない英霊であると思う。しかし同時に「英霊」と呼び、敬意を払うことで、本来失われる必要のなかった命であったことが煙に撒かれ、先の戦争、無謀な行為が「お国のためだった」と正当化されているような、なにかごまかしのようなものも感じてしまう。主人公の百合がそのことをはっきり感じ取っている言動が殊更印象的であった。
「戦争に負ければ日本は敗戦国として蹂躙される」という彰たちの当時の認識を聞いた時、敗けはしたが、今こんなにも平和な日常を味わえていることを心から感謝したいと思った。
定期的に見返したい作品
今、どれだけ平和な世界で暮らすことが出来ているかを改めて強く考えさせられた時間でした。
百合の言葉1つ1つが自分の心のどこかで思っていた感情をそのまま表していて、そう思えるのはきっと平和な世界を知っているからこそ言える言葉、思う言葉なんだろうと思います。
もちろん、タイムスリップという点に関してはフィクションだとしても、愛する人が"お国のために"と命をかける姿はきっとその当時では当たり前の光景だったのではないかと思います。
それだけでも、どれだけの人が百合と同じ気持ちになって過ごしていたのかと考えるだけで、当時の悲惨さを考えさせられます。
エンドロールで流れる主題歌は、彰の心情が紡がれていると記事で読みました。
珍しく歌詞付きで流れるため、より気持ちが入り涙が止まりませんでした。
当時を知らない世代だからこそ、この作品をきっかけに当時の悲惨さ、むごさ、決して同じことを起こしてはならないという気持ちを定期的に考えていきたいと思います。
中高生の指定図書を見ている感じ。
現代の高校生、百合が昭和20年6月にタイムスリップして終戦直前に特攻隊に志願した彰と出会い、心を通わせていく。でも、戦争中であること・特攻隊でしばらくしたら別れがくるので、切ない思いになる。
時代考証やセットの作りなどにツッコミどころはいくつかある。予算の関係なのか、戦時中のセットや風景はいくつかのシーンばかり。その後ろにはなにもなくガラーンとしていたり、特攻隊として出撃のあたりにはもっとエグい話もあるだろうが、そのあたりはサラッと進んでいくなど。
そういう意味では戦争について中高生に考えさせるにはちょうどよいかも。
今と戦争時の描写がうまい
こりゃオッサンでも鼻すするよ
考証的には色々ッコミどころもありそうだが、福原遥初め役者陣の迫真の演技でそんなモノは吹っ飛んでしまう。
主人公の言葉は一見現代と当時の価値観のぶつかり合いのように見えるが、実は当時の人が言いたくても抑えざるを得なかった本音を代弁しているように感じる。客観的には特攻よりラバウルの戦死者率の方が高いという話も有るようだし、戦争の理不尽さを特攻に集約させるのは違うようにも思うが、当事者として目の前の愛する人が確実な死に赴くことを冷静に看過出来るだろうか。おめでとうございますと言えるだろうか。別れの日、あの時代の千代ちゃんがぶつけられなかった本音を百合が素直に発する所で、ベタなシーンのはずなのに号泣せざるを得なかった。
さまざまな想い
戦争…
特攻…
お国のために
日本のために
国民のために…
日本が負けたら国民はその後どんな目に遭わされるか…
だから諦める訳にはいかない
逃げる訳にはいかない
負ける訳にはいかない…
当時、そういう想いで身体をかけた人も…
観ていて切なかった。
出撃でおのおのが敬礼し飛びたっていくシーンと
そして全てを観終えた後のエンドロールに流れた
福山雅治の歌詞付きの歌…
ジーンときました。
これも一つの愛のかたちなのかな、と
泣かないだろうと思ってたけどED流れてきて、アキラの気持ちかと思うと泣けた。
あの時代の人たちは戦争に負けるとか知らないし負けたら奴隷になったら酷いことされると思ってるから必死になるしかない。
大切な人のために命捨ててもいいと思う人もいれば、大切な人のために生きたいと思う人もいるわけで。
特攻隊が無駄死にとか、結果知ってる人が言っていいことではないな、と思った。
大切だから生きてほしい、幸せになってほしいという純粋な愛だった。
未来に戻って手紙の中身知る展開すごくいいし、それでアキラの意志継ぐとかも素敵だった。
2人がくっつくより、こういう終わり方の方が好きだなーと思った。
きれいすぎる
うーん…
演者さんはとても良かったと思うんです。
タイムリープするという設定もありだと思います。
でもなんか浅いんだよなあ…
空襲のときの助けるシーンとか、現代の手紙シーンもご都合主義過ぎて感情移入できなかった。
何もなければきっと主役級でバンバン出てたであろう伊藤健太郎さんが結構よかったです。
もっとこの人でいろんな役を見てみたい。
本当の幸せとは?
戦争で死にに行くことに何の意味があるのか
陳腐な少女マンガの世界
著名な映画評論家が、席を立ちたくなったと酷評してましたが、これを映画評論家に観せるのは酷。
戦争を知らない現代の中高生向けの娯楽と割り切ったとしても、この薄っぺらい子供向けのラブストーリーの設定に使われた特攻隊の方々に謝りたい気持ちになる。
これを観て、感動した、号泣したの声が相次ぐ、平和ボケ、単純化する日本。それが心配。だと気づかせてもらえたのは、唯一意味があったかも。
福原遥さん中嶋朋子さんの母娘シーン良かった
百合と彰のかなしいラブストーリー 2回号泣
あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。
映画館 OSシネマズ神戸ハーバーランドで鑑賞 2024年1月23日
高校3年生の加納百合(福原遥)は、学校や親に対して不満を募らせていた。ある日百合は母親(中島朋子)とぶつかり家出をし近所の防空壕跡逃げ込むが、目が覚めるとそこは、1945年6月 戦争中の日本であった。
通りかかった軍人佐久間彰(水上恒司)に助けられ、軍の指定する鶴屋食堂に連れていかれると、女将のツル(松坂慶子)、勤労学生の千代(出口夏希)、彰の仲間の軍人石丸(伊藤健太郎)、軍人板倉(嶋崎斗亜)、軍人寺岡(上川周作)たちと出会う。
女将のツルは、百合に鶴屋食堂を手伝ってほしいと伝えた。ツルはもんぺ姿の百合を「かわいいね」と言う。千代(出口夏希)は魚屋の娘で鶴屋食堂を手伝う。密かに石丸に思いを寄せている。
加納百合と佐久間彰はともに行動するようになり、彰の提案で向かった先は「百合の花が咲く丘」であった。
佐久間彰は「彰と呼んでほしい、私は百合と呼ぶことにしたい」と言い、ふたりは接近する
静かな空間だったのだが、突然、空襲が襲ってきたのである。
村人たちはとにかく逃げるが、容赦なく爆弾は落ちてきた。火の手が上がり、村人たちが巻き込まれている。
百合は足を痛めていて、逃げられないという境地に陥って、「おかあさん、おかあさん」と叫んでいる。
そこに現れたのが彰であった。百合を背中に背負いながら歩き、かろうじて逃げることができたのだ。
百合はこう述べるようになる
「日本は戦争に負ける」「戦争はもうすぐ終わるのよ」
---この作品の見せ場ではないかと感じた。
ある日板倉が「逃げた」のだが、追いかけた百合に 橋の上で
「見逃してほしい」と言う
「故郷に許嫁(いいなづけ)がいることで、心配なので 守らなければならない、と理由であった。
特攻隊のみんなが集まってきて、止めようとしたのだ。
百合は「愛する人がいるというのになぜ?」と説いたのだ。彰は板倉が逃げることを許した。
とうとう「彰」がその対象となった。「百合の花が咲く丘」へ行った
彰は将来、教師を目指したいと語った。こんなことを子供たちには味合わせたくないからであった。
百合は何度となく彰を止めようとしたが、結局戦闘機は空へ飛んでいったのである。
あきら・・・あきら・・・すすり泣く百合がいた。
百合は目が覚めた。学校の授業で「特攻隊」の博物館のような所へ行った。
すると、そこには手紙があり、「百合へ」と書かれた封筒が。
彰が最後に残した遺言は愛する百合へのラブレター。百合は「会いたい」と言い、その場で崩れてしまうのだった。
「泣ける」作品といわれています。私は映画館へ2回行きました。2回号泣した。涙腺が止まらないです・・・
52歳のジジイより
愛国心MAX
忘れられない
あきら役の水上さんの真っ直ぐな眼差しが強烈に心に残る。彼から発する台詞全てに切なくなった。
辛かったり悲しい場面で涙したのは当然だが、若者達が楽しく談笑したり、野球したり、ひかれる相手と氷を食べる、そんな場面でこそ涙が溢れてしまう。それが最後になるとわかるから。
現代からきた女子高生は『ちがうおかしい』と激しく叫ぶ。当時の女学生は色々な事を静かに呑み込むしかない。でも、恋をする気持ちは同じで愛おしさがあった。
特攻隊の物静かで優しい雰囲気の年上既婚者が、前日の決起集会では、一番力強く声を出してる様に泣けた。
子どもに戦争を考える学習としても、激し過ぎない作品かと思う。
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