憧れを超えた侍たち 世界一への記録のレビュー・感想・評価
全17件を表示
佐々木朗希の涙
タイトル通り、メキシコ戦でホームランを打たれた直後のベンチ裏。溢れ出す悔しさ、怒り、そしてうなだれて涙を流すシーン。それがテレビ中継で観れなかったとてつもない伏線。そこからの劇的な大逆転で朗希が見せた歓喜の涙。ここがこの映画で一番涙が溢れた所。大谷、トラウトの結末も凄いけど「漫画みたい」と言う表現が最も相応しい場面はこのメキシコ戦だと思いました。まさに「スポーツ漫画の王道の展開」です。次世代のエースが放った一瞬の失投でチームがピンチ。それを頼りになる先輩のホームランで追いつき、流れに乗ったと思ったら再び勝ち越され、最終回にスランプに苦悩する四番がサヨナラタイムリー。歓喜に包まれて涙のハイタッチ。そして最強の敵の待つ決勝ステージへ! つづく! ベタベタにベタな昭和の熱血スポ根漫画の盛り上がる単行本の終わり方。今年一番魂が震えた映画でした。アマプラなのが悔しい。劇場で観たかったです!
これ、なんとかより外連味を盛り盛りにした熱い演出でアニメ化してくんないかな。
何度見ても胸アツ!!!
結果がわかっていてもドキドキワクワク!!!
WBCは過去2回の優勝も本当に素晴らしかったし感動したけど、今回の優勝はまた別格だったと振り返りあらためて感動することができました。
チームスポーツの素晴らしさ、日本野球のレベルの高さ、その頂点にいる選手たちのガチのプレイ、緊張感の中での筋書きが用意されているかのようなドラマチックな展開、いずれも最高です。
もう少し偏りなくいろんな選手の声を拾って欲しかったとも思いますが、時間の制約の中やむを得ないのでしょう。
長く重苦しかったコロナ禍の中、昨年のサッカーワールドカップからの今回のWBC、日本中に力を与えたし私自身たくさんの勇気をいただきました。
この作品へと言うよりも、侍ジャパンの選手並びに監督やスタッフの皆さんの頑張りに心からの敬意を表して星5つです。
大谷選手と同じ時代に生きられていることに感謝します。
映画以上の感動…
結果は分かっているが、また熱い感動が蘇ってくる。素材が素晴らしいのは勿論だし、サイドストーリーやこぼれ話が幾つもメディアで語られているので、新鮮味という点で作品としての評価が難しい。しかしながら、栗山監督の選手への気遣い、ダルビッシュ、大谷選手のそれぞれの他選手への盛り上げ方、源田選手の不屈の精神がより伝わってきた。佐々木朗希の涙が印象的。
すぐ配信されて嬉しいです。
どうやら映画館での上映は3週間だったらしく、おととい上映が終わってしまい「残念ー」と思っていたら、アマプラですぐに配信されていました。ありがとうございます!全ての映画がこうあってほしい!!
リアルタイムでWBCをニュース中心に見ていましたが、今回のはドキュメンタリータッチ。初めの1/4くらいは栗山監督が主人公でした。全ての選手にそれぞれストーリーがあり素晴らしいのですが、自分が感情移入して見てたのは栗山監督でした。
チームビルディングとしての考え方、各選手への気配り•声かけなど、文字にするとありきたりですが、「やっぱり大事なんだな」と。
「一人一人が日本代表です」みたいなことを言ってた気がするのですが、自分の身の周りの環境に置き換えていれば、職場でのスタッフはみんなで一つのチームという味方もあるけど、一人一人が各分野のスペシャリストである、という味方もできるかもしれないと思いました。
プレイヤーとしての主役は完全に大谷さんでした。バットを折った後、プロの同僚から「人じゃない(賛辞)」と言われてました。
いや実際、二刀流をドキュメンタリーで見ると凄いですね。ブルペンに行って、その間に打って出塁もするという。
あと地味に岡本選手が1番乗ってた気が。あと山川高穂選手がどれだけ映ってるのかを終始気にしながら見てました(笑)
あと白眉はメキシコ戦だったかもしれないと思いました。
野球ファンとして。
こういった映画は何人かをピックアップして進行するものだと思います。
当作品では大谷と源田がピックアップされており、ダルビッシュ・ヌートバー・村上等にも多く光が当たっていました。
・国歌斉唱時、ブルペンでもグラウンド同様に静かに立っていた(初めて知りました)
・源田がひたすらかっこよかった
・チームの雰囲気が良い
・バッテリー(佐々木や大谷、甲斐や中村)が交わす投球話を映してくれた
・アドバイスを行うなどコーチのような面も見せていたダルビッシュが、栗山監督と抱擁しながら発した「ホームランも打たれて最後まですみません」の言葉
・レギュラーシーズン同様に賑やかす牧
私は野球ファンなので楽しんで鑑賞することができました。
贔屓チームの選手以外にも、「この選手はこういう人なんだ」と知ることが出来、とても良かったです。
映画監督、編集者との観点のちがいかなぁ
全体的な構成が、私には合わなかったのかなと思います。
無音の効果も、、、?
エンドロール後のひとこまも、、、?
もっと選手個人の様子をしりたかったです。稲葉監督のときの映画の方が好みでした。
僕は侍ジャパンの一員
ずっと楽しみにしてました。
侍ドキュメンタリーシリーズ大好きです。
『侍たちの名の下に』『八月の歓喜/侍たちの栄光』このどれもが僕の心のストライクゾーンど真ん中に100マイルの直球で突き刺さってくる作品でした。
映画ファン以上にプロ野球ファンである僕は当然のことながら周りの知人が
「お前、ここ最近WBCの話しかしねえじゃん」と言われるほど僕は熱狂していました。
そのころからこの侍ドキュメンタリーシリーズを楽しみにしていて、ようやく劇場で観ることができました。
もう満員満員。平日の昼間なのに激混みです。1時間前に行っても前から3列目の席です。公開から1週間経ってるにも関わらず熱気が凄かったです。
そしていざ本編始まったらあの伝説の大谷VSトラウトのシーンから。あのシーンはもう自分が侍ジャパンの一員でベンチから身を乗り出して見守ってる感覚に陥るくらい臨場感がありました。
もうそこからお腹いっぱいになるくらい余す所なく、観たいもの全部見せてくれます。
•選手選考シーン
•ヌートバーの初めまして
•大谷の年齢確認
•源田のボルタレン
•号泣佐々木朗希(あとボールの跡も)
満腹です。腹苦しいです。
お腹いっぱい楽しませてもらって余韻を楽しむエンドロール。エンドロールもほぼジャパンのメンバー表なんで余裕で楽しめます。
そして何と言ってもエンドロール後の大谷のあの一言
たまらん!最高すぎる!タイトルあれにしちゃえばいいのに、『あれ?俺の〇〇ー〇は?』笑笑笑笑
最高の2時間でした。村上の無音シーンも良かった。
観終わった後に一緒に観た親父と焼き鳥でビール呑みながら語り合ってたのであんまり深く書けませんでしたけど、最高でした。大好き野球。
ps ナレーション窪田等で脳汁ブシャー
やっぱり村神
何度観ても飽きません!
メキシコ戦の時、村上のサヨナラ打の瞬間湧き上がった歓声が消えて無音になるときが本当に大好きです。何度観ても鳥肌がたちます。あの時の実況の盛り上がりなども好きですが、よくあそこで音を消すという発想になったなと脱帽です。計り知れない村上のプレッシャーが少しでも感じられた気がして、幸せでした!
侍ジャパン大好き!
新たに感動…
結果はもちろん、WBC関連はいろいろなメディアで報道されましたがこのドキュメンタリーはまた新たな面で感動しました。
栗山監督のチームの作り方、チームを支えるコーチ人、ベテランのダルビッシュの必要性、佐々木朗希の悔し涙、ヌートバーの愛され方、全てにおいてのスーパースター大谷、村上に託された侍ジャパンの責任感、源田の覚悟、牧の自然体のムード作り。吉田の淡々と寡黙に大仕事をやってる姿は正に侍!
栗山監督の『超一流の選手が集まると勝手にいいチームになるんです』って言葉は正に栗山監督が作り上げた最強侍ジャパンなんだなぁーと。
あの時の感動と新たな感動を体験できました。素晴らしい!
WBCから入った野球にわかも楽しい
今まで野球には興味もなく、ルールもいまいち分かってなかった人間ですがWBCは本当に楽しかったです。
知らなかった映像ばかりで、インタビューでは知っていた源田選手の骨折の裏側とか、佐々木選手がメキシコ戦で泣いていた場面が映像として見れたのが大満足でした。
選考会からの記録から見れて、日本代表という一大プロジェクトが始まる感もよかったです。
全編通してただ真面目なだけでなく、笑えるシーンも多く真剣勝負の裏側で選手、監督、コーチがみんな楽しんでいるという事がスクリーンから伝わってました。
クライマックスの、あいみょんの曲が流れたあたりから普通に感動しました。多分見る人によってうるっとくる場所はそれぞれだと思いますが、私は大谷選手が決勝後のインタビューで、子供の頃WBCを見てこの大会を目指した、というニュアンスの事を答えてた後ろで、過去大会のWBCのイチロー選手や当時の大会映像が流れた瞬間に落涙しました。もちろんリアルタイムで当時のWBCは見てないですし、イチロー選手や他の選手がどんな活躍をしてどんなドラマが起こったのか全然知らないのに、連綿とつづく野球日本代表の魂みたいなものがこの優勝に繋がったんだな、というのが一瞬で分かって、あの映像を差し込んだ人に拍手を送りたいです。
WBC2023を楽しんだ人は見て損はないです。
あの感動が再び!!
内容的には試合映像は準決勝、決勝が主でしたが、メディアにはでなかった選手や監督、関係者のコメントや行動が非常に興味深かった。特に、準決勝でホームランを打たれて、降板した時の佐々木投手の姿に涙が出そうになった。サヨナラ勝ちして、本当に良かった!!
野球に興味ない方(俺)でも超感動!!
時間潰しで観に行ったんですが、めちゃくちゃ良かった!
リアルタイムでは全く興味がなく完全スルーだったんですけど...スポーツって色々なドラマがありますね!
まず栗山監督率いる監督陣達、あんなベテランの監督になっても下にいる年下の後輩達に興味やリスペクトがあるんだなって思いました。
冒頭の「ダル呼んで一緒にやってみたい」って言葉が印象的!栗山監督の優しさの中にあるあの本気の目、年上、年下、関係なくいいチームにしたい!ってのが凄く伝わりました!
チームに関わってる人が全員素晴らして、ちゃんとお互いにフォローしあえてるからこそ優勝って結果が出せたんだと思います!
大谷翔平選手の投げても良し、打っても良し、ベンチに戻ってピンチのシーンでも皆を盛り上げようとする姿、何とかなるよ!位なあの前向きな姿は素晴らしかったです!!
エンドクレジット後の興奮した大谷選手、自分のグローブを自分で投げといて「あれっ?俺のグローブは?」は笑えた!
最後まで席を立たずにね⚾️
普段野球の試合は滅多に見なくなったけど、昔は贔屓のチームを応援しに行ったり、東京ドームに行きたくてどっちのチームのファンじゃなくても観戦しに行くくらいには好きで、今回のWBCも開催の声が聞こえてきてからなんとなく楽しみにしてました。
これはにわかファンにも充分楽しめるドキュメンタリー!当たり前か…
源田さんの小指骨折のシーンで早々に泣いてしまいました。
印象的だったのはメキシコ戦での佐々木朗希(愛ある呼び捨てです)…。
悔し泣きというより、責任感の大きさから来る絶望泣きに思えて、益々好きになりました。(いや、君じゃなかったら、もっと大量得点取られていたんだよ!)
チームの結束力を示すお喋りのシーンもあちこちに散りばめられていて(もっともっと見たいけど!)、満足の130分でした。
エンドロール(というほど長くないけど)の後のおまけシーンでは、大谷(愛ある呼び捨てです、もちろん!)の「俺のグローブは?俺のグローブどこ行った?」に、劇場内に最後の笑い声が響いてましたね。グレーのチャンピオンTシャツ着て、皆が優勝の余韻に浸っている中、ちょっと焦ってマジやばい顔で!
「いや、アナタが投げ捨てたのよ、思いっきりね」と全員ツッコミたくなる事でしょう。
ダル様のセリフじゃないけど「みんな、大好き!」
【”憧れるのは止めましょう!”と米国との決勝戦前に大谷選手は全選手に言った。2023WBC侍ジャパン密着の胸熱ドキュメンタリー。今作は、野球を余り観ない方でも見応え充分な作品だと思います。】
ー イキナリで恐縮であるが、私はプロ野球は観ない。高校野球の甲子園大会も観ない。(一部の高校だが、職業監督が居てプロ予備軍みたいなところが好きではない。)
だが、コロナ禍前までは、高校野球地区予選は週末良く観に行っていた。そこには一戦必勝の雰囲気が漂いながらも、試合後は両校の選手、応援団が相手を称え合う姿があったからである。涙する敗者の肩を叩く勝者の選手の姿などを見て、バックネット裏の最前列で涙ぐんでいたモノである。
故に、WBCだけは、敗者復活とかないので、結果だけは気にしていたのである。-
◆感想
・選手選考会から撮影は始まるのだが、その中でダルビッシュ、大谷と行ったメジャーリーガーも当然選ばれて行く。
ー サッカーと同様に、WBCやオリンピックでもこれからは、メジャーリーグで活躍する選手が増えるのだろうな、と思う。ー
・今作では、栗山監督の選手とキチンとコミュニケーションを取る姿が度々映される。そして栗山監督は”プロ野球監督と違うところは?”という問いに対し、”超一流の選手ばかりなので、育てるという気持ちより、一緒に学ぶ感じ。”と答えている。
更に彼は、全選手の前で言う。”キャプテンは設けません。”
そして、WBC経験者であるダルビッシュの元に行き、”スマンな。けれど選手を良く見てやってくれ!”と言うのである。
名将である、と思う。
・一番感じたのは、選手やコーチたちが野球を楽しんでいる姿である。特に大谷選手かな。緊張はしているのだろうが、それを愉しむ余裕がある様に見えたのである。
ー アテネオリンピックの日本の戦い方を思い出す。ガチガチに緊張して、果ては4番がバントをするのである。この辺りは、奥田英朗の「泳いで帰れ」に詳細が記されている。-
・ダルビッシュは栗山監督に言われたように、若き速球王、佐々木投手にスライダーの投げ方のコツを直に教えている。
・試合途中にヘッドスライディングをした際に、小指を折った源田選手が薬指と併せ、テーピングして試合に出る姿も、”悲壮感ありき”では映されない。
■準決勝のメキシコ戦で、それまで不振だった村上選手が逆転サヨナラ打を放つシーンはヤッパリ盛り上がったなあ。
選手、コーチ総出で、御祭騒ぎである。
(序でに、映画館も一部で歓声が上がる。)
<”因縁の準決勝”を際どく競り勝った日本は、決勝で王者米国と当たるのであるが、大谷選手は試合前に全選手の前で、明るい顔で”憧れるのは止めましょう!”と言ってグラウンドに出る。
そして、9回に汚れたユニフォームで(二刀流だからね。)マウンドに立ち、メジャーリーグのエンゼルスの同僚であり、強打者マイク・トラウトを見事に三振に取るのである。
いやあ、今作見応えがあったなあ。
2023WBCは、毎朝、新聞で結果を見てから会社に行っていたが、随分元気を貰ったモノである。
それにしても、今の日本の”野球”選手たちは鋼のメンタルを持ちながら、野球を楽しんでいるんだね。
今作は、全試合を見た人でも、そうでない人でも、面白く鑑賞出来る、選手密着型ドキュメンタリー作品である。>
全17件を表示