「穴澤大尉の遺書や鳥濱トメさんを思い出す」あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。 甘野大介さんの映画レビュー(感想・評価)
穴澤大尉の遺書や鳥濱トメさんを思い出す
この作品にはモデルとなった実際の特攻隊員と食堂の女将がいると思います。
彰が百合に遺した手紙は、
穴澤大尉が彼女に宛てた遺書
1945年4月、出撃直前に『会いたい、話したい、無性に。』
と遺した遺書を参考にしていると思われ、食堂の女将は幾多の特攻隊員を見送り、戦後は特攻平和会館の設立にも尽力された
鳥濱トメさんでしょう。
永遠の旅に向う若者達が
最後にこの方に出会えたのは
唯一の救いであったと思います。戦後78年もの間、日本が戦争をしなかった理由の一つに彼等のような若者を二度と出してはいけないという反省が有ったからだと思います。
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