「吉田と大森の暗さには、もう古臭さしか感じない」湖の女たち Bluesboyさんの映画レビュー(感想・評価)
吉田と大森の暗さには、もう古臭さしか感じない
原作小説を書いた吉田修一と、監督の大森立嗣は、妙にウマが合うようだ。
しかし、彼らの行き方は、私の目から見ると、おおむね単に、チャイルディッシュにして田舎じみた、旧型左翼風のものでしかないし、両者のような表現者が、むしろマジョリティーを形成しがちな、近年の文学界や映画界の実態も、有り体に言って質の低さは否みがたいように思う。
ちなみに本作、そんな代物ではあったのだが、松本まりか様の美しさとエロさに惹き付けられて、何とか最後まで観賞することは出来た。その部分だけは、個人的に5つ星なのだけど。
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