「☆☆☆ 栗山英樹とゆう男は、つくづく分からない男だった。 少なくと...」憧れを超えた侍たち 世界一への記録 松井の天井直撃ホームランさんの映画レビュー(感想・評価)
☆☆☆ 栗山英樹とゆう男は、つくづく分からない男だった。 少なくと...
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栗山英樹とゆう男は、つくづく分からない男だった。
少なくとも燕フアンにとっては。
持病に苦しみながらも長年苦労してやっと掴んだレギュラーの座。
それをいとも簡単に投げ出しての引退。
おそらく、当時の監督(初年度だったにしても)だったノムさんにしてみたら「一体、何を考えとんじゃ?」…の思いだった事だろう。
その後、一旦球界を外から取材し始め。元々持ち合わせていたソフトな語り口であり、物腰から。スポーツキャスター・(地方局での)解説者等を経て、球界関係者の中で次第に存在感を増して行く。
北海道の栗山町との繋がりが極めて大きかったのは、新たに北海道の土地へ進出した日本ハムとの太いパイプ作りに重要だったのだと思う。
遂にNPBの監督へと上り詰める栗山。
従来の《監督像》を一変させる【兄貴感】で、選手に寄り添える監督としての信頼を集めるに連れ、「あれ?日本代表の監督は栗山みたいに選手に近い距離の人選こそが大事なのでは?」と思い始める。
この頃、WBCは2回連続での準決勝敗退。
監督及び選手選考に関して、多くの疑問点が多く。次第に、「選手に寄り添える監督選考こそ必要なのでは?」の思いは更に強まった。
個人的な候補者として、巨人の原と日本ハムの栗山。段々とこの2人のどちらかに任せた方が、、、と。
実積では原だったのだが、その後数年間の原采配を見ていると、どうにも覚束ない。
次第次第に栗山一本でどうなのか?の思いが増して来る。
日本代表の中心選手として大谷翔平が来るならば。その横には、二刀流に最初に理解を示した栗山英樹の監督就任こそ相応しい…と。
そして遂に栗山が日本代表の監督に就任。これでやっと形(優勝)が見えて来た。
この頃、NHKで栗山が三原監督の監督ノートを受け取る映像を見るに連れ、「この男は、これまでこちらが思い描いていた人物とは少し違う!」事を思い知らされる。
、、、、、、、、、映画の話はどうした!…ハイそうでした。
ドキュメンタリーとして中身が有ったか?と問われたなら。これまで散々、テレビやSNSを通して流れて来た映像がほとんど9割近く有った様に思う。
一度も見た事が無かった映像としては。冒頭直ぐの監督・コーチ陣の数回に及ぶ会議冒頭映像。ヌートバー来日直後の清水コーチとの信頼を寄せ合う談笑場面。
それと韓国戦での源田の骨折のベンチ裏での慌てぶり。それと準決勝での佐々木朗希の悔し涙だっただろうか。
それ以外は、ほぼこれまでにも多くの人が目にした映像がほとんどだったと思う。
それ故に、ドキュメンタリー映画としての価値。
特別料金として2200円払ってまで鑑賞する価値が有るかどうか?とした場合は、個人的にはどうしてもこの採点にはなってしまう。
もしも、準決勝での周東の竜巻昇竜拳の映像を。マルチアングルから1分近く詳細に分析してくれたならば、★1つ増してあげても良いですけど。
…とは言え、やっぱり吉井が腹見せたからこの採点で(`_´)キッパリ
2023年 6月15日 TOHOシネマズ日比谷/スクリーン9