湖の女たちのレビュー・感想・評価
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論点が多すぎ何も回収されない作品
松本まりかが主演なので観たいと思い鑑賞しました。
100歳の老人が介護施設で殺害(かどうかも不明)され
たことを軸に物語が展開するかと思いきや、
いろいろと話が分岐していきます。
松本まりか演じる佳代の性癖。
福士蒼汰演じる濱中も同様に。
このあたりは『正欲』を思い出してしまう描写でした。
濱中と伊佐美(浅野忠信)の激しい審問
vs容疑者松本(財前直見)。
容疑者になったのも強引に。
松本は警察に絶望し自殺未遂をするまでに。
追って松本はリベンジします。
そした記者池田(福地桃子)vs国家権力。
冒頭の事件が実は第二次世界大戦下の日本軍による
人体実験とつながっていることを突き止めたがゆえに
押しつぶされてしまう。
同様のことで、かつて伊佐美もつぶされていたという
こともわかるんですね。
そして池田vs 服部の娘。
この娘が100歳老人殺人の犯人ではないかと池田は考えており、
というのも、対戦中の日本軍の凶行に類似しているから・・・なのですが
これも闇の中。
他にもあったかもしれませんが、だいたいこんな線が描き出されていき
回収されていかないので、???って感じなんです。
長尺の割には残尿感がすごくある、そして映画的興趣も感じられる余韻もないという
なかなかに手強い作品でした。
松本まりかがもっと体当たりで演技していたら、見方も変わったかもしれませんが
ちょっと風呂敷を広げすぎな感は否めませんでしたね。
これを観て何を感じるか、そこから何を得るか次第で評価も変わろうかと思います。
私はあまり得られるものはなかったです。
内容は難しかったけど、主演二人の演技は最高です。
内容が盛りだくさんで、事件の解決を期待して観てしまうと終わった時「え?ここで終わるの?」となりますが、本題はそこではないことを理解すると「なるほど〜」と、なります。
星4.5のもーさんのコメントにバッチリ書かれてます。
福士蒼汰さん松本まりかさんの演技にはグイッと引き込まれました。これだけでも見る価値めっちゃあります。
久々スクリーンで見た三田佳子さん、やはり素晴らしい女優さんですね。
湖の描写は美しいです。
個人的には、執拗な捜査のシーンを減らして、夜の湖での出来事により二人が精神的に乗り越えることが出来たと誰もが判るようなセリフやシーンがあれば、「エンディングがいきなり来た」とならず、三田佳子さん演じる市島松江が出来なくて一生後悔し続けたことを松本まりかさん演じる佳代は乗り越えて出来た、と感じやすかったかなと思います。
予告編は美しかった。
世界は美しいかもしれないが、この映画は美しく無い。予告編観て期待大だったんですが。暴力狂気、人間の醜さだけが描かれている
お話もあっち行ったりこっち行ったり。
で、真犯人はまあなんとなーく。
湖でナニしてたん!?微妙に何処をどう広げて、あれを魅せたいのか迷走している
湖の湖畔道って行ったことある?
一周を自転車などで周れて綺麗だよ。特に夕方、良いよね。
でも、あちこちで確かに車が微妙な間隔で止まってて・・・
なんでこんな山道にとか、ずっと停車してる車が気になってたけど。
さてナニをしているのやら。
今日はそんな「湖の女たち」を観ましたよ。
兎に角、介護師役-松本まりかさん、刑事役-福士蒼汰さん お二人の
怪しいいぃぃド変態振りな愛憎劇が観れますね。
もうね、綺麗な湖畔沿いで車止めてナニにしてんねん。おめ-らよ~。
絶対声上がりそう。
かつ、関西弁に成り切れんセリフが飛び交ってて
イントネ-ションが基本可笑し過ぎるやろ。そう思う。
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・介護養護施設 もみじ園での事件。ここで呼吸器外されて老人が死亡するのよ。
他殺か、自殺か。人工呼吸器のアラ-ムが鳴ってたか、無かったか。そこが争点なんだが 決して終始裁判の話でもない。
疑われる介護師。最後まで自分は遣ってないと主張し続ける。
介護師の言う事は 老人は聞かないが、看護師の言う事は聞く。この葛藤は良く分かったかな。そこは良かった。
・状況から担当介護師だと決めつけ、自白に持ち込もうとする 刑事二人。
見ていて コレはアカンやろ!!の自白強要。
湖畔の刑事アフォ丸出しやないけ。もうちょっとマシな描き方無いのかな。そう思う。現実乖離してるから胡散臭く見えてくるな。
・血液製剤認証疑惑とか、旧日本軍の満州人体実験やってた731部隊長 の話など実際の話をボカシ変えて入れて来てるが殆ど本事件に直接掠りもしない。
背景設定で捉えるならシッカリ入れて欲しいけどね。
・結局? 怪しい映像がネットで出て。学生犯行説で終わる気なの?
それって問題でしょ。調べれば良い訳で。それもしないし。
老人は亡くなれば良い?その行動定義の真意も正せていないと思う。
モヤモヤ感が爆発寸前。老人とはいえ人の命をなんだと思ってテーマ入れてるのさ。そう思うよ。
・結局、怪しい女と 先輩への抗議が煮え切らんダメダメ刑事との
アフォアフォ場面だけが時間結構割かれてて。
この纏まりの悪さ、何やネンと・・・この時間返せと思うわね。
折角、松本まりかさんが体当たりで脱いでたのに。。。。
あんな投げた演出ありきでは可哀想ですよ。
そりゃ女優業このままで良いのかって思いますよね。
湖の事件なら、他に旅行鞄に老いた母の死体を入れて
港に沈めた人の事件有ったでしょ。
そう言う事件展開を膨らませて問題提起とかの方が良かったと思うのだけどな。
ちょっと今作の展開は変な方向に迷走してて残念でしたね。
興味ある方は
劇場へ。
評としては禁句だが、制作サイドが本作で何をしたかったのかさっぱり判らない
エンドロールでは『松本まりか』と『福士蒼汰』の名前が併記され
両者が主役の物語りであることが提示されるも、
実際はタイトルの「・・・・たち」が指し示すように
琵琶湖の畔に集う複数の女性の{群像劇}。
それも{輪舞}のように語りは進み、
観終わった時には焦点のぼやけた
何も残らない作品になってしまった。
原作はどうなのかは知らぬが、
監督・脚本の『大森立嗣』には猛省を促したいところ。
湖岸の町の介護施設で入居者の死亡が発生。
人工呼吸機の故障は考えられないことから
警察は殺人を、それも内部職員による犯行を疑う。
ここで見立てによる強引な捜査が行われるのはお約束。
犯人と目された『松本郁子(財前直見)』は、連日のように署で尋問にも近い取り調べを受ける。
ここで取り調べに当たる刑事の一人『伊佐美佑(浅野忠信)』の過去が語られる。
五十人以上の死者を出した薬害事件を上からの圧力により立件できなかった、とのトラウマ。
しかし、正義を目指し刑事になった男がなぜ
その一件だけで、以降は思い込み捜査をするようになったのかは釈然とせず。
ここに、その薬害事件に再びスポットライトを当てようと取材を進める記者が現れる。
彼女は嘗て闇に葬られた事件の黒幕に「731部隊」の関係者が居たことを突き止めるが
関連して披瀝されるエピソードもまた唐突。
あまりに寓意に満ちて、他の出来事とどう繋げれば良いのかさっぱり理解に苦しむ。
数十年前と同様、上からの圧力が再び掛かり、
取材を続けられなくなった『池田由季(福地桃子)』は、
投宿先の同地で起きていた先の事件に目を向け
真相らしきものに辿り着く。
が、それを証明する術は、なぜか見つからない。
同時並行でやはり施設の介護士『豊田佳代(松本まりか)』と
捜査に当たるもう一人の刑事『濱中圭介(福士蒼汰)』の関係が描かれる。
二人の出会いは了解も、その後の流れの不自然さは特筆もの。
とりわけ『佳代』が羞恥プレイを嬉々として受けるようになった背景が釈然とせず、
口をぽかんと開け見守るばかり。
五人の女性の過去と今、夫々が抱える葛藤、
世間での生き辛さに言及されるも散文的。
また官憲の圧力や、(直近でもあった)介護施設での一方的な思い込みによる殺人も
盛り込まれるが、何れも深く立ち入ることはないので
表面的な語りに終始し、鑑賞者の心に刻まれることはない。
唯一、義憤を感じさせる警察による威圧的な捜査も
無理筋に過ぎ、結局は白けてしまうほど。
そものもの発端となった薬害事件ですら、
規模の大きさを勘案すれば、そんな幕引きがホントに可能なのかは
首を傾げる。
制作意図すら判然としない、散らかりまくった一本。
主要な二人の関係性がどうにももやっとしているのも一要因。
『松本まりか』が〔夜、鳥たちが啼く(2022年)〕に引き続き
カラダを張った演技をしていることだけが評価点か。
福士蒼汰さんが素敵でした、、、
見たことのないひんやりと美しい福士蒼汰さんでした!!!自然な演技にすっと作品に引き込まれて行きました。
抱え込んだ暗いモノは身近な弱者へと向かって行く。現実を抱えきれなった時に現れる自分。たまたま相手も同じ様で、引き合うものがあれば圭介と佳代の様な関係になってしまうのだろうか、、、。絶望的な関係のようで、、最後は湖が全てを受け止めてくれる。ラストのシーンのそれぞれの湖を見つめる表情には泣かされました。
激しい旋律の劇中の音楽と穏やかな湖の対比も素晴らしい。人間について考えさせられます。
福士蒼汰さんとまりかさんのそれぞれが自分の手で自分を癒やすシーンは必要だったのだろうか。。そこだけ少し理解し難いかも。特に福士蒼汰さんのあの場面は無くても…と思いました。表情すごく素敵でしたけどね!!!!
深い映画でとても良かったです。
規律と歪み
天職を見つけたはずなのに・・・
不器用な二人が出逢えたはずなのに・・・
愛に生きたいだけなのに・・・
四周を閉ざされた澄んだ水達は濁ってゆく・・・
俳優さんのネガティブ発言が気になって・・・
いやいやいやいや、まてまてまて!?
「怒り」の名演技の嵐を思い出しましたよ!!
ホント!!!
☆5です!!!
何も終わらない
主人公2人の澱んだ恋愛感情?を語るのかと思いきや殺人事件や昔の薬害事件も絡み相関図が広がりブレ始める。そのため2人を丁寧に描かず不思議なSM的なやり取りのみを観せられ結果的に歪な主従関係を築かれる。そして最後のボートでの2人の会話もなんだか不可解な展開を見せられた。
澄み切ったものに憧れた者たちもいつしかその心を何処かに忘れてしまい澱んだ心を薄暗闇の湖の水面の様になってしまうことを反映してるのだろうか。
ただ観てるものとして感情移入しづらいし、物語として誰も救われないし何も終わらない。
リアルな描写なのかな
序盤は遅い喋りと無茶ぶりな警察にイライラ。でも怯える女の人のリアルな喋りとも思える。まるで都合悪い時のうちの奥さまを見ているよう。
明らかな説明は少なめのため、考えさせる作りだが夢中にはなれる。夕べ寝不足だったためカフェイン錠剤にガム持参だったが、使わなくても見入れました。ストーリーが暗く自分好みではないが、これは人によるのでは。
ストーリー以前に前提が 事実と違うねん❗️後半盛り返したが 俺的には無理‼️皆さんは是非 芸術気分で❗️
本作な 吉田修一結構好き 原作 だけに期待してた
結果は 芸術の心ゼロ0️⃣のワシ個人的にムリ作品だった。後半盛り返したが 何を言いたいのかわからなかったヨ
有料パンフ🈶は色々と高尚なことが書いてあります。是非 私も購入して利益に貢献したが、あらすじ部分除いて未読❗️
この文 後段のパワハラ定義は 端折ってます。
あっ ⑤追加!呼吸維持装置見たいのは マジうるさい 普通の大・病院でもフロア半分くらいに響く 不規則に 俺 入院経験から知ってるんだわ 音がすごい迷惑 どのくらいのレベルかというと 暴走族の例会集いの方が遥かに静か
というより この装置❓よりこの世でうるさいものないから ぴっぴ ぴっぴ ぴっって延々と続くから
俺 病院に療養のために予約入院したのだけど 3日間 一睡もできず 不規則な連続音ほどたちの悪いものは無い
作ったメーカーさん マジで安全配慮義務的に大問題 オイオイ一人の維持装置のために フロア半分以上うるさくて眠れないって カラクリいうと 耳の遠いお爺さんを隣接する病室入れてた
俺は 部屋のボスの発言が気になって病室変更申し上げたが 隣とは❗️マジ 訴訟もの
コレ ストーリーとはカンケーないからな❗️全くカンケー無い。チコっと出てくるが 話の本筋とはカンケー無い
ストーリーに触れずにダメなとこあげときます。劇場で具体的なとこは確認して 観客@3人だった 封切り翌日土曜夜夕方🌆
①刑事訴訟法的な 令和時代の取り調べがあり得ない描写
俺な、刑事法 シロウトやないねん。そこはずっと前から書いてるからね❗️
だから現実と比べると乖離し過ぎて 付いてけない
何、その取り調べ方法❓ 個人情報アウト しかも操作と下半身結びつけ
言語道断。 あと一般的な話 逮捕事案は当たり前だけど スマホとかは📱押収解析
途中 操作✖️ 捜査⭕️誤記あり
② 薬害事件はギリギリだが 73・カンケーは んなわけないわ 森村誠一さんも生きてたら疑問符だ❗️
③ 今更、政治家に 権力は無い。 日本医師・はあるかもな
④ 事件のつながりがモヤモヤ😶🌫️😶🌫️
全国の警察官👮の皆さんは 本作に 違和感MAXは相違ない
よくわからないけど 俺が俳優だったら 主人公のオファー断るわ❗️
是非 劇場で 個々を確認して
操作の基本 強要された自白は無意味というよりマイナス
せめて 証拠は無理でも 状況証拠くらいは・・・個人的ボヤキ
それから この作品と関係無いけど
職場のパワハラ ①優越的関係を背景に②職務の範囲を超え③職場環境【広義】を害する
まとめるとそういうことやねん まあ関係無いけどね
話のストーリーとか要素は 最近イラッと💢きたから書かんがな
具体的にストーリー知りたい方は是非劇場へ
ただ、これだけモラルに厳しい時代だから 女性の方 女性連れの方 心して臨んでください
意外に好印象カモ🦆
よくわからないけど 職業差別的なものは 俺は一切受け付けない人間なのでよろしく。
抑えられないムラムラな欲望。
湖近くに建つ介護施設にて100歳の老人が亡くなる事件が起こる、その施設で働く看護士と介護士とその事件を捜査する刑事達の話。
人工呼吸器を故意に停められ亡くなった老人、殺人事件と断定され刑事達の捜査が看護士、看護士に向くが…、その亡くなった時間に湖のほとりでアレをしてたと言えない豊田佳代と、その佳代にムラっとしちゃった濱中刑事のストーリー。
ごめんなさい!もう始まって早々に殺人事件どうこうでなく車内で始まる松本まりかのエロ描写を撮りたい監督のフェチ的な部分を感じてしまって(笑)
介護施設での事件、過去の50人近く亡くなってる事件を絡ませてるけど、結局まりかのエロ描写撮りたいんでしょ!しかも変態的に!と思ってしまった私。
上映時間140分ちょっとと長尺使うなら事件をハッキリさせるか、まりかの乳ぐらいは見たかった!もう1度書くが事件の解決より乳希望!(笑)
とりあえず本作、まりかのエロ描写があるから観れたけど、事件オンリーの話だったらちょっとキツかったかも!刑事達の取り調べはかなり違和感を感じたけどストーリー的にあんな感じだったんですね。
浅野忠信演じた刑事がかなりブラックだったけど彼のキャラは何か笑えたし、訴えられてるのになぜ余裕かます?福士蒼汰の蒼汰は作品とはいえどうだったのと気になるし、松本まりかさんの目、口、濡れ髪で出せる色気は凄いと思った。
賛否ある
と、監督が言い切ってたのが印象的。良くも悪くもおそらく原作を大事にしたんでしょう。
正直映画としては終始暗めだし、どのキャラもクセがあって好きにはなれず、共感も難しいので、重たい印象。どう解釈するのかが難しいのでつまらないと思う人も多そう。でも、この世界の汚さと、それとは反対の正義や、人間らしさや美しさなど、惹かれるシーンはところどころあったなぁと思う。
今回は舞台挨拶付き、しかも上映後だったので、監督や演者の思いや届けたかったものを聞けたのでよかった。特に松本まりかにとっては大きな挑戦で、重いものを背負って頑張ったんだなと言うのが、彼女のピュアな言葉や涙、言葉がなかなか出てこない、言葉で表現できない溢れ出すものみたいなところから滲み出ていてよかった。福士蒼汰もドラマでも思ったが、だいぶいい意味で気だるそうな空気が出てきて、大人の色気のある素敵な俳優になったなぁと思うし、財前さん、三田さんetc、周りを固める俳優陣もさすがだった。
にしても、本人も映画でも松本まりか綺麗だったなぁ。
主人公を変えたら面白そう
監督やキャストの言う通りあまり深く考えず観てみたが、あまりにも支離滅裂で本当に面白くなかった。
キャストもよくこの作品を引き受けたなと可哀想になるくらいの特殊な性癖で、どう頑張っても美しいとは思えないし、どこを美しいと思ってほしいのか分からなかった。
そして女性の描き方が本当に胸くそ悪くて受け付けられなかった。
記者の方は有能で、この方を主人公に話を広げた方が面白かったと思う。
とにかく繋がりのない不要なシーンがあまりにも多くて冗長に感じた上に、最後までスッキリ解決しない話で、物語のテーマも定まっていなくてまとまりがない。いろいろ盛り込んだ結果よく分からなくなる作品の代表例で稀に見る駄作。
ちょっと長いけど最後まで
今週は楽しみな作品公開が多いですが、タイミンでまずは湖の女たちから。評価がイマイチなので最後にしようと思いましたが、出ている俳優陣が凄いことと、大森監督ならと鑑賞です。
湖の近くにいる4人の女のストーリー。
初めは介護施設で起きる事件?事故?から始まりますが、ほかのストーリーも進んでいき、最後にまとまる、、、まとまらない、、、
どの女もなかなか壮絶というか、キャラが濃い。
4人とも演技がすばらしい。
松本まりかはとてもセクシー。
映画でないとこの表現が出来ないのだろうと。
前日に予告動画を見てしまったのであのすごいシーンを事前に知ってしまったけど。
言葉で言ってることと、本心がチグハグになる感じが絶妙で良かった
ちょっと長めですが、最後まで食い入るように観ることが出来ました。さすが、大森監督。
原作は知りませんでしたが、多分原作も素晴らしいのかと。ストーリーと良かったです。
壊れっぷりを楽しもう
いまいちの関西訛りには目を(耳を?)つぶろう。
組織・社会の壁に阻まれて、過順応した佳代、諦めきって居直った伊佐、完全に失敗した濱中の、三者三様の人格破綻表現が見応えあった。
731まで持ち出した背景設定は、かえってリアリティを欠くし印象が散漫になるばかりか、不必要に社会派ミステリー風味が付加されてしまって残念。
…ではあるが、上記三人の快演は特筆しておきたい。
支離滅裂で意味不明
刑事と捜索対象の女性との禁断の愛、警察による違法な取り調べと自白の強要、薬害事件の隠蔽と731部隊との繫がり、老人を害悪と見なす中学生達と、様々なエピソードが詰め込まれてはいるものの、どれもが中途半端で消化不良な上に、それぞれが有機的に絡み合っているとも思われず、何の話で、何を描きたいのかがさっぱり分からない。
ストーカーまがいの男と、欲求不満の女が惹かれ合っていく過程には説得力の欠片もないし、彼らの性愛も、変態プレーに溺れているようにしか思えない。
パワハラ気質に支配され、積極的に冤罪を作り出そうとしているかのような警察の無能さは目に余るし、殺人事件の被害者が、過去に立件できなかった薬害事件の関係者であるにも関わらず、そちらの線での捜査を行なおうともしないお粗末さには呆れてしまった。
いったい、いつになったら殺人事件が解決するのだろうかと思って観ていると、何の進展もないままダラダラとした話が延々と続くばかりで、そのテンポの悪さと冗長さにうんざりしてしまう。「社会派」とか「反戦」とかの味付けがしたかっただけとしか思えない薬害事件と731部隊のエピソードは、そっくりそのまま削除しても良かったのではないだろうか?
登場人物達の言動も支離滅裂で、誰にも共感を覚えることが難しく、せっかくこれだけの役者を揃えておきながら、その無駄遣いにしか思えないのは、本当に残念としか言いようがない。
湖は1Pスポット
介護施設で発生した100歳の入居者殺人事件を巡り操作にあたる警察達と取り調べる介護士の女性達、そしてそこに繋がる事件を追う記者の話。
看護師と介護士の関係がどうとかを匂わせつつ捜査が始まって、湖に朝日を見に行っていた女が…あ冒頭のヤツね…。
やり過ぎポンコツ刑事と詰められる介護士、そして別のロックオンをされた女と…途中まではそれなりに面白かったけれど、途中から刑事と女がの自分には理解できない癖の長〜い行になってなんだかね。
そしてMMO事件からまさかの某部隊に絡める無茶苦茶な流れにこどもにで白けまくり。
そのあたりから時に苦笑ものだし冗長だしで苦痛で仕方なかった。
(問題の核心部分に触れるのでネタバレ扱い)一人の法律系資格持ちの考察
今年190本目(合計1,282本目/今月(2024年5月度)24本目)。
(前の作品 「猿の惑星」→この作品「湖の女たち」→次の作品「碁盤切り」
※ 以下、検証、考察のために特定の固有名詞がでますが、それは検証・考察のものであり、特定個人や企業ほかを責めるものではないことを強く断っておきます。
さて、こちらの作品です。かなり難解なのではないかなといったところです。
多くの方にとって理解が難しいと思われる「薬害問題」「政治家の介入」「731部隊」ほかの論点に絞っていきたいと思います。
文字数がいくらあっても足りませんし、ストーリーについては他の方が書かれているので、考察の一助となればということでさっそく採点および考察に入ります。
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(減点0.8/「通達」の意味の誤用について)
・ 通達は、上級行政庁が下級行政庁に出すものであって、国民はそれに縛られることはありません(墓地埋葬事件)。 ※ 「編集部からの通達で~」のくだりのラストあたりの部分
(減点0.2/いかなる理解をするにしても複雑すぎる)
・ 以下の私の考察も一つの「こうではなかろうか」というもので正解とは限りません。ただ、おそらくそうではないかという筋のものですが、いずれにしてもここまでマニアックな内容は、映画を見ることを娯楽の一つとする一般的な立場では理解しがたいのでは…と思います。
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(減点なし/参考(考察)/この映画が述べる「薬害事件」「731」「圧力」などの意味についてのひとつの考察)
・ 以下は、行政書士試験合格者レベルの考察です(ある程度の基礎知識と文献調査が可能なレベル)。また最初にも書いた通り、考察のためのものであり、特定個人や企業を批判する趣旨のものではないことは強く断っておきます。
さて、多くの方はおそらくこの映画でいきなり出てくる「薬害事件」「731部隊」「厚労省からの圧力」といった、介護士の話とまるで違う話をいきなりはじめるこの映画は厳しかったのではないかと思いますが、個人的には以下のようにみました。
まず、「731部隊」は多くの方が知っている通り、第二次世界大戦中に存在した実在する部隊です。
ここで、この映画が指す「薬害事件」や「血液製剤」といった語が何を指すかは、映画内では明確にされていませんが、個人的には「ミドリ十字」(現在は廃業)ではなかろうかというのが見解です。
戦争終結とともに、731部隊の解散とともに日本は戦後復興していきますが、731部隊のおこなった「実験」はさておきも、そこで発達した医療の知識ほかは、戦後になっても一部、官民とわず活用はされています。実際に731部隊の元所属者が創立した製薬会社はいくつかありますし、厚労省(便宜上、現在の名称。以下全て同じ)の役人もまた、そうした知識をもっていました。実際問題、731部隊解散後に官民の「官」についた側も「医学知識の使い先」が問題になっていた(糾弾されるべき点)ことは知っていたはずです。
ところが、旧ミドリ十字のいわゆる薬害事件や血液製剤の事件は、会社側もいろいろ隠ぺいを図ったし、厚労省の役人もまた、一定程度の癒着があったことは薬害事件をめぐる裁判で明らかになっています(特定の会社を極端に優遇して他の会社の治験の審査を意図的に遅延させたり止めたりするようなことがあった)。そしてどちら(ミドリ十字や、他の類似する会社、官民の「官」の側)も裁判で裁かれたのはご存じの通りです。731部隊が発祥になる医療機関や医療機器メーカー、製薬業界の「すべて」が悪いのではないのですが、明確に知識を悪用したのがこのケースです。映画内では少し違った描写になっていますが、いずれにせよ血液製剤をめぐる薬害事件について厚労省やそのトップに近い立場の人が裁かれたのもはご存じの通り事実で、そこで問題になったのは単なる「口利き」や「わいろ」といった「ある意味」どうでもいいもの、あるいは「731部隊をお互い知っている中だからこそできたズブズブ関係でできた癒着」でもなく、「そうしたズブズブな関係をつづけた結果、被害者が拡大したこと」が問題になったわけです。
そして実史ではどちらもが裁かれ、実質的に国が被害者を救済する形となったことはご存じの通りですが、それは類似するケースでも参考にされたリーディングケースであり(B型肝炎訴訟ほか多数)、この事件は多くの方を傷つけた一方で、被害者に対してかなりの配慮がされた(補償金のほか、この事件が契機となって「免疫障害」という概念が内部障害の一つとして定まり一定の福祉制度(身体障がい者手帳の取得による税金の優遇ほか)がつくられた)経緯があり、今にいたります。および、これにより一定程度の救済が得られ「隠すべき存在」とされた薬害事件(というよりも、そこから発生した各種の感染症ほか)も、当事者が実名をあげて国会議員として立候補し、その後の薬害事件防止のため諸法律が整備されるように議員立法等で活躍したことは、誰しもがしることでしょう。
映画が述べている点はこうした部分ではなかろうかということはある程度の知識があれば推測がつきますが、ここまで求めるのは酷ではないのかな…といったところです。
官能ミステリー
これはこれで松本まりかと福士蒼汰の官能映画として観れてたんだけど、記者が登場した辺りの、福地さんと三田佳子編から別な物語になり、つまらなかった。
しまいには、ウトウトしてしまい、最後はどう繋がっていたのか全く分からんかった。
結局、100歳の殺人犯は誰に?
たくさん財前さんいじめられて可哀想だった。
違うのに詰められた福士君もだけど。
彼は変態だったから、しょうがない。(笑)
警官の内部も酷かったよね。
三田さんが見たあの少年が薬害事件の犯人だったんだろうか。
余談
福士蒼汰のお尻綺麗だったな(笑)
結びつかない
吉田修一作品は色々なストーリーが最後に結びつくという感じですが、今回の作品は結びつかなかったです。松本まりかさんと福士蒼汰さんが懸命だった分残念な気がしました。もう一度見ると分かるのかな‥
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