裸足になってのレビュー・感想・評価
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コンセプトはよかったんだけど…😥
予告編を観て、おおよその展開は想像できたので、とても期待しながら観に行きました😋
ほぼ予想どおりの展開ではあったんですが、全体的にわかりにくく雑な構成に感じたのと、ばらまかれた伏線が上手く回収されてないので、今一つスッキリしなかったですね😓
主演のフーリア(リナ・クードリ)は、ダンスも見事で表情もとても良かったし、他の女優さんも皆さん美しくて魅力的だったんですけどね😄
欲を言えば、もう少しわかりやすく丁寧な構成にして、伏線は全てきれいに回収してほしいなと思いました🙏
良作
血まみれのトウシューズで踊るバレエよりも、裸足で踊るコンテンポラリーダンスの方が生き生きして見えました。主人公に起きた事は本当に不幸ですが、そんな中でも光を見出す姿が感動的。手話を取り入れたダンスシーンのしなやかな動きと、強い目力も素敵でした。
冒頭のダンスシーンに息を呑む
舞台は北アフリカのアルジェリア。将来を嘱望されていたバレエダンサーの少女が、暴漢に襲われPTSDで声を失うも、戦争やテロで同じ様に心に傷を負った女性たちのグループに、ダンスを指導する中で再生していく感動ドラマ。
女性たちの力強いダンスが、イスラム社会での新しい女性の生き様を示唆している様で胸が高鳴る。
少女を襲った犯人の男が元テロリストで、警察の情報屋をやってるので逮捕されずに更に嫌がらせをやってくるとか、親友の女性が密出国で出稼ぎしようとして船ごと沈み命を落とすとかの、現代のアルジェリアの負の側面を暗示させるエピソードが随所に散りばめられていてなかなか重い作品でもある。
作品は早朝のピンと張り詰めた空気の中、無音で少女が踊るシーンから始まる。昏い夜明けの時間が、アルジェリア社会での女性の生き辛さや、そこから立ち上がる意志を示していて、まさに本作の内容を示唆する象徴的なシーンだ。
観たい度○鑑賞後の満足度◎ 自由(フーリア)は踊り傷つき泣き叫び躓き立ち上がり怖れ時に笑い時に泣きそれでも戦い続ける。本来“自由”とはそうやって勝ち取るものだ、ということを描いているように思う。
①アルジェリアの現代史を知らなければ半分も登場人物たち(殆どが女性)の心情も苦悩も希望も喜びも哀しみも理解できないだろうと思うけれども、映画としての巧みさに酔わされてしまう。
②アルジェリアの映画が、ビヨンセの「プット・ア・リング・オン・イット」のアルジェリアバージョンで始まり、途中の遊園地のシーンでなつかしやローラ・ブラニガンの「グロリア」アルジェリアバージョンが流れた時はビックリした。
③予告編を観て“踊れなくなったダンサーが聾唖の女性たちに踊りを教えて再生する感動もの”と思っていたら全く違っていた。
④“自由”という名をつけられたフーリアは、現在のアルジェリアという国で踊りを通して様々な過去や事情を持つ女性たちと関わることになる。
何が起ころうとダンスへの情熱を忘れないフリーアの生き様を縦糸とすると、彼女が出会う女性たちのあり方が横糸になってアルジェリアで暮らす女性たちの姿が織物になって目の前に現れるような感じ…
⑤フリーアは殆どはじめの方でショックから声がでなくなるが、その強い瞳・表情・踊りが言葉の代わりに彼女の内面を的確に豊かに表していく。
⑥聾唖の女性達が踊りが上達していく過程は殆ど描かれない。フリーアを中心に練習シーンが何ヵ所か挿入されるだけ。
⑦最後の群舞シーンは期待した程のカタルシスはなかったけれども、大変快い気持ちで全編を鑑賞出来た。
今週は大作があるが、個人的には裏本命枠。ただ惜しい点も。
今年249本目(合計900本目/今月(2023年7月度)35本目)。
(参考)前期214本目(合計865本目/今月(2023年6月度まで))。
第3金曜日は有休促進デーということでこちらを含めて3本です。
一流?のバレリーナが、ある事故に巻き込まれ、文化も環境も違う「別の舞台でも」バレエの環境してなじんていくという趣旨の映画です。
よく人名には何らか(どの言語でも)何らか意味があるとされますが「フーリア」という女性名は「自由」というところからくるのですね(フランス語圏では同じである模様)。
展開はかなりわかりやすく、いろいろ考えさせる問題提起型の映画ということになるとう思います。アフリカの国の中では比較的国として栄えているとされるアルジェリア(南アフリカの8割くらいと言われる)の中でも、ろう者といった比較的「社会的弱者」に対する配慮があったりなかったりという妙なちぐはぐさは、宗教分離はよく言われるところの宗教的な部分(ダンス・バレエを踊るのはけしからん、みたいな考え?)からきているのかな、とは思います。
この手の手話もの(ろう者を扱った映画)は、コーダ・あいのうたやほか、多くの賞を取ったこともあり高く評価されるとは思いますが、一方で「ろう者を扱わないと高得点にもならない」という「逆差別」が起きることがないこと「だけ」は留意してほしいな、と思います(身障者の障害区分の中でも一区分に過ぎないため)。
採点に関しては、明確に気になったのが下記です。
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(減点0.3/いわゆるバリアフリー上映でないことの意義が何ら見出せない)
・ 映画の展開的に90%以上がろう者との交流パートになりますが、日本での手話は、韓国・台湾手話とは一定の互換性がありますが(統治時代の関係)、当然アメリカやフランス、アルジェリアのそれとは何らの互換性もありません。
そしてこの映画の趣旨的にバリアフリー上映であってしかるべきものでもあります。
もちろん今は色々「過渡期」であろうと思いますが、映画の趣旨として「当然に」バリアフリー上映であるべきものがそうなっていないのは、「映画側の」やはり落ち度というか、配慮不足という点は否めないのではなかろうか、というところです。
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この終わり方はずるい!
新人の監督でエピローグが無駄に長すぎてクライマックスの感動が薄れてしまうケースがありますが、本作はクライマックスでスパっと終わり、「あと5分でいいから先を見せてよー」と心の中で叫びました。クライマックスをダンスや音楽にする映画はよくありますが、ラスト直前で初めて映る主人公の向かい側、最後の手話、この構成が素晴らしい。主人公をはじめ登場人物がみんな魅力的で、窓からダンスを覗いているチャラい男子も意外とナイスガイ。良い作品を見られました
予想とはだいぶ違っていたが、良かった フーリアは動くと魅力的 ソニ...
予想とはだいぶ違っていたが、良かった
フーリアは動くと魅力的
ソニアは見ているだけで魅力的
切なくて、優しくて、美しい映画でした
踊りは祈り
努力さえすれば大方やりたい事も欲しい物も手に入りそうな気になってたけど、平和ボケしてたんだなあ。
ラテンな国のカラフルで陽気な空気感と、反面守るべき規律が律されないために荒れる治安。
終わりの見えない喪失を抱えてしまった主人公が、リハビリ施設で出会った仲間と共に、踊りを通して体も心もリハビリしていく姿がとても美しかった。
海辺での魂の叫びのような踊りが忘れられない。昔から宗教にも踊りは取り入れられてるけど、踊りは祈りだよなあと改めて思う。
そして私はラテン美女がとにかく好きな事が今回よくわかったわ。
ペネロペ・クルスそっくりなママをはじめ、ねぇ、恐ろしいくらいに全員美女だったのよ!!
眼福でございました。
トロイコッツァー
2023年7月9日
映画 #裸足になって (2022年)鑑賞
アルジェリアを舞台に、バレエダンサーを夢見る少女が、男に階段から突き落とされ大怪我をし声を出すことができなくなってしまいます。
ろうあ者となった少女のリハビリ施設での再生が見所です
@FansVoiceJP さん試写会ありがとうございました。
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