劇場公開日 2023年12月8日

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「特攻隊の零戦時代に女子高生がタイムスリップする話だった」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 稲浦悠馬 いなうらゆうまさんの映画レビュー(感想・評価)

2.5特攻隊の零戦時代に女子高生がタイムスリップする話だった

2024年3月6日
iPhoneアプリから投稿

全てがなんとなく浅くて、取ってつけたような印象だった。

「特攻隊」「女子高生」「タイムスリップ」というエンタメになりそうな要素を安易に組み合わせただけというような。

ただ主人公の可愛さを含め、絵のビジュアルは綺麗だった。

# 顔と声が可愛い主人公ユリ (福原遥)

進路に悩む女子高生。顔とややアニメ声が可愛い。

ある日、なーんとなく戦時中にタイムスリップしてしまう。(なーんとなく)

そして大して驚くわけでもなくすんなりと町娘てしての生活に順応して行くユリ。

# 特攻隊員アキラ

ユリは特攻隊員のアキラと知り合い、そして恋に落ちる。

何をどうやって恋に落ちたのかはよく分からない。ここの描写が足りないので、その後の「大事な人が失われる」ということもなんとなく説得力に欠けたままになってしまう。

# メッセージ性

戦争を絡めた映画には必ず何らかのメッセージがつきものでこの映画も多分に漏れない。

「何故戦争のために死ななければならないのか」的なことが語られるが、このあたりは他の零戦映画、戦時映画でも散々にやり尽くされているだろう。

かと言って何のメッセージも言わないとそれはそれで旧大戦の礼賛のようになってしまい良くないのだろうか。

戦時が舞台になる映画であっても無理矢理にメッセージ性を出さなくで良いのではないかとは思った。

# 現実とのリンク

ユリは現実から戦時中にタイムスリップするわけだが、特に何かタイムスリップ特有の仕掛けがあるわけでもない。

強いて言えば日本が大戦に負けることを知っているということぐらいだろうか。

基本的にはただただ流されるままに生きるユリ。

# エンドロール前のタイトルコール

映画の最後の最後にタイトルが表示されるやつ。

ありきたりな作品に限ってこの手法を使うような気がするが、気のせいだろうか。

この手法なんて呼ぶんだろう。

稲浦悠馬 いなうらゆうま